侠客行 第11週

先週で師父たちに置き去りにされてしまった狗雑種(のらいぬ)クン。
原作の展開からすると、そろそろ例の2人に出会って、10年ごとに武林を訪れる災厄ともかかわりになって――のはずだがなぁ……と思ってチャンネルを合わせたんですが、それまでが長い、長い(^▽^;)


さて。


食うにも困る状態になって、長楽幇の分舵に舞い戻った石中玉(せき・ちゅうぎょく)と歓歓楽楽(かんかんらくらく)でしたが、実は、どうでも幇主を連れ戻したい総舵の方から、見つけたものはいくら、連れ戻したものはいくらと賞金が出ることになってまして、分舵の面々、それを目当てに中玉を送り返そう(で、歓歓楽楽は始末してしまおう)と目論んでおります。

歓歓楽楽の観察力から、その怪しげな動きを察知した中玉、日ごろの礼に皆をもてなしたいからと、影絵芝居を演じるふりをして、身代わり人形を仕立ててまんまと脱出。実家の玄素荘へと向かいます。
……というあたり、普通のドラマで見てたら、なかなか面白い、胸のすく展開なんですが、
これまたれっきとした水増しエピソードな上に、中玉って、どうやってもこうやっても好意の持てないキャラなので、顔見ただけでイラッ!(笑)

それにしても、ここのシーンと言い、道中や玄素荘での振る舞いと云い、原作ではかなり悪擦れしている印象の石中玉が、頭の中は狗雑種クンとどっちこっちのお子ちゃまにしか見えないと言うのは、そういう演出なのか、当人に演技力によるものなのかは不明ですが、どういうもんですかねぇ……(^_^;)

で、両親は留守だけれど、場所は実家だしで羽根を上している中玉の前に、恐ろしい顔の老婆に化けた梅芳姑(ばい・ほうこ)が姿を現し、黒白双剣の名をその振る舞いによって地に落とした中玉を、父の石清(せき・せい)は憎んでおり、自分はその石清から中玉殺害の依頼を受けた。が、親友でもある母の閔柔(びん・じゅう)に泣き付かれたため、命だけは助けてやると、中玉を玄素荘から去らせようとします。
しかも、楽しげな笑いが気に入らないからと、歓歓楽楽の笑穴を封じる――って、この人もキャラが変わってきてますが、かなわなかった恋の恨みを晴らすのに、ここまでやるって言うと、アンタ、古龍キャラかよって言いたくなっちゃいます(^▽^;)

一方、息子の行方を求める黒白双剣、凌霄城から摩天崖、長楽幇へと移動していって――貝海石(ばい・かいせき)に酒を勧められてたんで、一服盛られるんだったかな~~と思ったら、中玉の身代わりを仕立てたところに落とし穴が仕掛けてあったわけですが、兎に角捕えられてしまいます。
で、幇主を引き戻すための囮にするんだから、丁寧におもてなししろと貝海石が言ったのを、そういう意味に取ったんだね、下っ端AB、2人を牢に繋いでいたぶるんだもの ヾ(--;)

で、幇主のご両親をと見かねた侍剣(じけん)が、こっそり貝海石の扇子を持ち出し、令牌代わりにして2人を逃がします。
が、それは即刻貝海石の知るところとなり、その前に立った侍剣、
自分が2人を逃がしたのは幇のため、幇主の怒りを恐れたためだが、士は己を知る者のために死すという。幇主のために死ぬのなら恐れはしないと、手にした貝海石の扇子で自害しようとします。
が、それをとどめた海石、侍剣を長楽幇から追放するのでした。
貝大夫も、幇の兄弟のために、なりふり構わなくなってるだけで、鬼でも蛇でもないものなぁ……。

そうしてこちら、侍剣の情けによって長楽幇を逃れた石閔夫妻、中玉程度の器量の者が長楽幇のような巨大組織の幇主に収まるなど、どう考えても変だ――と云うところから、思い当った節もあり、それを確かめるためにも、武林の友人知人を訪ねて情報を集めて歩くことにします。
が、その行く手を塞いだのは、累々たる屍の山と、木に打ち込まれた人の顔を象ったふたつの令牌。
10年に一度、中原武林を訪れる災厄が、今度も姿を現したことを、ここで夫妻は知ります。

そして、その災厄は、狗雑種の目の前にも。
偶々流れついた瀕死の男――速やかに死体になってしまったのですが――を目にしたことから、島を離れたのか、まだ島なのかが、このドラマではよくわからないんですが、人家があるところへ行った狗雑種クン、こちらも累々と転がされた死体を目にして――で、辿って行ってよその屋敷に入り込むなよ~と思うんですが(^_^;)
そこで、人の気配を感じて死んだ振り――って、わざわざあんな妙な死に顔を作らんでもヾ(~O~;)
というか、すぐに顔筋が疲れてバレるんじゃないか、と思ったもんですが(笑)

と、そこへ入って来たのは鉄叉会。で、殺されていたのは敵対する飛魚幇で、仇を討つ手間が省けたと喜んだ鉄叉会でしたが、壁に打ち込まれた二つの令牌を見つけた途端、恐怖に慄えだします。

それは10年に一度もたらされる、侠客島の賞善罰悪令と呼ばれるもので、これを受け取った一派の掌門は、必ず侠客島へ赴かねばならず、断れば一門一派は皆殺し。
そうして、島へ赴いた掌門、使い手たちで、この30年の間に帰って来たものは一人としていない、という、いわば恐怖の象徴になっているものでした。
――って、なるほど、ああいう形にしたのねと、思わずしげしげ眺めてしまった (^_^;)

で、鉄叉会が逃げ出し、自分も屋敷から出た狗雑種クン、ひとりでお肉を焼いているところへ、匂いにつられてやって来た、丸顔と細面のオジさんたち。
お若いの~~と、2人がみなまで言わないうちに、狗雑種クン、どうぞと肉を勧めます。
(ウサギかと思ったら、原作ではイノシシだそうで、なるほど人に大盤振る舞いできるわけです)

そうして、2人が口にする瓢箪から漂う匂いに誘われ~~お母さんに言われたからと、人に頼み事はしないはずだったんですがねぇ、ちょっと飲ませてほしいなと2人におねだり。
これは毒だと断った丸顔、狗雑種の内功の深さに驚き、そういうことならと、自分と相棒の瓢箪の中身を、飲みたいだけ飲ませます。

この瓢箪の中身、極寒と灼熱の、常人がどころか、この2人でも量を過ごせば死に至るという猛毒――で、少量なら薬酒になるわけですね。
一旦はその極寒と灼熱の症状が現れたものの、それぞれを内向で抑え込んだうえ、名前も名乗らず、流派の名もいい加減に誤魔化した――と、2人は思ったわけですねな狗雑種を、自分たちに敵対するための特殊な武芸を身につけたものかと勘違いした2人、酒の中に新たに薬を継ぎ足し――と云うところで、次回に続きます。

が、それにしてもねえ。
一口飲みたいなぁとお酒をねだるところとか、これがリー・ヤーポンクラスなら、もっと嫌みなく爽やかにやってのけたろうなぁと、つい、思っちゃったりしまして(^_^;)
そうすると、この狗雑種というのも、結構難役なんだろうなぁと思えてきまして、
そうすると、むしろ少々薹(とう)が立っていても、ベテランの俳優さんの方が良かったかなあ、なんぞと思ってしまいました。
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ジャンル : テレビ・ラジオ

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>原作ではかなり悪擦れしている印象の石中玉が、頭の中は狗雑種クンとどっちこっちのお 子ちゃまにしか見えない

逃げてきた長楽幇の分舵を頼る時点で、頭の中どうなってんの?って思いますものねぇ。
少なくとも、分舵の連中に対しても、ある程度の警戒心は持ってなきゃおかしいし、連中の異変に気づくのだって、歓歓楽楽じゃなくて中玉だろ、と思うんですがねぇ。

>そこで、人の気配を感じて死んだ振り――って、わざわざあんな妙な死に顔を作らんでもヾ(~O~;)

ですよねー。あれで笑いをとるつもりだったんでしょうか(^^;)

>(ウサギかと思ったら、原作ではイノシシだそうで、なるほど人に大盤振る舞いできるわけです)

イノシシですか、大した狩りの腕ですね~。
狗雑種クン、サバイバル能力高いのね(笑)

>一口飲みたいなぁとお酒をねだるところとか、これがリー・ヤーポンクラスなら、もっと嫌みなく爽やかにやってのけたろうなぁと、つい、思っちゃったりしまして(^_^;)

言えてます~。
ドラマの面白さって、役者の力もありますよね。

ふく*たま さんへ

> 逃げてきた長楽幇の分舵を頼る時点で、頭の中どうなってんの?って思いますものねぇ。

でしょー。
そもそも、逃げ出した理由が理由だし、もっと危機感を持ってなきゃ。
あれでは、単に幇主としての役割に退屈して、遊びに出たようにしか見えませんんよね。

> ですよねー。あれで笑いをとるつもりだったんでしょうか(^^;)

別に、このドラマで笑おうと思ってないから、いいのに(って、ちがうか(^▽^;)

> イノシシですか、大した狩りの腕ですね~。
> 狗雑種クン、サバイバル能力高いのね(笑)

なんか、金烏刀法を身につけたおかげ~~とかも言ってましたが。
武芸は、サバイバルにも役立つんですね(笑)

> ドラマの面白さって、役者の力もありますよね。

大きいですよねえ。
『PRIDE』も、小魚児を演じるのがディッキーさんじゃなかったら、あそこまで思い入れしなかったかも~ですし、『浣花洗剣録』も、演じるのがニコさんじゃなかったら、あそこまで大臧君にハマらなかったろうと思いますし。
プロフィール

rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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