秋水長天

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侠女闖天関 第6集

台風、久々にこちらへ上がってきまして――と云ってもコースを見てみると、三河の方を抜けたのね――昼前は、かなり盛大に降ってくれました。
で、まだ風はごうごう言ってますが、取り敢えず、我が家は無事。

台風が通過した地域、被害が少ないといいんですが。

さて。

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一夜が明け――
自分を救うために重い内傷を負った武媽を、自分の内功で治すことはできないかと考えた陸剣萍、武媽を訪ねて、試させてほしいと頼みますが――
心湖大師クラスの高手でなくては治せない傷。逆に扶桑の出身である自分の正体に関することや、その他さまざまの理由で剣萍を害することになるのを恐れた武媽、
「人には、いつかは別れがやってくる。儂も年を取った。いつまでもお前のそばにいてやることはできん」
しっかりと自分の足で立って、武芸の修練に励み、必ず父を助けだすようにと、こんこんと言い含め、どうでも治療をするなら小龍を呼んで来いと言い、その隙に姿を消してしまいます。

小龍小福とともに、懸命に武媽を探し回る剣萍。
が、武媽の姿は見つからず、代わりに見つけてしまったのが、想い人に裏切られて入水しようとしていた哀れな女性――を装った雪子 (~_~;)

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白瑞雪と名乗り、行く先がないという彼女を3人、武媽の住んでいた家に匿いますが、
小龍小福、布団やらの生活必需品を持って行くところを無極大師兄に見られ、後を尾けられ、

「お前たち、こんなところに女を隠して!!」
…………………………大師兄。相手は子供です ヾ(--;)

が、美人に弱いのは世の男の常。僧侶とは云え木石ならぬ身の――まして、こーゆー修行のできておらぬ人ですからね。薄幸そうに、しおらしげに振舞い、少林寺に女は置けぬと仰るのなら、出て行くほかはございませんと、立ち去りかける雪子に、
「行く先がないというなら、ここに居るしかないだろう!!」

もっともこれは、逆に“出来た”人でも、こういう薄幸そうな佳人を追い出すことはできないでしょうから――よく考えて仕組んだよね。さすが“くの一”。
(そういえば若寒が陸家へ寄宿することになったのも、最初の出会いは偶然だったとしても、これと似たような手でしたからねぇ)

ともあれ、黙認? という形で、ここに住んでもいいことになり、料理でも裁縫でも、お役に立つことなら何でもしますと、喜んで見せる雪子。

で、その雪子の姿を見かけ、あの丑八戒(と呼んでいるのだね、武媽のことを)若い娘を連れ込んだか? と思ったらしい宋隠娘、様子を見にやってきますが、武媽のことは知らないと言われ、首をかしげつつ、自分の家へ。
そうして、その自分の家の――あれ、『孔明のヨメ2』で月英ちゃんが作った“とうみ”のように思えたんですが、その陰で血を吐いて倒れている武媽を見つけて吃驚。
こんな近場でひっくり返ってたか~~と、こちらもビックリ(^_^;)

一方――
剣萍は、よくよく若寒の笛が好きなようで?
また、笛を聞かせてもらい、そういえば、あなたの笛が聞こえた気がする。武媽と練功をしていた時――と云いかけたところへ、ひょっこり(と見せかけて、多分、実は見計らって)雪子がやってきます。
となれば、当然のことながら、両者を引き合わせる剣萍。
ですが、途端、
「水若寒!? あなたの顔なんて見たくない!!」
叫んだ雪子が、バッタリ倒れたものだから、これは彼女を捨てた不実な男は――と剣萍、ここはおそらく、誰でもがするだろう誤解をしてしまいます。
(してまた若寒が、舌打ちでもしそうな、いまいましそーな表情をするし(^_^;)
誓って女性を弄んで棄てたようなことは無いと言う若寒ですが、彼の言うことが信用できない剣萍、兎も角も雪子を家まで運ばせ、玉龍と一緒に介抱。
で、あいつが何かするようなら殺してやる――とまで、意識を取り戻した雪子に向かって言うのですが、当の雪子、若寒に向かって、

「表弟。私を覚えてない?」
「…表姐」
……というコトにしましたか(^▽^;)
(まあ、ここで悶着おこしたりしたら、任務の邪魔になるからねえ)

ずっと逢っていなかったから、わからなかったのよねと言う雪子に、従姉弟同士だったのか~と安堵する剣萍。
その剣萍に、若寒のことになると君は理性を飛ばすようだと言った玉龍、もし君が女性だったら、若寒のことを愛したろうか、もし君が女だったら、わたしは君を愛したよと、さり気に告るのですが~~恋愛対象としては、視野の隅っこにも入れてもらえておりませんな、気の毒に(^_^;)
(というか、若寒が剣萍に惹かれるのは、光と闇が引き合うというか、陰と陽が補い合うようなものだから、すごくよくわかるんですが、玉龍の場合はねぇ……。ものすご~~~く目が高かったってことですかね?)

そのころ、見覚えのない、子供の玩具でいっぱいの部屋で目覚めた武媽、心湖大師に匹敵する高手が自分を治療してくれていたことを訝しみますが――その高手が、なんと宋隠娘。
で、薬まで用意してくれていたのですが、一応救われた礼を言った武媽に、ここで死なれちゃ迷惑なんだよとか何とか。意地っ張りなんだよねぇ(^m^)

が、それにしても武媽ってマメ――と云うか、絶えず針を持ってて、なんか、剣萍の着るものとか、靴も作ってやったとか言ってるようですが――って、あれ!?
なんか、大臧君の時も、着物は公孫師匠が縫ってくれたって言ってたし――よもや、まさか、昔の日本の男性(武士)は、みんなお針をするんだというイメージが、中国では定着してるわけではありますまいね?(^_^;)
(確かに男の仕立て屋さんもいる。で、男仕立てというのもあって、そちらで習った人の方が腕がいいという話も、昔はあった。有ったけど……(~_~;)

というのはさて置き、どうも、何もしていないと手が寂しい(口さみしいというのは、ありますけどねぇ(笑)らしい武媽、この家にあった、もう誰も着ないらしい子供の服を勝手に引っ張り出して改造して、恩を仇で返したと宋隠娘を激怒させたりもしております。
で、宋隠娘がその服を着せたかった子供については、また後日。

そうしてこちら、
大胆な真似をと、雪子の住まいとなった武媽の家に乗り込んできた若寒に、雪子、解毒薬が出来たことを告げますが、これが、雪子が口に含んで、直接『気』と一緒に呑ませなければ効果がないというシロモノで、「わざとか」つって若寒、怒るわけです。
それに、ぴたりと張り付くような姿勢で、

「覚えていないか? 昔、一緒に糖葫芦を食べた。わたしが一口。お前が一口」
「………………」
「お前が重傷を負った時、わたしが口移しで薬を飲ませてやったこともあった」
此時不同往日いまとあのときは おなじではない

などという台詞を頭の中に思い浮かべつつ、見ている私は、すっかり雪子さんな気分。
いやぁ、結構ドキドキ――と云うか、こういうのって、男性の方が冷たければ冷たいほど萌えなんですよね~。
(って、ちょっとアブナイか? (笑)

が、心湖大師の元から鍵を取り戻すためには、毒傷を癒して万全の体調であることが必要と言われ、さらには、曹公公の命令に逆らうのかとまで言われれば、若寒に拒絶する術はなく――

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というところへ入って来た剣萍、目撃した光景に、思わず盛大な悲鳴を上げます。
というか、完全パニック。
それを、従弟が窒息しかけていたから息を吹き込んでいたのだと、あなたが代わりに息を吹き込んでやってくれと――取り繕うというより、剣萍に対する嫌がらせだな、これは(~_~;)
(若寒の方は、薬の効き目か、半分気絶してるし)
ともあれ、雪子の言うことを納得したのかしないのか、初心に過ぎる剣萍の、ショックを受けて泣きそうな表情が印象的でした。

全く、この雪子という人も~~(~_~;)

そういえば、この時期の雪子も、巣の中央で糸をつむいでいる女郎蜘蛛な印象だわね(^_^;)

そうして、その糸に絡め取られた哀れな犠牲の一人が、無極大師兄。
心湖大師の食事の支度と云うのが、ここでの雪子の役目の一つになったようですが、その食事に何か薬物を振りかけた上、それを受け取りに来た無極に、そういえば無忌師弟は――と、何も知らないふりで、本名を尋ね、
「え!? あれが陸剣萍?」
驚いたふりで、実は下界にいるときに聞いたのでですがと、剣萍の素性と、父である陸鼎文が謀反の疑いで捕えられていることを話して聞かせます。

驚いた無極、早速剣萍を方丈たちの前に引っ立てて行き、即刻朝廷に引き渡し、少林寺の安全を図るとともに、朝廷からの褒賞を受けるべきであると言いますが――
弟子としたものを朝廷に引き渡すことはできないと言われ、逆に、自分で気が付けばと、これまで黙って見てきたがと、一向に治らない狭量さをとがめられ、大師兄の資格なしとまで言われてしまいます。
諄々と、師父に誤りを解かれた上、小龍や剣萍の口添えで、再度の機会をもらった無極でしたが――(絡みついた糸に、誰も気づいてないものなぁ)

その夜(なぜか)屋根の上で、今夜が少林寺で過ごす最後の夜と、若寒に別れを告げる剣萍。
正体が知れた以上、これ以上ここに留まる事は、寺に迷惑をかけることになる。ここを出て、父と武媽の消息を尋ねるつもりだという剣萍を、たった一人でと案じる若寒。
役目で近づいたはずが、いつの間に、この幼い子供の用に無邪気な、それでも思いやり深い娘を愛してしまっていたことを、剣萍には、そして自分にも、認める気になったのでしょう。
別れを悲しむ剣萍を慰めるうち、
「君と永遠に一緒にいたいと思う」
そう、告げておりました。
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が――
この夜が、この寺に集ったほとんどの人にとっての、運命の分岐点となったわけですねえ……

盛った薬の作用か――心湖大師が眠るのを見計らって部屋に忍び入った若寒と雪子、『太公天書』の鍵を取り戻しますが、その途端、心湖大師に目覚められてしまいます。
咄嗟に逃げる2人。追う大師。

そうして原野での戦いの末、若寒の刀が大師を抑え込みますが――
「殺せ!」
雪子の言葉に、手を動かすことが出来ません。
「顔を見られた。口を塞がねば」
重ねて言われ、なんとも哀しげな、切なげな表情で、大師を、雪子を見て――
なおも手を下せず、刃を引いたその一瞬、
飛来した一個の影が、大師の首に糸を巻き付けた上、2人に去るように命令します。

2人が立ち去った後、いとも冷酷に糸を引き、大師の命を奪ったのは近藤忠治。
両名の師にして扶桑の武士(というより、忍者ですかね。ま、武士にして忍び、というのもアリなわけですが)
そうして彼もまた『太公天書』を狙う一人でもありました。
(しかし……こういう人物が出て来て、大師殺害を引き受けてくれて、安心したというのも妙なものですが(苦笑)
 若寒に感情移入しながら見ているもので、立ち回りの最中は、大師に顔を見られなきゃいいがとドキドキし、あの辛そうな表情に、果たして手を下せるのかと心配し――だったので (^^ゞ

という頃、ふと目覚めて、若寒がいないのに気付いた剣萍、心配して探しに出ます。
そうして――いったい、どこまで探しに来たんだ――と云うところを、“少林之狐”に襲われますが、
それを、わが身を盾に守ったのは、なんと、白瑞雪の姿の雪子。
そこへ若寒が、さらに、小龍、玉龍、武媽の3人が駆け付け、ついに、武媽の手が、相手の笠と覆面を引きはがすと――
というところで、7集へ。





    侠女闖天関 第6集




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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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