蕭十一郎 第26集

お待たせいたしました(^_^;)

様々な事件が一気に起こる26集。
そして、意外な人物が意外な形で物語から退場します。
が……。
(話が進むと、その人物のことなんて、すっかり忘れちゃいそうなんですよね~。なんせ、展開が……(/_;)


さて。

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唯一の、璧君を偲ぶ“よすが”の紅紗さえ手放す十一郎

小瑾の代わりに、花嫁衣装をまとい、輿に乗り込んだ緑老頭。
そうとは知らず、身代わりの“花嫁“を乗せ、司馬山荘へ向かう嫁入り行列。
と、その行き先に倒れていたのは、これも逍遥公の配下だった素素という女。
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とは知らず――と言っても、花婿が、大家の主がちょこちょこ馬から降りて行って、姑娘、大丈夫かなんて抱き上げるのは、あまりに不用意――と思ったら、やられましたw
点穴されて動けなくなった司馬相の目の前、林の中から現れた逍遥公配下の戦闘員たちに、随従の司馬山荘の家人たちが次々と切り倒され、
更には、逍遥窟に居残りだったはずの小公子が、雪鷹の鼻先から花嫁を奪って逃げだします。
が、その赤い裳裾の下から覗いていたのは、
「男の靴!?」
愕然とした司馬相、また、事態を予測していたように助けに現れた賈信と連家堡の面々に、
「心底見えた!」
と、訳したいところですねぇ。
贋の花嫁までが連城璧の作戦で、自分は逍遥公を釣り出す囮にされたのかと、怒りに燃えて連家堡へ乗り込みます。

一方、身代わり花嫁として小公子に拉致された緑老頭、途中で正体がバレるか!? と思ったら、その寸前に小公子を点穴、あの赤い被り物から衣装までを着せ、こちらを身代わり花嫁に仕立てて、あっさり逃走。……意外に出来るジイさまでした(^▽^;)

その跡へ小瑾を追ってやって来た雪鷹、当然、
「城瑾はどこだ?」
ということになります。
「知らないよ!」
憎まれ口をたたいて去ってゆこうとした小公子に、今度勝手な真似をしたら殺すと師父が仰っていたと雪鷹。
で、やれるものならやってみなという小公子に――本当に剣を投げつけましたヾ(--;)
……まさか、本当にやるとは――と云うよりはむしろ、あれだけ小憎らしいキャラだったのが、こんな呆気ない死に方をした方に吃驚。

で、この小憎らしい小娘にも、死を悲しんでくれる人がいまして、なんと、あの素素が実の姉だったようです。
妹の死の悲しみを隠して逍遥公に使える素素ですが、先々何をやらかしてくれますか……

という頃、小瑾はというと、白緑両老頭によって、どこかの――って、そりゃ、何処かだろうね(^▽^;)――普段使われていない屋敷に匿われておりました。
そうして、司馬相に嫁ぐのは死んでもイヤという小瑾に、他の相手ならどうだ? と、2人が娶せようとしたのは他ならぬ霊鷲。
何かと自分を気遣い、面倒を見てくれていた霊鷲に、小瑾も好意以上のものを抱き始めていたようで、自分はとためらう霊鷲に、
「一生、私の面倒を見てくれる?」
「うん」
「だったら、私をお嫁さんにして!」
ということで、めでたく一組成立。
……ここぐらいは、明るい話題が欲しいですものね。

そうしてこちらは、風四娘宅の十一郎。
酔って眠ってしまった四娘を腕に抱いて――ああいう酒は、呑んでも酔えないと言いますからねぇ。多分四娘と交互に酒瓶を空けながら、時が過ぎるのを――彼女が眠ってしまうのを、待ってたんでしょう。
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そっと――2人が椅子の代わりにしてたのが、寝台らしいんですが、そこに寝かせてやって、四娘が捨てた、楊開泰の新店舗の所書きを握らせてやって、
「元気で」
そっと別れを告げて出てゆきます。
多分ことが終わったら、璧君だけでなく、自分を知るすべての人の前から姿を消すつもり――胸が痛いよぉ (/_;)

その十一郎が向かった沈家では、皆色々あって疲れているだろうからと、老太君が、飲むと安眠できるという安神茶というものを用意させておりました。
十一郎を待っていたいのだけれどという璧君、お願いを聞いてくれたら、これを飲みますと、老太君におねだり。(こういうところは孫娘だわね(^^)
「十一郎が帰ってきたら、また怒ったり罵ったりしないでね」
「安心おし。これから先は、もう怒ったりしないから」
言われて、お茶を飲んで、機嫌よく自室へ引き上げてゆきます。

その孫娘を思わず呼び止めた老太君でしたが、これが今生の別れとは、気色にすら出すこともできず、
「涼しくなってきたから、きちんと布団をかけて休むのですよ」
「いやだわ、お祖母さま。もう、三歳の子供じゃありません」
これも……なんとも切ない会話だわね。

そうして、居残った徐姥姥――太君は徐丫头と呼んでいますから、少女のころから沈家に仕えて来たんでしょうね――にもさりげなく別れを告げ、璧君を託した老太君、ひとりになって十一郎を待ち受けます。

それに応える様に沈家に戻った十一郎、璧君の部屋の戸を叩こうとして、聞こえて来る楽しげな歌声に、しばしためらい――
それでも、やっぱり最後に顔を見ておきたいですよね。
そうして、璧君に向けたのは、やはり笑顔で、
「今日は嬉しいことがあったのよ。お祖母様が、もう、私たちのことを怒らないって」
とっても嬉しいと子供のようにはしゃぎ、お茶の作用で眠くなっても、
「私たち、明日から4人家族ね。お祖母さまも、だんだんあなたのことが好きになるわ」
十一郎の肩にもたれたまま、幸福な夢の中に入ってゆく璧君。
その寝顔に、
「もし俺が、君を傷つけることをしたら、君は俺を許せるだろうか。怒らずにいてくれるだろうか……」
そっと呟き、寝台に寝かせた彼女の、二人の縁を繋いだ傷跡の残る手に、唯一の恋の記念ともらい受けた紅紗を結びつけ、意を決して部屋を後にする十一郎。

ですが、
「そなたが、私を助けに戻ってくれることは、わかっていましたよ」
準備は終えたと待ち受けていた老太君に、
「なぜ、俺があんたを助けなきゃいけない!?」
言葉をぶつけたのは、怒りというよりは、やり場のない悲しみからでしょう。

あんたは、死ねば救われる。
だが、俺は?
人の妻を奪い、老婦人を惨殺した悪名を背負い、人の蔑視の中、独り生きてゆかなきゃならない。
璧君だってそうだ。
狼を家に引き入れた恥知らず。両家を害し、離散させた、沈家の罪人、連家の奔婦。 
(その汚名の中で)たとえ彼女に、なお生きる勇気があったとしても、それは生きたまま死んでるようなものだ。
あんたは、そこまで考えたのか?

そんなことは、すべて考え抜いた末、と答える老太君。
しかし、事がここに至った今、老太君を救えるのは璧君と十一郎の、ただ二人のみ。
そうして、璧君に事を為させる――すなわち、太君の首を刎ねさせるほど、十一郎は無情ではあるまいと。

なんか、やりきれないよなぁ……。
十一郎の本質的な善良さ、侠気、情の深さ、弱い者、苦しんでいるものを見捨てられない優しさ。すべてが、この出口のない罠の中に、彼を追い込んでしまったわけですものね。

そうして、十一郎に対して受けた印象、さまざまの自分の想いを語り、実は十一郎が気に入っていたと話した老太君、
時を気にした彼に、三更まで、まだ時はあると言い、
「それまで、璧君の話など、して聞かせましょうか」
「…………」
「あの子が生まれてからの、そなたの知らない話」
微かに笑んで頷く十一郎。

…………う~ん。感想が、切ないと胸が痛いしか出てこないので、以下の感想はパスで(/_;)

という頃、連家堡の祖廟に乗り込んだ逍遥公、城璧の父、連正庵の位牌をはじめ、先祖の位牌を破壊。
邸も、雪鷹をはじめとする戦闘員たちの襲撃に会います。
賈信をはじめ、次々に倒れて行く連家堡の郎党たち。
そんな中、巧みに正体を隠しつつ、戦闘に巻き込まれた司馬相を、東来を逃がす二鍋頭こと蕭沛。

そんなこととは夢にも知らず、白緑両老頭は小瑾と霊鷲との婚儀を執り行い、
そうして少主・連城璧は、沈家にひそみ、自分の仕掛けた罠の完成を――十一郎が苦悩するさまを、じっくり見物する気でおりました。

とは知らず、璧君の幼いころの話に耳を傾ける十一郎。
その十一郎に、老太君は問います。一生涯、あの子を守り、面倒を見てくれますか。
「あの子が、そなたを、どのように扱おうと」
「彼女が俺を、どう扱おうと」
十一郎の返事に、これで思い残すことはないと安心した太君、改めて璧君を十一郎に託し、自分は、この先困難な道を歩まねばならない十一郎を、天から見守っていましょうと言います。そして最後に、
「一度だけ、奶奶おばあさまと呼んではくれまいか」

太君の前に膝をついた十一郎の、奶奶という、その一言が、涙で言葉になりません。
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「いい子だ。本当にいい子だ」
頬を近づける太君。腕が動くのだったら、抱きしめてやりたかったでしょうね。

運命の悪意は、蝕心草の毒によって璧君と連城璧の命を繋いだだけでなく、発作による痛みまでを同調させたこと、でしょうね。
この光景に妬心を突き動かされたのか、発作を起こした城璧に呼応し、一切が終わるまで目覚めないはずの璧君が、胸の痛みで目を醒ましてしまいます。
そうして、左手に巻かれた紅紗が、十一郎の自分に向けた別れの印だと悟り、
「奶奶」
祖母が何か言ったのかと、太君の居間へ向かおうとします。

まさにその時、十一郎に沈家の祖先から伝わる宝剣を示し、これで自分の罪を清めてくれるよう言った太君、
「剣を抜きなさい」
凛として命じます。

拒絶しようとする情を意志の力でねじ伏せ、抜剣する十一郎。
こうして心が通い合ってしまえば――それは、送られる老太君へはなによりの手向けですが、送る立場の十一郎は、尚更辛いですよね。
なので、
「できません」
最後の最後、ついに洩らしたこの弱音を、果たしてだれが責められるでしょう。

「いけません。今手を下さなければ、もう、私を制することはできなくなる。また、多くの人の命が失われるのですよ」
もはや猶予はない。早く。
太君に急かされる十一郎ですが――

ここで引っ張るか! と、思わず私も呻いたんですが、
続きは27集で。


蕭十一郎 第26集



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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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