秋水長天

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シルクロード英雄伝 第19集

8月も今日を入れて2日で終わり。
なんか、慌ただしかったなぁ……。

さて。

拉依(ラーイー)客桟に安順の来訪を受けた燕逍遥(イェン・シャオヤオ)、南天星(ナン・テンシン)からと、標的の名を告げられぬまま、明日、手を下すように命じられます。
その前に瑪瑙に逢わせろ。言う燕逍遥。

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怖気づいたのかと口にした安順でしたが、燕逍遥の鋭い一喝に、明朝、河畔で瑪瑙に逢わせる。その時に計画書を渡すと言い置いて帰ってゆきます。
瑪瑙を想ってか、瞑目し、きつく刀の柄を握りしめる燕逍遥。

で、この安順と云う男、な~んかヤな奴だな~と思ったら、
天琴(テンチン)を訪れた東天王の覆面の特使、声からすると、この安順のようですね。
明朝、瑪瑙を燕逍遥に逢わせたあと、処刑するように命じます。
それでは約束に反することになる。瑪瑙はただの侍女、何も知らないという天琴に、彼女はいろいろなことを知りすぎた、黙って東天王の命に従えという特使ですが、
本当に東天王の口から出た命令か、それ? なんか疑わしいなぁ。

その翌朝――
予感があったのでしょう、危険すぎる、考え直せと引き留める南天星を、
「翡翠は侯爺のためなら、死などおそれませぬ」
振り切って、謝(シェ)司冠の元へ赴こうとする翡翠。
その後姿を見送り、がくりとうなだれる南天星。
こういう男でも、自分の女に対する情愛はあるんだなと思わせる一幕でした。

そうして――
約束の場所で、瑪瑙を待ち受ける燕逍遥。
その前を、馬車で通り過ぎながら、命じられた計画書を落とす瑪瑙。
ほんの一刻交わましたなざしが、それでも互いが互いに取って大切なものになっていたことを、感じさせます。

さらに、その瑪瑙の馬車とのすれ違いざま、天琴の手から、燕逍遥が瑪瑙に渡した髪飾り(と訳されてますが、気になって中文版を当たってみたら玉佩だそうです)を受け取り、馬車の窓から別れのまなざしを投げて来たのは瑪瑙の衣装を着た翡翠。

そのまま瑪瑙に化けて謝司冠の官府に乗り込み、彼を討とうとしますが、返り討ちに合ってしまいます。
そもそも剣の腕前は瑪瑙の方が上――と南天星が言っていたし、謝司冠は燕逍遥や南天星と並ぶ使い手。なんて無謀な! と思ったら、どうやらここまでが計画の内。
死体を取り片づけろと命じた途端、近衛(こちらも中文版では侍衛)の一団が乗り込んで来て、その南天星の侍女が昨日、謝司冠の悪行を訴えに来た。詳しく聞き糺そうとしていた矢先に口を封じるとは――と、謝司冠を捕えようとします。

嵌められた、と悟った謝司冠、咄嗟に剣を抜き、その場から逃亡。
で、珍しくも武侠らしく、近衛兵の足を止めるために、でかい太鼓らしきものが飛んできてました。
(まあ、一般的な武侠だったら、門前にある石の獅子かなんかが飛んでたでしょうけど(笑)

一方こちらは、指示された場所なんでしょうねぇ、例の染物が干してある場所で待ち受ける燕逍遥の前に、連絡役として姿を見せたのは百花(バイホァ)。
(で、あれ? と思ったんですが、南天星は呪奴に瑪瑙を人質にされて――という設定にしてたんでしたね、燕逍遥に対しては)

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誰を殺せばいいと問う燕逍遥に、その必要はなくなった。瑪瑙は死んだと答える百花。
(それを聞いた燕逍遥の反応が、いつの間にそこまで瑪瑙を想っていたか――いや、面倒を見ていた子供を殺されても、こうなるかな)
燕逍遥に問い詰められる形で、瑪瑙が死んだ状況――南天星に取引を要求した謝司冠に瑪瑙は引き渡されたが、元の主人を庇って謝司冠の拷問にも屈せず、自害したと告げます。
謝司冠は南天星の元へ向かっている。ここで待っていれば逢える。
百花に言われる燕逍遥。

外側から見てると、実に巧妙な罠ですが――さすがの燕逍遥も、瑪瑙が死んだと聞かされて、冷静さを失っていたようですね。現れた謝司冠に向けて殺気を放ちます。
それでも一応、瑪瑙の生死を問いますが、百花の言葉通り、彼が瑪瑙に渡した玉佩を謝司冠が持っていたことから、百花の言葉が事実と思い込み、剣を向けます。
やむなく剣を抜き合わせる謝司冠――というより、やる気満々に見えますが(^▽^;)

で、同格の二人の使い手の対決は、どんな激闘に――と思ったら、これが意外なことに頭脳戦。
干された無数の染物の影に身を隠した燕逍遥を、謝司冠が追いかけ、探し、気配を探り――
白い布の向こうに射した影に、はっ、とそれを切り裂いた――刹那、燕逍遥の振るった刀が、彼に致命傷を与えます。
「さすがは天下第一の剣客。そなたに斬られて悔いはない。が、私は瑪瑙を殺してはいない」
騙されるな。言って息絶える謝司冠。
構えた刀をおろし、心なしか悄然としたように見える燕逍遥。

と、そこへ南天星の私兵を率いて現れた安順、瑪瑙に逢わせるからと、さくさくと謝司冠の死体を片付けさせた上で、燕逍遥を馬車で砂漠へ伴います。
が、これが――大概察しはついてましたが、ウサギ狩りは済んだから、猟犬も始末しちゃえというアレでして、瑪瑙はと問う燕逍遥を、伏せていた呪奴に襲わせます。騙し討ちなら始末できると思ったんでしょう。一流の剣客にして刺客を、舐めてかかっとりましたなヾ(--;)
あっという間に呪奴は返り討ち。
(襲われて、咄嗟に足元の砂を跳ね上げて、目潰しにするあたり、おお! と思いました)
安順も、意外にあっさりと、首を掻き切られて、あの世へと旅立ちます。
いやぁ、なんかすっきりしたなぁ。

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という頃、翡翠の死を知らされた南天星は悲嘆の涙を流し、報告に訪れ、必ず謝司冠を捕えてみせると告げる侍衛に翡翠の遺骸を返してくれるようにと頼みます。
自分の身内にはこれほどの情を見せるのに、周囲には、なんであれほど非情になれるかねぇ?
(ところで、この報告に来た侍衛が頭が丸刈りで、この時代の男性でこういう短い髪は奴隷か囚人だって、本で読んでたんで、なんか違和感。宮中に仕える人間って、奴隷が多かったのかな?)

一方――
元の石窟に戻されたんでしょうか。毒を飲まされようとする瑪瑙を、何か薬を使って処刑役の2人の呪度を倒して助けた天琴、一緒に逃げます。
瑪瑙の処刑に天琴が立ち会っていると聞き、裏切りを直感し、自ら配下を率いて追っ手となる百花。
(で、なんで馬の百花たちが徒歩の天琴たちに追いつけない? と思ったら、途中で隠れて追っ手をやり過ごしてたんですな。なかなか賢い。しかも、馬まで用意してあるし(^▽^;)

そうして拉依客桟まで逃れて来た天琴と瑪瑙でしたが、百花たちに追いつかれた上、拉依の子供たちを人質に取られ――しかも、百花の脅し方が、なんともいやらしい。拉依の子供2人を自分の両脇に座らせ、一緒に遊ぼうと優しいお姉さんの顔で、
「ねー。これは何かなー?」
短剣を取り出して見せるんですからねー。

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この状況で、なおも隠れていられたら、それはもう人間じゃない。
というわけで、百花の手に落ちる天琴と瑪瑙。
で、ここで瑪瑙が、逃げたのは私で、天琴は関係ない、自分を殺せと侠気を見せるわけですが。(当然、百花に貸す耳はありませんわな)

2人を庇い通した拉依を、思い知らせなさいと、部下に命じて袋叩きにさせ、立ち去る百花。

わずかに遅れて客桟へ戻った燕逍遥、妻たちの手当てを受けている拉依に、何があったかと事情を質し(はっきりと拉依を案じてるとわかる表情が実にいい)
瑪瑙が戻って来たが、ついさっき呪奴に連れ去られたと聞き、どうも、南天星が宿にしていた場所らしいですな――に乗り込みます。

しかし、そこには南天星の姿はなく、待ち受けていた男たちに刃を向けられます。
が、それを制止し、姿を見せたのはなんと刀爺で――

というところで、次回いよいよ――というか、やっと最終集です。
……なんかこれ、書きにくかった。(って、まだ終わってないケド(^▽^;)


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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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