シルクロード英雄伝 第8集

本日、午後12時48分。室内の温度33度。屋外(軒先)の温度、45度。
確か、ここは日本だったはずですが(^▽^;)
(というか、いつごろから外の気温が、体温を越えるようになったんだろう)


さて。

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おそらくはその翌日、逍遥客桟となった城外の宿を訪れた藍雕(ラン・ディアオ)、沙鶏(シャージー)の前身が御前の衛兵の沙鐸(シャー・ドー)、すなわち逃亡奴隷だと知っていることを明かし、朝廷の臣である南天星(ナン・テンシン)に知られたくなかったら、これを燕逍遥(イェン・シャオヤオ)の酒に入れろと、毒薬の瓶を渡します。

実は――と、酒と瑪瑙の手料理を前に、燕逍遥にその話をする沙鶏。
「で、旦那の飲む酒に2、3滴入れる様にと毒薬を渡されたんだが、うっかり、一瓶丸々入れちまって――」
「――!」
頽れかかり、卓で身を支える燕逍遥。
沙鶏を捕えようとして、逆に現れた藍雕に取り押さえられる瑪瑙。
が、しかしこれが、燕逍遥と沙鶏の申し合せての芝居で、藍雕が燕逍遥に西域へ来た目的(刀爺の殺害だって、知れ渡ってるんじゃなかったっけ?)と、柳銀龍(リュウ・インロン)の行方を聞き出そうとして、喉元に得物を突きつけたところを、後ろに回った沙鶏が、ボカッー☆ ヾ(~O~;)
(また燕逍遥が「行くべきところへ送り届けてやった」なんて、すごい誤解を招く答え方をするし(^_^;)

こうして捕えた藍雕に、燕逍遥、手を組もうと持ちかけます。
組んでもいいが、沙鶏を殺すことが条件だと答える藍雕。
逃亡奴隷の命で、刀爺を裏切るなど、信じられるかという燕逍遥。
刀爺は世間が信じているような高潔な人物ではなく、朝廷からの恩賞を断ったのは、飛駝の力を背景に、西域の王になろうとしているからだ。孔雀刀を条件に、呪奴に一連の謀略を働かせている。彼が砂漠へ出た途端、呪奴が攻撃してきたのが、刀爺と呪奴が結んでいる証拠――と語ったところで燕逍遥、不意に襲ってきた苦痛に顔をゆがめます。

話はそれまで。時間切れと、瑪瑙を気絶させ、燕逍遥を殴り倒して、種明かしに掛かる沙鶏。
実は彼は呪奴――正式名称は『金鵬教』というそうです――の教徒で、酒に入れたのは別の毒。
「おそらくは虎風散だな」
言い当てる藍雕。
「いつ飲んでも、効き目の表れるのは真夜中で、何の予兆もなく突然発作が起こる毒」
と解説して見せる藍雕は、楽器を好む風流人で、双矛の使い手であるだけではなく、毒薬の専門家だそうで――こういうキャラを、結構勿体ない使い方をしてますよ、このドラマ――って、おっと、ネタばらし(^▽^;)

そうして、「マイクラ」という沙鶏の叫びに応える様に、この場に姿を見せた天琴(テンチン)にも、仲間になる条件として沙鶏を殺すようにと迫る藍雕ですが、
「教義に従って死を選びます」
言う沙鶏を、天琴、心だけで良いと許します。

「言いたいことでも?」
藍雕を連れて行かせた後、まだ意識を保っている燕逍遥に問う天琴。
瑪瑙を殺さないでくれという燕逍遥。
「この期に及んで、まだ他人の心配?」
「罪のないものを、なぜ傷つける?」
「自分の命の心配だけ、していればいいでしょう」
2人もともに連行するように命じる天琴。
愛した男が、自分の命は度外視して、他の女を庇うんだものな。複雑だよな~。

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そうして、藍雕を別の部屋に連れて行かせた天琴、途中で意識を失った燕逍遥を、殺すも連れ去るも自由と、処分を百花(バイホァ)にゆだねようとします。
「彼の刀もここにある。教派と敵対さえしなければ、それでいい」
それではというように、刀を抜き放つ百花。
「やめて!」
彼は呪度とは敵対していないと、それを止める瑪瑙。
南侯は、どうしてこんな愚かな女をそばに置くのかしらねと百花。
「代わりに死ねると言うの?」
「ええ」
「ほんとうに? そうは見えない」
――って考えたら、燕逍遥に想いを寄せる女3人が、意識のない彼を真ん中に、睨み合いというか三すくみというか……なかなかすごい構図だ。

しかも、燕逍遥に対する想いを素直に表せる立場の瑪瑙は、目下囚われの身で手も足も出せず、本心では彼を助けたいだろう天琴は、総護法として彼を処分しなければならないと言う立場に縛られ、天琴に対抗意識を抱く百花は、これは多分、自分の意地に縛られて、燕逍遥に対する想いは、面には出せないし、絶対に出そうとはしないでしょうしね。
(でも、しのぶれど色に出にけりというやつで。……全員が(^^)

まず、天琴の命で瑪瑙が外へ連れ出され、(燕逍遥を殺す)お楽しみは姐姐に譲るわと百花が去った後、た天琴、二人きりになり、意識を取り戻した燕逍遥に、自分を恨んでいるかと問います。
恨んでいるのは自分自身だと答える燕逍遥。
「昔のことは忘れて。それがお互いのためなの」
「そうかもな……」
それでも、中原へ帰れという天琴の言葉を肯んじようとしない彼を、天琴、『地獄』と呼ばれる場所へ送るようにと命じます。

物陰から、それを耳にする瑪瑙。
で、この娘さんが、ただの侍女でも娘でもない、というか、どれだけ危険だと言われても、燕逍遥にくっついて行こうとした自信の根拠が発揮されるのがここで、外に連れ出されたところで、護身術の基本ですな、相手の足を踏んづけて、ひるんだところで殴り倒して、武器を奪って、『地獄』の所在を聞き出して、燕逍遥を救いに馬を走らせます。

……こんな具合に、ヒロインが主人公を助けに走るパターンが出来て来たのって、いつごろからだろうね?
まあ、中国はもともと女侠の伝統は長いし、武芸のできない男性を助ける女侠の話というのは、『児女英雄伝』十三妹をはじめ、色々あるようですが。

一方、馬車の中の燕逍遥も、蹄の音を聞き、隙を見て見張りにつけられた莫七(モウチー)を殴り倒して自力脱出を計ります。
そうしてさらにもう一騎、馬車が止まったところで鞭を使って御者を絞め殺し、燕逍遥たちの脱出を助けたのは、
「この香り。正体はわかった」
とだけ言って、燕逍遥は敢えて名前を口にしませんでしたが、ターバンと覆面で顔を隠した百花でした。

という頃天琴は、捕えた藍雕を前に、やはり協力要請。
現在の状況は、孔雀刀を狙うものが作り出したものだと、刀の由来を語ります。
(そういえば元々のこの話って、孔雀刀の争奪戦って触れ込みだったんだよねぇ(^▽^;)
それによれば、本来孔雀等は『金鵬教』に伝わってたもので、それがあるとき、斑勇の父である定遠侯の手に落ちた。
以来何度も、宝物との交換を申し入れたが、刀爺も定遠侯も応じてくれなかった。
このままの状況が続くなら、呪奴としては、刀を取り戻すため、飛駝の皆殺しも辞さない。
燕逍遥と同じ地獄へ行くか、呪奴に協力して孔雀刀の奪還に手を貸すかの、二者択一を迫ります。

そうして、
「孔雀刀を取り返すまで、刀爺には生きていてもらわなくてはいけない。呪奴は燕逍遥を容認できないのよ」
「地獄へ行くのは御免だが、奴がどうなったか気になるな。毒が回ってどうなったか――」
「1時間以内に毒消しを飲まなければ廃人になる」
「飲んだら?」
etc……燕逍遥について、思わせぶりなやり取りが続いて、
「そろそろ、燕逍遥の魂が馬車に乗って地獄から戻ってくる頃あいだ」
……これ、これ、燕逍遥が脱出するシーンがなかったら、すごい効果的な台詞なんですけどね~(^_^;)

この台詞を合図のように、戻りましたと莫七から声がかかり、どうしてこんなに早く戻ったのかと訝る天琴の前に、莫七に曲刀を突きつけた燕逍遥と瑪瑙が姿を見せます。

「戻ってこないかと心配していたぞ」
「寂しかったか?」
「美女と一緒で、何が寂しいものか」
……こういうやり取りって大好き(笑)

見くびっていたわという天琴に、今度からは自分の両腕を斬り落とすか、体を調べるべきだなと、両手を戒めた鎖を引きちぎる藍雕。
実は、ここへ連行される前、藍雕、燕逍遥の顔を一発殴ってまして、その時に毒消しを飲ませていたのでした。
(その気で見ると、はっきりわかります)
「よく効く薬だった。――あの拳は痛かったな」
さらっとこういうことを言うあたり、男性にも好かれるんだろうなと思ったり(笑)

何故2人が協力体制をと問う天琴に、藍殿に聞けと言う燕逍遥。
燕逍遥は呪奴の敵だからという藍雕。

殺せばいい。刀を投げ返す天琴に、一度は抜刀し、彼女の首に刃を突きつけた燕逍遥でしたが、瞬間、愛し合った日々の記憶が心をよぎり、
「やめておく」
刀を収めます。

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……こういうあたり、冷徹な刺客であろうとしていても、まだ青年なんですよねぇ……。

西域から立ち去れと言う燕逍遥に、立ち去りませんと断乎として言う天琴。
伝説の刺客らしくないなと、それを眺めていた藍雕、
「おぬしと友情が築ければな」
「築こうじゃないか」
「刀爺を裏切れと?」
言われて、微かに嘆息する燕逍遥。
どちらも、好漢なんですけどねぇ。

これ、2回り目で、依頼主の本当の目的がわかって見てると、依頼主、理由はわかるけど罪作りなことをと、やりきれなくなります。

ともあれ、逆転して優位な立場に立った藍雕が、天琴を連行しようとしたその時、呪奴の戦士たちがその場になだれ込み、なぜか莫七を殺害。
応戦し、これらを尽く斬り伏せた燕逍遥たちは――と云うところで第9集に。


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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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