蕭十一郎 第34集

ずっと以前に買った○HKの中国語のテキストにあった「忙死了」という表現が、冗談じゃないな(^_^;) と思える今日この頃。

いや。残業とかじゃないんですが、今日組み立てて明朝出荷とか、今日組み立てて今日出荷――社長まで配線に混ざって、作ってその場で仕上げして、そのまま車に積んで持って行かれたものまであって――とか、そんなんばっかりで。
組み立て部門で配線までやる機種が大幅に増えてるし(3台でワンセットなのね)、なんか、組み立てに負担が増してるのを感じるな~。

というのは、さて置きまして。

物語というのは、何か所かで同時期に起こっている物事を並行して、すなわち、見る方からすれば交互になるように描く、というのをごく当たり前にやるものですが、
特にこのドラマの場合、同じ日の、ほぼ同じ時間に重要な事件が同時に起きる、という傾向が顕著なようで(^_^;)

さて。

!
今回、こんなシーンも

冰冰が小瑾であるか否かはさて置き、なんとか少主(連城璧)の動きを阻止して、命を守ってやらねばと、部屋の向かえ側で見張りを続ける白緑両老頭ですが、どうにも白老頭の瞼はふさがりそうな上に、城壁、扉から出入りしてるわけじゃありませんからね~。

という頃、楊開泰が借りた金を返しに十一郎宅を訪れた風四娘、二人の縁もこれまでと帰りかけますが、
「送らないから。気を付けて」
あっさり言われ、内心のむかっ腹を――隠せてませんな ヾ(^▽^;)
ちょっとお話ししましょうと、十一郎と冰冰の2人を座らせ、
「あなたたち、いつ結婚したの?」
「してない」
「な……。してないぃ!? (気を取り直して)冰冰姑娘、お腹のお子さん、何か月におなり?」
「六か月になります」
と、もう、この段階でぶちっときまして、十一郎を部屋のこちら側に引っ張ってきて、胸倉掴んで、まあ、つまりは、至高の命がけの大恋愛に破れたと思ったら、いきなりほかの女に乗り換えて、即孕ませたのか、この男はっ!! と、こういうことですな ヾ(~O~;)
(でも、傷心の度合いを考えれば、それもアリだと思うぞ)

しかも冰冰が、十一郎と璧君とのことも、老太君の事も、更には、この屋敷がその沈家の物だったことも、すべて承知で十一郎と一緒にいると聞いて、もう、ぶち、ぶち、ぶち、ぶち!
て、そもそも四娘に、腹芸とか理詰めで人を責めたてようとか、無理なんだよね。自覚してないの、当人だけだけど ヾ(--;)

で、ひとりで熱くなってる四娘と、ゆったり平然と座ってる冰冰の間で、十一郎が向うを向いて、とぽぽぽぽ……って感じでお茶を入れていて、おやぁ? と思ったら、
茶です。どうぞ
と云う感じで、差し出す態度と表情が、もう、以前の十一郎で。
で、四娘がお茶を飲みほす、そのわずかな間合いに、
「小香。冰冰を部屋へ」
「ちょ……!」
「腹が大きいんだし、彼女は大目に見てやってくれよ」
部屋へ戻してから、改めて四娘を見直して、
「その怒り方、まるで焼餅だな」ヾ(~O~;) コレ
「焼餅……。焼餅ですってぇ」
更に二つ三つキレたらしい四娘、
「あんたって男は! 良心を犬に喰わせちまったのかい!?」
どかっ! と腹のあたりを殴りつけると、
半年の余も行方をくらまして。戻って来たと思ったら、あんな妖婦と一緒で。残忍で傲慢で。あたしにも、璧君に対しても! 何か云うことがあったら、言ってごらんよ! ねえ! こら! 言えったら!!
一言いう毎に一発ずつぼかっ、ぼかっ、から、ぼか、ぼか、ぼか、ぼか。(こりゃ、焼餅と言われても仕方がないわ(^_^;)

というところで。
はい、出ました。

「いー」

(毎度、これでおさまるから大したもんだよね)
四娘を静めた十一郎、
「蕭十一郎は蕭十一郎。以前と少しも変っていない」
「また騙して」
「騙してなんかいない」
開泰の酒楼でのあの態度は、訳があって芝居をしていたのだと言います。現在は、その理由は言えないけれど――
「本当に変わってないんだね!?」
本当にと頷かれ、歓声を上げて飛びつく四娘。一緒になって笑い声を上げながら、その四娘をぐるぐる振り回す十一郎。という――まあ、七歳超えてから思い切り席を同じゅうして育った2人ですからね~。見てる方からすると、実に微笑ましい光景……の所へ、ひょこっと入って来たのが楊開泰。

で、当然のことながら誤解をして、もごもごと言い訳めいたことを言って出て行こうとするのを止めた四娘、またまた結局開泰の態度にブチ切れまして~~という2人の間に入った十一郎、四娘を静めて何かを言いかけた、その表情がぱっと切り替わるや、
「来た!」
「え?」
「行け」
「?」
「行くんだ。早く!」
二人を部屋から押し出すようにすると、そのまま冰冰の部屋へ。

その冰冰の部屋。小香と入れ替わりに忍び入った赤いスライム状の物体が、寝台の天蓋の内側に張り付くや、城壁の顔になって、連城瑾の名を呼びます。
赤い……

驚愕と恐怖に硬直しながら、咄嗟に仕掛けを作動させ、寝台から転げ出る冰冰。
「謀ったな!?」
網に捕らわれ、怨嗟の声を上げる城璧。
(そりゃ、命がかかってるんだ。謀りますとも)

駆け付けた十一郎、冰冰を部屋の外へ逃がすや、網を破った赤いスライムに向け、
「逃がすか!」
剣を投げつけます。
それは屏風に城壁の体を縫い付け――奇しくも、逍遥公と十一郎が初めて戦った時の再現になったわけですが、そこへ飛び込んできた開泰、
「殺すな!」
とどめを刺そうとする十一郎を妨げ、剣を抜いてしまいます。

「開泰! それは楊天賛じゃない!!」
城璧の後を追う十一郎。
開泰とともにその場に残された四娘、騙していたのねと開泰に非難の目を向け、話す気がないなら十一郎に聞くと、部屋を出て行こうとします。
それに対して、漸く真相と、この半年間の態度の理由を告げる気になった開泰。

という頃、室外へは逃れたものの、中の様子が気になって、庭に立ったままの冰冰、傷を受けて血を求める城璧に襲われ、
幸い、十一郎が駆け付けるのが間に合って、城壁は逃げ出し、命は救われますが――その衝撃で流産してしまいます。
(で、医者の治療が終わるのを待っている間、心配そうに部屋の中を行ったり来たり。そうして小香が始末しようとする血染めの布に、なんとも痛ましそうな表情になる十一郎。確かに冰冰は被保護者とはいえ、本当に情が深いなあ。というか、お医者さんは絶対、この2人は夫婦だと思ったよな(^_^;)

以前に、私があの子を要らないと思ったから、あの子は私から去って行ってしまったのかしら。悲しむ冰冰に、君たちには母子の縁がなかったのかもしれないと、慰める十一郎。
「縁がなかったのなら、どうしてあの子は、私のおなかに宿ったのかしら」
「間違えることだってある」
「私疲れた。蕭大哥しょう にいさま。とても疲れてしまったわ。あなたは疲れないの? こんな風に、ずっと私を支えてくれて」
「君が生きていてくれさえしたら、生きる気力を持ってくれさえしたら、俺は疲れたりしない。愉しいよ。本当だ」
「本当に、いい人ね」
でも本当は、璧君が幸せでなければ、大哥の本当の幸せはないのよね。そうでしょ? 涙を流したまま目を閉じる冰冰。

――というこのあたりのシーンというか会話、非常に好きなので、延々と書いてしまいました(^^;ゞ
このドラマ、こういう、繰り返して見たいシーンが多いんですよね(と、比較対象を那辺に置いてるかは、言わないことにして(笑)

そうして、こちらはその頃の沈璧君。
祖母の死の真相をなんとしてでも突き止めたいけれど、あの両老頭は、尋常なことでは口を割りそうにない。城壁に忠誠を捧げているし――と云うところで、はたと思いついた璧君、老太君の血を溶かした水を飲みほします。
蝕心草の毒の作用で、自分と城壁の命はつながっている。城壁を死なせないためには、自分の治療をしなければいけない。
その城壁の命を盾にとって、両老頭の口を割らせようという――相変わらず、思い切ったことをするお嬢さんです。
が、この毒には解毒薬はない。首を斬り落として殺すしか、中毒したものを救う方法はない。両老頭に言われ、愕然とする璧君。早まった真似をと泣き崩れる徐姥姥。

一方、璧君の前を逃げるように去って来た白老頭、追いついた緑老頭に、
「儂は雷に打たれるのが怖いんじゃない!」
叫ぶように訴えます。
恐れるのは、城壁の所業が世に知られること。そうなれば、城璧自身は世間の唾棄するところとなり、連家堡の武林での面目も地に落ちる。
城璧自身は自業自得だから良いにせよ、大恩ある亡き老堡主に、それでは申し訳が立たない、ということでしょうね。

というまさにその時、城壁の部屋から異様な悲鳴と、救いを求める声が響き渡り、
「少主?」
主人の身を案じて駆け付けた東来が、部屋に引き込まれ、血を吸われてしまいます。
(ううむ。ホラーだ(--;)

そうして、遅れて駆け付けた両老頭と賈信、二鍋頭の見たものは、部屋に転がる二つの死体と、瀕死の東来。寝台の上で膝を抱えた城壁と、その口元を染めた血。
惨劇
早く逃げろ。言い残して息絶えた東来を抱きしめ、涙にくれる二鍋頭の横、少主はついに魔道に落ちてしまったかと視線を交わした両老頭、璧君の部屋に赴き、自分たちの知る一切を打ち明けます。
この毒は、死に至ることはないが、夜三更を過ぎると症状が現れ、解毒の方法はないこと。毒の研究をしていた白老頭の師祖は、解毒の方法を見いだせず、弟子に命じて自らの首を刎ねさせたこと。
そうして、城壁がそれを老太君に用いたことを、両老頭は、十一郎の訪れによってはじめて知ったこと。

「彼は、儂の前に跪いて哀訴したよ。だが、儂に天をくつがえす力などあるものかね!」

さらに璧君、その当時、老太君が手や顔を血に染めていたのを徐姥姥が思い出したことから、世を騒がせた白髪魔女が、毒に中った老太君であったこと、十一郎だけがその真相を知っていたことを悟ります。
十一郎も、真相を知っていたなら話せばいいものを。言う徐姥姥に、沈家の名節を考えて、それはできなかったのだろうと言った璧君、自分も老太君と同じ経緯をたどるのなら、同じように救ってほしいと両老頭に頼みますが、到底できませんと逃げられてしまいます。

老太君の頼みを受けた十一郎が、どれだけの勇気を、意志力をふり絞らねばならなかったか、今はじめてわかった。
何も知らず、深く考えようともせず、ただ嘆き、恨んでいた、つまりは十一郎を信じることの足りなかった自分を悔いる璧君。

ですが、三更を迎え、駆け付けた両老頭と徐姥姥の前、恐れていた症状は璧君を訪れず、代わりに盥に半分もの黒い血を吐いた璧君、胸の痛みを訴えて昏倒。
同時に、胸を襲った激痛に飛び起き、璧君の部屋を訪れた城壁も、その場で意識を失います。

2人がともにこのまま命を失うのなら、城壁のそれは悪行の報い。だが璧君は――これまで一切人を害したことのないこの娘が、これで死んでしまうと言うなら、天はあまりに無常だ。再び嘆き、涙にくれる徐姥姥。

そうして、2人の容態を見ていた両老頭、このまま助からないとしたら、せめて一目と視線を交わし、白老頭が十一郎を呼びに走ります。

璧君危篤の報を受けながら十一郎、
「駄目だ。俺は行けない」
苦悩の声を上げますが、
「蕭大哥、行ってください」
行かなければ、のちに悔いを残すことになるかもしれないとの冰冰の言葉と、城璧も璧君と同様に危篤状態にあり、今夜の襲撃の危険はないとの白老頭の言葉に、漸く連家堡へ駆けつけることができます。

そうして、漸く許された再会が、こんな形になろうとはと、識のない璧君の手を取り、涙ながらにかき口説く十一郎。
君が逝ってしまえば、俺はたった一人だ。お願いだ。死なないでくれ。生きてくれ。俺のために。亡くなったお祖母さまのために。
逝かないでくれ

意識を取り戻した璧君の、閉じたままの目から、す……と一筋の涙が流れ落ちます。
が、起き上がった彼女は冷ややかな態度で、老太君の首を斬って殺し、自分をだましていたことを忘れたわけではないだろうと、十一郎を追い出そうとします。

更に、意識を取り戻して駆け付けた城璧――って、外で見張りを務めるべき徐姥姥が、部屋の中ばっかり見てたものだから、まったくもう!
で、璧君の十一郎に対する態度に、してやったりという顔を見せるあたり、実に憎ったらしいんですが、十一郎を追い出してしまいます。

城壁の璧君に対する想いも、深さにかけては十一郎に負けないとは思うんですが、その表し方が、片や押し付けと独占、片や思いやりと献身では、どちらに勝ち目があるかは、ねえ。

そうして仮の勝利感を味わった城璧ですが、この時彼を襲った胸の痛みは、璧君には訪れず――適当なことを言ってごまかした両老頭、これは毒を以て毒を制すで、璧君は奇毒の災いを免れた上に、蝕心草も解毒されたのかと、密かに喜びます。
(本当に……ご都合主義万歳(笑)

一方、同様に解毒されたことを喜ぶ璧君と徐姥姥でしたが、この際、連家堡を離れてはという姥姥の言葉を、お祖母さまの敵を討たなくてはと璧君、退けてしまいます。
更には、それなら十一郎と手を携えてという提案にも、彼には現在新しい女性がいて、子供も生まれる。その幸福を、自分のために妨げることはできないと――鳳凰の釵と紅紗を十一郎が懐に入れていた、その意味くらい悟れよ、璧君ヾ(~_~;)

というところで、35集へ。

蕭十一郎 第34集

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