秋水長天

 遊子帰客 夢断故郷雲水之間    西風古道 回首一片秋水長天

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シルクロード英雄伝 第15集

連日の暑さと日照の厳しさに、一雨来ないかなぁと、
閑吟集の中にある

 あはれ 一村雨の はらはらと降れかし

なんぞという文句を思い浮かべたりしていたんですが、中途半端にパラっと降ってきたら、かえって蒸し暑くなったんという(^_^;)


さて。

14-1_20130822210049713.jpg

今回は、燕逍遥(イェン・シャオヤオ)と瑪瑙の絡みが多くて、アクションも派手で、かなり好きな回です。



謝(シェ)司冠との不毛な会談(どちらも譲る気がないから)を終えて、拉依(ルーイー)客桟へ戻った燕逍遥。
で、えらい回復が早かったな~と思ったら、やはり無理をしていたようで――と云うか、砂漠を移動して、あれだけの大立ち回りをやって、動き回って――なんてやったら、健康なものでも大概、体調おかしくなりますからね~。部屋へ入った途端にがくん・・・と来た感じで、刀で体を支えたりしてますが、瑪瑙がいるのに気付いて、何とか普通に歩いて見せるあたり、赤鬆(せきしょう)道士との決闘から戻った時の大臧君を思い出して、思わずニヤリ。

(自分のいるところが)よくわかったなという燕逍遥に、カンよと答える瑪瑙。
「危険なところへ、現れるから」
た……確かに (^▽^;)

逆に、燕逍遥にこの客桟へ来た理由を聞かれ、宿代を払い忘れていたからと答える瑪瑙、なんか、意地の張り方というか、韜晦(とうかい)の仕方が似てきたような?

そうして食事時、瑪瑙の杯に酒(大体葡萄酒なんだよね)を注いでやり、自分は手酌でいいから、お前も遠慮しないで飲めという燕逍遥。心なしか、表情も動くようになっていて、また一歩、瑪瑙を自分の内へ踏み込ませることを許したようです。
(こういいあたりも、なんか、観念的な狼の気風というかな~)

その燕逍遥に、一つ聞きたいことがあると言う瑪瑙。
「善意が伝わらない相手でも、困っていたら助ける?」
「親切の押し売りはするべきではない。かえって迷惑だ。俺なら立ち去る」

それならば、なぜここに残っているのか。隊商に恨まれているのに、なぜ内通者を探すのか。さらに問う瑪瑙に燕逍遥、現在の飛駝隊商の状況は自分が招いた災い。見過ごしにはできないと答えます。
依頼主である匈奴の老人を探し、行方不明の旗主たちと、孤児の行方を探し当てる。それまでは帰れない。
「なぜおれを刺した? 匈奴の手先と考えた。それと同じだ」
「誤解は解ける?」
訊く瑪瑙に、逃げれば自らの潔白を証明できないと答える燕逍遥。いつか瑪瑙が言っていたのと同じ、命と誇りとどちらが大切かと問われれば、自分は誇りを選ぶ。
「俺は、高潔でありたい」
天涯孤独の身の上。刺客という生業。それでも崩れたところがない、ときに白刃の鋭さも見せるけれど、人に対する優しさも持ち合わせているのは、こういう信念の故なんでしょうね。

そうして、
「南天星が俺を狙っていたら、お前はどうする?」
改めて問う燕逍遥の問いに、あなた次第では助けてもいいそうよと、瑪瑙があいまいな答えを返し、会話がその先へ進まないうちに、
「これを渡すように頼まれました」
拉依が一本の矢と布に書かれた手紙(こういうあたりは、結構細かく考証がやってあるのね(^▽^;)を持ってきます。
それは黒鷹(ヘイ・イン)からの果たし状で、「正大光明」という賭博場で待つというものでしたが、同時に、日没までに来なければ、拉依の家族を殺すという伝言もついていて――意外に汚い奴だったんだな黒鷹、と思わせられます。
行かない理由はないなと答える燕逍遥。
15-2_20130822210056793.jpg


という頃、侍女に誘われて市場で気晴らし中の葉亀(イエ・グイ)、僧侶らしき身なりの3人組が落としていった袋(?)に、彼らの後を追い、蒋虯(ジャン・チョウ)邱麒(チウ・リン)穆狼(ムー・ラン)の3旗主と再会します。
実は葉亀と蒋虯は恋仲で、その袋だか何だか、布製品だか革製品だかも定かじゃないんですが、その品物、葉亀が蒋虯に贈ったものでした。
姿を変えて葡萄城入りした理由を、内通者に気付かれないためだという3人。自分たちの結束の隙を突かれ、旗主たちは次々と犠牲になっていったのだからと、考え深いところを見せる蒋虯ですが、考えたら、この3人の中の誰かが内通者だったら、何にもならないですよね(^▽^;)
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ちなみに向かって左から、邱麒、蒋虯、穆狼、葉亀。

一方、一人賭博場へ向かった燕逍遥は、相手が飛駝の黒鷹だからという思い込みがあったんでしょうね、まともに罠の中に踏み込み、建物――と云っても、柱と屋根だけの東屋みたいなものですが――の中に一人取り残され、周囲を囲んだ射手から、一斉に火矢を射かけられます。
(で、彼を逃すまいと垂らした簾(すだれ)が、却って遮蔽物になって身を守ってるあたりが面白いというか、巧い演出だなと思うんですが)
矢を払いのけ、身を転じ、卓を蹴り飛ばして盾にし、外へ飛び出す燕逍遥。さらに、襲い掛かる多数の討手と、激しく切り結びます。
(ここも、最初は両手で柄を握ってたのが、途中から負傷している左の胸を庇う形で、右手だけで刀を振るっているところが、演出が細かい)
その燕逍遥に向け、塀に上った黒鷹が矢を射かけようとしますが――

黒羽の矢に射抜かれて倒れたのは、その黒鷹の方。
そうして、弓を片手に悠然と馬を進めて来る、まったく同じ身なりの人物に、燕逍遥を囲んでいた討手、一斉に逃げ散ります。

贋物に気付かぬとは、刺客の名が泣くぞ。言う人物は、偽の黒鷹より幾分年輩で、風格は数段上。
それに対し、俺から見たら、狗も狼もそう大差はないからなと答える燕逍遥。
「恩人に対する態度か?」
「よく言うぜ」
なんか、お互いに気に入ったみたいですな(^▽^;)
(私も、この黒鷹はかなり気に入りました)

違う状況で出会っていれば、友人になったかもしれない2人。
ですが、まずは、敵として出会ってしまった2人。
ましてや燕逍遥、俺が死んだら困るのはそちらだろうと、挑発するようなことを言うし(^_^;)

対して、自分は手負いのものとは戦わぬと、一応は寛大というか、なかなか恰好のいいところを見せた黒鷹。死にたくなければ、捕えた旗主たちを解放すれば許してやろう。死に急ぐなら、夜明けを合図に勝負だと、宣戦布告して去ってゆきます。
……結局は戦うのね。
15-1_20130822210055d56.jpg

そうして、黒鷹と別れ、客桟へ戻った燕逍遥を待っていたのは、拉依の妻たちに手当てを受けている瑪瑙。
「私は大丈夫よ。みんなもね」
笑って見せる瑪瑙ですが、顔なども、酷い痣になっていて、
「何があった!?」
思わず拉依に詰め寄る燕逍遥。

実は燕逍遥が出かけた後、客桟は黒装束に覆面の数名に男に襲われ、拉依とその家族を守るために剣を捨てた瑪瑙を、殴るだけ殴って引き上げた、ということでした。
「金創薬を!」
血で汚れた瑪瑙の衣服を入れた籠を探る燕逍遥。
これを塗ればすぐに治るからと、何やら子供のようなひたむきさで、少しでも瑪瑙の痛みを取ってやりたい、こんな目に遇わせたことを償いたい、何度断っても、払い除けても、薬を塗ろうとする燕逍遥に、ついに瑪瑙も隠し切れず、それが毒薬であると告げます。

「黙っていたのは、俺のためか。俺が復讐に行かないように」
復讐にはゆかない。怪我は眠れば治ると瑪瑙を抱きしめる燕逍遥。
虚空に向けられた瞳の色が、上下する胸が、なんとも言えない憤りとやるせなさを伝えてきます。

という頃、賭博場での決闘についての報告を受けた謝司冠は、早速天琴(テンチン)をつつきに出向き、あれやこれや――って、このオッサンが何を言っても、それで話が動いた形跡がありませんのでね。まあ、話の内容は省略していいかと ヾ(~O~;)

で、けっきょくは、朝廷の名によって、3日以内に東天王を自分の元へ出頭させるようにと命令。さもなければ、兵を用いて呪奴を一掃すると、最後通告をして帰ってゆきます。

一方黒鷹は、他の4旗主と合流。燕逍遥との決闘に向け、皆と気炎を上げますが、罠を仕掛けて燕逍遥を捕えようと主張する邱麒、敵がどうあれ信義は守らなくてはいけないという黒鷹と穆狼、敵は何を考えているかわからないという慎重派の蒋虯と葉亀の三派に別れ、飽くまで自分のやり方を通すと決めている黒鷹、ほとんど席をけるように、その場から去ってしまいます。


そうして拉依客桟では、出かけようとする燕逍遥の気配を察して起き出してきた瑪瑙に、もっと寝ていろと言った燕逍遥、
「中原に帰ろう」
口にして瑪瑙を喜ばせますが、すぐにでも出発の支度をしそうな瑪瑙に、
「まだ焦るな」
って、なんか、風邪でも引いて寝てる小さい妹に、治ったら遊びに連れて行ってやるから早く良くなれって言って、もう治ったもん、熱もないもんと起き出されて困惑してる、ちょっと年齢の離れた兄ちゃん、というのを連想してしまったんですが(笑)
兎も角、そんな感じで(内心、しまった! と思っただろうな~)何とか瑪瑙を宥めようとする燕逍遥でしたが、南天星の所へ復讐には行かないでと、自分の内診を言い当てられてしまい――
ここで、無表情に困惑している燕逍遥というのに、またまた大臧君を連想させられてしまい、思わずニヤリ。
なんか、意外に似てたんですなぁ、この2人。

というところで第16集へ。

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| シルクロード英雄伝 | 2013-08-22 | comments:0 | TOP↑















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