秋水長天

 遊子帰客 夢断故郷雲水之間    西風古道 回首一片秋水長天

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蕭十一郎 第31集

30集の後始末&残り9話に向けての導入編。なかなか丁寧な作りですな。

31-3.jpg



さて。






「あんたの心は死んじまったんだね。そんな風で、何処をどうさすらってゆくの」
十一郎の様子を見かねた風四娘、生き返るためにもと、この地を去る前に、璧君に会って事情を明らかにすべきだと言います。
が、璧君には知られないように、というのが老太君の望みでしたからねえ。話すわけにはゆかないし――それ以前に十一郎自身が、現在の状態に疲れ切って、今更事態の変化や解決を望む気力もなくしてたんじゃないでしょうか。
俺の問題だから口を出すなと言って、また、四娘を怒らせてしまいます。

という頃――
なんと、武功を失った逍遥公を拉致し去ったのは、なんと連城璧。やはり、江湖に落魄の姿をさらしていたのは芝居で、裏で色々画策しながら――見てただけじゃんという説もありますが、この機会を狙っていた、と。
通りで、わざわざ開泰の家にの庭に忍び込んでたり、ちょろちょろとあの辺に姿を見せてたわけだ(全く可愛げのない (――〆)

で――手足を失った逍遥公、薬湯を入れた瓶の中に放り込まれているわけですが、その逍遥公を現在、閉じ込めてあるのが儡山荘――白緑両老頭から老太君から、果ては十一郎と璧君までが一時期閉じ込められてたあそこですな――と云うことは城壁、どうやら素素と結託していた模様。
で、逍遥公が気に入らないことを言うと、手にした果物ナイフで顔を刻むという残忍性を発揮しつつ、もし開泰が逍遥公の息子であったと世間に知られたらどうなるか――と、親心を盾に脅しをかけ、そうして要求したのは、逍遥公の武功の伝授でした。

「よかろう。すべて伝授してやろうとも」
哄笑とともに肯う逍遥公。

連城璧、そこまで堕ちたか! と思うわけですが――こういうところで最後の歯止めが利くかどうかが、その人間の真価か、とも思いますが、
そういうの、その人間の持って生まれた性情によるものか、育った環境による後天的なものか、どういうものなんでしょうね。

一方、その頃の連家堡では、帰って来た白緑両老頭が、少夫人璧君を前に、逍遥窟での戦いの報告。蕭十一郎は毛筋ほどの傷も追わず、楊開泰と風四娘の二人も云々と身振り手振りの所を、それで霊鷲はと、璧君が遮ります。

「霊鷲は、どうして戻ってこないのですか?」
「霊鷲は、雪鷹の遺骸と一緒に姿を消しまして――」

そのことについて、どちらが小瑾に知らせるかと、役目を押し付けあって揉めているところへ、当の小瑾が出てきてしまいます。
で、唯一の頼りと思っていた霊鷲が去ってしまって戻ってこないわけだから無理もないとはいえ、例によっての、誰の言うことにも耳を貸さない狂乱ぶり。
誰も私の事なんだ好きじゃないんだものと、正堂から飛び出していった小瑾を追って行きがて、白老頭がもしかしたらと璧君に告げて行った場所は――

ひょっとして落日峰ですか……(~_~;)
見たような崖の縁で、霊鷲は弟の遺骸を荼毘に付しておりました。名前に反して飛べない鳥だったから、死んだあとくらいは自由に、何処へでも飛ばしてやりたいと。
そうして、雪鷹がその死によって、さらに決定的に自分と小瑾との間に割り込んでしまったことを自覚した霊鷲、小瑾との別れを決意。いずこへともなく立ち去ってゆきます。

璧君からそのことを聞かされ、霊鷲が弟の死によって深く傷ついたことを知った小瑾、漸く心を静め――
「おなかがすいた」
…………親が死んでも腹は減ると書いた作家さんも、いましたからねぇ (~_~;)

で、どちらが小瑾についていて、どちらが食べるものを取ってくるかと、例によって揉めだした両老頭。それを、2人とも小瑾についていて、食べるものは私がと奥へ入った璧君、
割鹿刀を手に、おそらくは最後の別れに来ただろう十一郎と、顔を合わせてしまいます。
31-1.jpg

ただこれを届けに来ただけと、刀を壁際に置いた十一郎、
「安心してくれ。もう、きみの前に姿を見せることはない。蕭十一郎は、死んだと思ってくれ」
そのまま去ってゆきます。

なんか……優しすぎて腰砕けの男と、賢すぎて身動きの取れない女とかって、『デルフィニア戦記』あたりに載ってた記憶ですが、そんな感じで、ここまで来ると同情通り越して、もどかしくなってきますな。
お互い、本心では想いあってるのにな~。

と、そうしてこちらも、どうにももどかしい、もう一組のカップルヾ(--;)
大好きだった父の楊天賛と憎い仇の逍遥公が同一人物だった上に、父の仇――と、逍遥公に一撃――と云うか、一刺し浴びせちゃってるんですよね、楊開泰。
で、それはそれは深く傷ついて、周囲にまで陰の風を吹かせ滅の雨を降らせる状態。
周囲を無視して、やたら忙しく立ち働いていたかと思えば、もう、何もかも嫌になった、銭庄もやめと、経営を投げ出す始末。
(1年後に金を返す約束の十一郎も、失踪しちゃいましたからねえ)

泥鰍と頭を突き合わせて相談したり、何とかしようと開泰に付きまとった四娘ですが、とことん傷ついている開泰の心情を聞き――
「2日だけあげる! その2日が過ぎたら、もう知らないからね!!」
……とか言いつつ、結局面倒を見るんだろうなぁ。

そういえば、30集で開泰が逍遥公の正体を知ったところ、その場の全員に正体がバレたと思ったんですが、知ったのは、真正面から顔を突き合わせた開泰だけだったようですね。
で、それを口に出せなくて、余計に苦しんでいるわけです。

そんな息子の様子を、運び込まれた隣家の、塀に開けられた穴ごしに眺めるしかない楊天賛。

で――この話の中間あたりで、ちらっと十一郎が出てきまして、
なぜか逍遥窟のある荒山あたりで寝転がってまして(そういえば彼って、よくこんなところで寝られるなという場所が、お気に入りだったりするようで(~_~;)
31-2.jpg

十一郎と割鹿刀の所在を探す江湖ものに、
「蕭十一郎なんて奴は、とっくに死んじまったよ」
割鹿刀は、蕭十一郎でなければ抜けないから、探すだけ無駄――と云うシーンが入ってまして、欠伸まじり言う表情が、ちょっと以前の十一郎に戻ってたみたいなのに、ちょっとホッとしたり。
主役というのは、このように扱うものだよ、と思ったり(笑)
(だから、数話にわたって主人公が消失してしまった某番組とか、某番組とか、某DVDとか(^▽^;)

一方、急速に璧君に対して心を開いて行く小瑾。
嫂子は兄様が好きじゃないようだけど、兄様も子供のころは、あんなじゃなかったのよと昔話。
それによると、10年ほど前からの亡父の教育方針で、厳格に扱われ、情を断つようにと躾けられ、ああいう風に変貌していったのだと言います。
それで歪んじゃった訳、なんですかねえ。

その小瑾、亡くなった父の書き残したものを読んでいて、城璧が実は実の兄ではなく、よそからもらわれてきた子供であることを知ってしまいます。
更には、両老頭に向かって語るには、自分に本来伯父がいるはずだったが、生まれつき手足欠損があったため、連家の面目にかかわると、祖父が人に命じて山奥に捨てさせた――って、まさかそれが逍遥公じゃないでしょうね?

そんな家が栄えるはずがない、と思ったのか、そんな連家のありようが厭になったのか、ともあれ小瑾、家を出て、霊鷲を探して、見つけたら一緒に江湖を放浪しようと心を決めます。



蕭十一郎 第31集





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| 蕭十一郎 | 2013-07-17 | comments:0 | TOP↑















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