蕭十一郎 第36集


四娘の婚礼
しかし、ほぼ全員が、これだけ間の悪い思いをしている婚礼って、ちょっとないでしょうねぇ……



さて、翌日。
十一郎と開泰は、白昼堂々と隣家を家探しヾ(~O~;) コレ
んで、閂を開けるのに、門の外側から左手を当てがって、その上から右手を当てて、一気に内功を注ぎ込んでへし折るという――このドラマは、武芸面でも、ときどきこういう、はっとするようなことをやってくれるから好き(笑)

捜索中

で、密室の仕掛けの戸棚を、動かそうと開泰が一生懸命引っ張っている間に、十一郎が引出しを開けて行って、三つ目がヒットで、いきなり戸棚が動き出して、驚いた開泰が飛び退くあたりで、ちょっと笑えましたが、
ともあれ、ようやく見つけた密室の中は、すでに空。
夜のうちに他へ移されてしまったかと臍を噛む開泰に、部屋に残された料理、箸茶碗が整然としているところから、四娘は自分の意志で動いていると推理する十一郎。
……てことは、何かあると四娘、相当暴れるんだ (^▽^;)

ともあれ、頭を突き合わせて相談しても、新郎の“花如玉”が偽名臭いと推測できた意外に良い知恵も出ず、そもそも四娘が何を考えて動いているかもわからず、婚礼当日を待つしかない2人。

で、入れ替わりに四娘と花如玉(実は素素)が密室に戻ってきてるあたりが、なんともはや……なんだけど(~_~;)
此処への出入り口は、花家の家族にしか知らせてはいけない秘密でとか、適当なことを言われて、目隠しをされて連れてこられてて、そこが自分の家の隣とも、騙されているとも夢にも思わない四娘、璧君救出に向けて、偽の婚礼作戦開始――のつもり。

そうしてこちらは、連家堡の自分の房に軟禁状態の璧君。
そこへ、突然部屋の奥から現れた城璧、璧君を点穴するや、何かを飲み込ませ――あとから見ると毒消しだったようです――そのまま抱き上げて自分の房――と云うか、婚礼の時に夫婦の寝室になるはずだった部屋のようですな、に運んでゆき、寝台に横たえ――
自分も隣に横になるのですが、指一本触れずに、一晩を過ごします。
(逍遥公の武功は、葵花法典とは違うはずですが……^^;

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んで、その間、繰り言をね、璧君に愛してほしかったのに、どうして自分たちはこうなってしまったのだろうとか、どうして自分では駄目なのか――最終的には天を恨めとしか言ってやりようがない感じだけど(璧君にしたって、そもそもが、自分家の屋根をブチ破って落っこちて来た青年を、ここまで命がけで愛することになるとは、予想だにしてなかったろうからね)ただ、後の行動を考えると、やっぱり城壁の自業自得でしょ、としか言いようがないです。
だって、愛してほしいとか言いながら、嫌われる方、嫌われる方行くんだもの、この男わヾ(--;)

一方こちらは、璧君を連れて行かれてしまい、自分は撒かれた毒のために部屋から出ることができず、扉の内側に座り込み、璧君、璧君と呆けたように繰り返すだけの徐姥姥。
で、様子を見に来た白緑両老頭、これは尋常ではないと、今度は城壁の所へ行き、何とか璧君を救おうとしますが、城壁の内力の強さに部屋に入ることすらできず――結局、部屋周りの毒を取り除いてやったんでしょうね。早朝の十一郎宅へ、徐姥姥、璧君を助けてと泣きながら駆け込みます。

が、十一郎は留守で、昨夜は一晩中お帰りがなく――と云う小香の報告を聞いた二鍋頭こと蕭沛おとーさん、十一郎を探して街中を走り回ることになった模様。

という頃、目覚めて、漸く璧君の唖穴だけを解いた城璧、四娘の婚礼に、璧君とともに供をするよう、両老頭に命じます。
で、城壁の目が離れた隙に、璧君を助けようとした両老頭ですが、自分がここで姿を消したら、四娘の大事な婚礼を毀すことになる。それより、城壁の襲撃があることを十一郎に知らせてと――璧君、妙なところで律儀なんだから ヾ(--;)

ところが、璧君の頼みを受けた老老頭が外へ出ようとすると、房の出口に立ちふさがった賈信が、城璧の令牌を持たないものは、何者も外へ出してはいけないことになったと妨げます。
……良くも悪くも城壁の忠犬ワンちゃんだからなぁ、この人は。
知らずにやってるのか、知ってても只盲目的に従ってるのかは知らないけど、もうちょっと自分の目で見て、自分の頭で考える必要があると思うぞ ヾ(~O~;)

ともあれ、連城璧という名の蜘蛛の放った糸に絡めとられ、四娘の婚礼を待つしかなくなった一同。

そうしてその婚礼の場となった酒楼。
普通の婚礼と大きく異なり、花婿は姿を見せず、花嫁姿の四娘が客をもてなし、一緒になって祝い酒を呑んだりしていますが、招待された客の方は、いかにも四娘らしいと大喜び。
ただ、どうして結婚相手が楊老板(開泰)じゃないんだと、不思議がる人も何人か。

というところへ十一郎と開泰が到着しますが、
「何の冗談だ、これは?」
言う十一郎に、結婚よと平然と答える四娘。
「だって、2人とも、あたしを要らないって言うんだもの」
こら、こら、こら、こら、こら、こら、ヾ(~O~;)

で、2人とも一晩中寝ずに心配していたと、これは実の姉弟のようなものですからね、素直に口に出す十一郎に対し、
「うん。あんたは心配してくれただろうけど、あっちはね~」
って、こ~れは、開泰ならずともへそを曲げるわ ^^;
(で、人前だからと宥める十一郎というのが、結構新鮮(^▽^;ゞ

連家堡の一党の到着――璧君と顔を合わせた十一郎が、無理に微笑って見せるとが、なんとも痛々しいんですが。
この婚礼の花婿は花如玉で楊開泰じゃないと城璧が言ったのにたまりかねたように、開泰はその場から立ち去り、四娘の目配せを受けた十一郎も、開泰の後を追います。
……ここまで計算に入れた上の罠だったとしたら、城璧、本当に大したものというか、乱世だったら一国の軍師が務まりそうですが――味方の方から離反者を出して、国を亡ぼすかな、やっぱり。

残った四娘は、予定通りに璧君と城壁を奥へ誘い、花如玉が城壁を足止めしている隙に、この婚礼は実はあなたを助けだすために仕組んだお芝居なのよと、壁の抜け穴から璧君を連れ出します。
が、そこで、花如玉に雇われていたんでしょう、花嫁の付き添いを務める役の女が、
「大変です。蕭十一郎が花嫁と連少夫人をさらって逃げました」
って、台詞が思い切り棒なあたりが、芸が細かいですな(笑)

これを聞いて憤怒の表情を作った城璧、来客の前に立つや、皆さんお聞きの通りと十一郎を人妻を略奪した悪人に仕立て、各位の協力を仰ぎたいと、十一郎の首に黄金五十万両の賞金を懸けた上、彼の財産も好きに奪っていいと一同を扇動します。
ホントやるもんだわ、というか、逍遥公より数段、悪役の格が上ですな。

そうしてこちら、まんまと城壁を出し抜いたつもりの四娘でしたが、逃亡中の馬車の中で、璧君が、あの花如玉は偶山荘にいた素素の男装と気が付いた――までは良かったんですが、馬車を止めようとしたところで、よく使われる例の噴射式の催眠剤を流し込まれ、璧君ともども気を失います。

ということが起こっていようとは、無論知るべくもない十一郎、開泰を追って泰源銭荘まで戻ってきますが、泥鰍が言うには開泰はまだ戻ってはおらず、2人で開泰は四娘のことで傷ついてるからどうとかと話していると、いきなり声がして――
ふと見ると開泰、箪笥と壁の隙間に拗ねた子供みたいに座り込んでおりました。

で、こりゃあ立ち直らせるの時間がかかるなと見て取った十一郎、
「わかった。一人の傷心は両人の哀悼。付き合う」
横に座り込みます。で、泥鰍には出て行けと合図をして、
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「お前さんは風四娘を想い、俺は沈璧君を想う」
「嘘言わないでください!! あんたにゃ、冰冰姑娘という佳人がいるじゃないですか! 何が璧君ですか。慰めようと思って、そんないい加減なことを」
「嘘か真か。明らかなのは、自分の心の裡においてだけだ」

……という、あらすじ的には省略しても差し支えの無いような部分に、こういう大好きというか、ツボなシーンが多いので、ずるずる長くなるわけですが(^▽^;)
十一郎としては、四娘が開泰を振ってほかの男に乗り換えるなどとは信じられないわけですが、開泰の方は、もう、四娘に見捨てられたと思い込んで、どこぞの海溝の、更に深いところまで落ち込んでいる様子。で、これは容易なことでは浮上してこないなと思った十一郎、結果を見届けて知らせに来てやると、開泰を残して店を出ます。

その十一郎を、やっと見つけた二鍋頭こと蕭沛おとーさん、徐姥姥が璧君を助けてと泣いて駈け込んで来てますと知らせます。
璧君ならさっき四娘の婚礼の席で逢ったがと、訝しむ十一郎。とにかく戻って話を聞こうと引き返しかけたところへ、わらわらと出て来たのが、十一郎の首にかかった賞金狙いの江湖もの達ですが……塵も積もれば山と言うけれど、山になっても塵は塵――と言った人がいたようですが、束になっても雑魚はやっぱり雑魚で――遊びの相手にもなっておらんよ、その程度の腕では(^▽^;)
というか、なんか、すごく久々のアクションシーンでしたな(^^)

で、これを群衆に紛れて見ていたのが白緑両老頭。
実は十一郎を見つけた白老頭、すぐに出て行こうとしたのですが、ちょっと待てと、これを止めたのが緑老頭。で、彼が目を付けたのが二鍋頭。
実は蕭沛おとーさんで、実際の武功は十一郎より上ですからね。それを隠してドタバタ戦ってても、見る人が見れば、おや? と思うようです。

ともあれ、襲ってきた有象無象が片付いたところで、二鍋頭は十一郎の手を引っ張って、その場から退散――って、多分日本では、やらないよね、この手を引っ張るのって。いい加減見慣れて来たんで、ときどき当たり前に感じて、見逃すようになってきちゃいましたが。
で、当然、これを追う両老頭(だから、人を跨がない ヾ(^▽^;)

そうして屋敷に戻って徐姥姥から話を聞いた十一郎は、璧君を救い出し、再び彼女とともに歩んでゆくことに望みを抱き、姥姥の方も、十一郎の璧君に対する真心に、一点のゆがみもないことに感動――した後で、ちょっと待て、じゃあ、あの冰冰姑娘はナニ? って、反応遅いって ヾ(^▽^;)
でもって、冰冰、別に嫁じゃないし。

ちょっとちょっとと追いかけて行くと、璧君を救うと出て行ったはずの十一郎は、後を追ってきた両老頭を相手に、四娘の結婚相手の花如玉とはどんな人物かと、情報収集の真っ最中。
(そういえば偶山荘で素素の顔を見たのって、十一郎と璧君だけだったっけ)
二鍋頭も交じっての情報と意見を取りまとめ、四娘の婚礼が世間一般の婚礼の形式から大きく外れているところから、あれは、璧君を連れて逃げるために四娘が仕組んだ贋の婚礼出たのではないかと、推理して見せます。

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ならば、四娘と璧君とは友人なのだから、案じる必要はないのではという緑老頭に、その四娘が花如玉に騙されているのではないか、それを案じているという十一郎。

その十一郎の懸念通り、四娘が意識を取り戻すと、そこは逍遥窟で、彼女は鎖につながれ、璧君は――中世ヨーロッパの魔女裁判で使われた鉄の処女を思い浮かべていただくと手っ取り早いんですが、ああいうものに閉じ込められていました。

そこで男装を解いた素素から、この企ての一切が城壁から出ていること、彼の望みはただ璧君が一生涯彼だけの傍らにいることであると聞かされ、
「あんたたち、頭がおかしいよ!!」
叫んだ四娘、どうしてあんな情を知らない悪党に従っているのかと素素に問い、
「ふぅ~ん。惚れてるんだ」
うわ……。男の趣味悪っ! と、条件反射的に思ってしまった (--;)
蓼食う虫も好き好きとは言いますけどねぇ、これはもうアナタ、トリカブトかハシリドコロにかぶりつくようなものでしょ。

そのための、璧君への嫉妬心もあってか、実際は城壁の命令なんでしょうが、溶けた鉄を持ってこさせた素素、鉄処女のつなぎ目に流し入れ、永久に開けられないように封じてしまいます。
(滅茶苦茶やる――と云う以前に、そんなことをしてトイレをどうするんだ!? と思った人、相当数いるはず(~_~;)

その夜、再び男装になった素素は、自分こそが四娘の婚礼の相手だと、傷心の開泰をいたぶりに来ます。
(こういうところは素素、小公子の姉だなぁと思えますねぇ)
喪家之狗だの、花公子を知って、初めて真の男を知ったと四娘が行っていただのの、あまりの雑言に、怒りの余り花如玉に打ち掛かり、首を絞める開泰。
背後からの気配に、思わず拳を繰り出したら、それは――と云うところで37集へ。




蕭十一郎 第36集

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