侠女闖天関 第7集

そういえば、明日は中秋なんですよね~。
で、月餅食べてぇ~と思うあたり、もう、発想が日本人じゃない? (^▽^;)


さて。


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笠と覆面の下から現れた顔は宋隠娘のもの――と云うのは、見ている方には今更驚くにはあたりませんが、
これが、小龍には激しい驚きと悲しみをもたらします。

何故なら、心湖大師殺害の疑いが、宋隠娘にかかってしまったからです。

宋隠娘が捕えられている小屋に来ると、
いつも庇ってくれて、助けてくれて、ずっと慕っていたのに。
両親のいない私には、師父が父、相弟子たちが兄弟。そうして、あなたを母とも思っていたのに。あなたのせいで、また父のない子になってしまった。
泣きながら云うと、自分が大恩ある方丈に手をかけるはずがない。また、あなたは母のない子ではないという、宋隠娘の懸命の訴えに耳も貸さず、小屋から飛び出して行きます。

一方、心湖大師の霊前では、新たに方丈として迎えた心勤大師を前に、無極による心湖大師殺害の犯人捜しが始まっていました。
が――独断と偏見を入れまくってますよねぇ、大師兄。
無卜師弟(朱玉龍)は、自分と同室だったから除外。
無結師弟(水若寒)は力量が不足(見ている方は、おいおい ヾ(~O~;)
で、十分な力量があって、なおかつ、アリバイがないのが武媽――って、なんでそうなる?
というか、武芸の修業中のあれこれの恨みが、入り込んでませんかねぇ。
武媽が、これまで姿を消していたのは、重傷を負って宋隠娘に助けられ、彼女の草屋にいたからだと答えれば、ああ、なるほど、彼女と結託していたのか――って。
これには、事実を知らない玉龍も、知っている若寒も、牽強だ、憶測に過ぎないと、それぞれ口を挟みますが、大師兄、最初から武媽と剣萍を犯人にする気でかかっているようなものですからねぇ。
ついに、宋隠娘を拷問にかけて真相を聞き出すが、共犯でないというのならお前も参加しろと、武媽を引っ張って行ってしまいます。……出家のやることじゃねぇな (--;)

そうして、宋隠娘の前で、これは痛いぞ~と取り出して見せたのが、武媽の針刺し。
はい。以前によく中国の物産展とかで売ってた、ぐるりに可愛らしい子供ついた、あれですが。それを取り出した上で、武媽に向かって、
「お前がやれ」 お……おいおい ヾ(~O~;)
で、「え~っ!?」という武媽に、
「私は出家だ」
あのなぁ ヾ(--;)
(そもそも出家が、拷問を思いつくこと自体が良くないでしょうが!)

という事で、やむなく針を手にした武媽、大師兄の「1、2、3」の掛け声と同時に、ぬっ、と大師兄の前に顔を突き出して、
「な…、なに?」
「手。動かないように押さえてて」
(で、この間、宋隠娘、終始毅然――と云うよりはもうちょっと伝法な感じで大師兄を罵ってますが)

で、隠娘の手を押さえた大師兄の再びの「1、2、3」に、顔をそむけた武媽が針を突き出しますと~~

はい。皆さん、お分かりですね。
針は大師兄の手の方に“ぶっさり”。
んで、しばしの間を置いて、気が付いて悲鳴を上げた大師兄を、ごめんごめん、薬薬と台所へ引っ張ってゆき――
「ずいぶん刺激的な薬だな」
「塩だから」
「塩って……ぎゃぁぁ!!」
「いや。消毒。消毒」
……これをいい気味と思わない人は、まずいないでしょう。このあたりの大師兄ってば、本当に憎ったらしいんですもん。

で、いや、いや、ごめん。わざとなんで――じゃない。わざとじゃないんで――とか言いながら、武媽と大師兄が歩いているところへ、小福が息せき切って走ってきて、そうして言うには、調べてみたら、師父は誰かに毒を盛られていたと。
(この子は薬学の天才ですな(^▽^;)
その毒は、食事に入れられていたという小福の分析に、まず大師兄が疑いをかけたのが武媽。ですが、この何日かの武媽の不在は全員の知るところ――で、そうなると、次に疑われるのが白瑞雪(雪子)。

ならば、白瑞雪は水若寒の従姉だから、やはり陸剣萍と一味徒党――って、どうしても剣萍を犯人にしたいようですな、大師兄。
ですが、逆に若寒から、従姉は寺外に住んでいるし、そこから寺まで食事を運ぶ間に、毒を入れることは可能と云われ、食事を運んでいたのは自分だからと、可能性を断固否定したところを、先日、方丈に叱責されたから、その恨みという事もあると、動機まで指摘されてしまい――しかも、そうなると、無実を叫んでも、誰も信用してくれないあたり、日ごろの行いの悪さと、人望のなさを感じさせますなぁ(いい気味(^^)

が、しかし、ここで唯一公正な立場であろうとしている玉龍の、それも推測にすぎないという言葉で、雪子の住まいを調べることになり、その台所から毒薬が見つかってしまいます。
が、雪子が言うには、この薬は、心湖大師には持病があるから、毎回食事に入れてくれと渡されたもので、まさか毒だとは思わなかった。そうして、その薬を渡したのは、

「無極大師兄です」

いともしおらしげに言われた上、中立のハズの玉龍までが、思えばあの薬は全く隠す気配もなく、調味料と一緒に台所に置いてあったと、雪子の言葉が事実であることを支持してしまい――
本当は無実なのに、人望のなさのせいで誰にも信じてもらえない大師兄、嘘だ無実だと逃げ出そうとしたのを捕まって、身柄を拘束されることとなります。
人を呪わば穴二つと云うのは、このことですな。

このおかげで、一応は大師殺害の疑いが解けた宋隠娘、小龍と武媽に見送られて少林寺を去ってゆくこととなるのですが、隠娘との名残を惜しみつつも、

「聚合離散は世の常。阿弥陀仏~」

などという小龍を、十歳の子供のいう事じゃない、老和尚のようだと指摘した武媽、ふと思い立ち、一日くらいは俗世の子供に戻ってもいいんじゃないのかと、隠娘の家――って、彼女が旅支度をしていた家と、こっちの、玩具でいっぱいの家と、2軒あるような印象を受けますが、ともあれ、そこへ連れて行き、隠娘が用意していた衣服を着せ、そうして3人、思う存分に遊び戯れます。
あんなに楽しそうな小龍を見るのは久しぶりと、自分も嬉しそうな隠娘、
「あたしも、こんなの楽しいのは久しぶり――」
思わず泣いてしまい――ここは、人物関係が一通りわかってからもう一度見ると、かなり、ぐっときます。
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――と云う爽やかな印象の3人に対し、こちらは陰謀のただなかに身を置く若寒と雪子。
「早晩、無極の無実は明らかになるだろう」
その前に始末すべきだと言う雪子に対し、罪を恐れて逃亡したことにする方が好ましいという若寒。殺手なんだけど、人を殺すのを嫌うんだよね――と云うあたりが、見ている方には好ましいわけだ(笑)

そうして、(お約束の)黒装束に身を包んで、無極の監禁されている小屋に近づいた若寒でしたが、そこには、無極に毒薬を与えた、つまりはこの事件の真犯人が、何らかの行動を起こすだろうと、少林僧を率いた玉龍が待ち構えており――若寒、彼らとの戦いを強いられることとなります。
が、その間に、こちらは面で顔を隠した雪子が、小屋に忍び入っており、
「生きたいか? 生きたければ逃げろ」
無極を小屋から逃がしております。

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一方、僧侶たちを曳きつけて原野へ出た若寒は――このあたり、アクションは早回しで迫力を出してあるんでしょうが、静と動、アップとロングの使い分けによって生み出される緊迫感がさすがで――っで、だから『侠客行』と比較するなって ヾ(~O~;)
で、包囲の中を刃を振るって突破した若寒、まさか少林僧を全員斬り捨てた!? と思ったら、全員の得物を両断しただけで、姿を消し、
「しまった! 虎離山之計だ!!」
玉龍が気づいたときには、当然、無極の姿は消えている――という事と、相成りました。

そうして翌日、集まった仲間たちの前で、無極を逃がした犯人の、心湖大師を殺害した動機が分からないと、不思議がる玉龍。
それに対し、それよりは逃げた無極がどう動くかが問題と武媽が指摘――これには、きっと仕返しに来るよねと、小龍小福の意見が一致して――誰も反論しなかったという事は、つまりは、そういう人間だと見られていたのね、大師兄(--;)
そうして、ともあれ即刻少林寺を離れるべきだという若寒の意見に、皆が賛同。
自分は欽犯――つまり朝廷に逆らって追われる身だから、皆を巻き添えにしたくなという剣萍に、この場は分散するよりも、皆で力を合わせた方が良い。自分たちは兄弟だから、苦楽を共にすべきだと玉龍が言い――結局、小龍小福を含めた全員が、行を共にすることとなります。
(しかし若寒、任務の方はいいのか? と思って見ていたら、剣萍がらみでまだ任務があったんですね。あとの方を見て納得)

という頃、少林寺を逃れて街へ降りた無極は、師弟たちの予想通りの行動に走っておりました。張り出された剣萍の人相書きを見た無極、彼が少林寺にいると東廠に訴えて出たわけですが、本人に、どこまで自分の狭い料簡による仕返しという意識があったのか……。
そうして、その報いは――
曹公公から、心湖大師殺害の真犯人は、自分の配下である玉笛公子と毒蠍仙子であると聞かせられたうえ、今後は還俗して曹公公に仕えたい(というより、仕えるよりない、ですな)と云う無極に曹佑祥、
「昨日の少林寺の謀徒が、今日の東廠の反徒にならぬとは言い切れまい」
少林寺襲撃の指揮を取らせます。
剣萍のことは掴んでいたけれど、無極という証人が出て来たことで、少林寺を潰す口実が出来たということでしょうが……
それにしても、人と云うのは、こうやって道を誤ってゆくのね――と思って見ていたんですが……
ここの大師兄は、本当に可哀想でした。
自分では、自分の料簡の狭さ、心の狭さに気付かず、おそらくは、師父に訴えて師弟たちに罰を与えていた、その時のような気分で東廠に訴えて出たのでしょうが、その結果が、退路を断たれた地獄への一本道。
知らずに、それでも自分で選んで入り込んだ、その道が誤りだったことを、そうして、引き返すすべはないことを、こう、まざまざと見せつけられたわけですから。

実は、小悪党ですらなかった、本当は、そのあたりにいくらでも転がっているような凡人だったこの大師兄が、この後、どんな道を辿るかは、後のこととして――

若寒たちの判断のおかげで、この難を逃れた剣萍たち、変装して京城へ入ろうとしますが――剣萍に娘姿をさせたのは当然としても、小龍小福に武媽までが女装と云うのはねえ。
しかも、それなりに似合ってるというのは(笑)
で、雪子も加えた総勢7名、武媽がお婆さんに化けて、子供2人は孫娘、息子に嫁に、あちらの若い2人(若寒と剣萍)は使用人でございますと、物欲しげなお役人に袖の下を渡して、何とか門を通ろうとします。
んで、世慣れてる割には潔癖な玉龍が、役人の態度に怒りの声を上げて、それを武媽が何とか誤魔化す、というのが何度かあって(妙な部分で危機感が乏しいんだ、この皇子さまも(^▽^;)
それでも何とか、通って良しとなったところへ、7人は変装して京城へ入ろうとしていると書いた伝書鳩が届いてしまい、折角の苦労も水の泡。
で、お約束のアクション開始。
ヴッキー・チャオが、ここは傘を使って、鮮やかなところを見せております。
(しかし、前回、今回と、若寒がいきなり腕の立つところを見せてるんですが、何故誰も突っ込まない? (爆)

と、ここで玉龍、自分が盾となって皆を逃し、東廠に捕えられます。

そうして、曹佑祥の前に引き立てられてゆくわけですが――
胆をつぶしたのは、当然のことながら、曹佑祥の方。
玉龍を引き立てて来た大師兄を蹴り出すや、手ずから縄を解き、平身低頭。
その曹佑祥に対して玉龍、無実の陸鼎文に冤罪を着せて投獄、さらに少林寺を焼き討ちし、無辜の僧侶を殺害したことを糾弾。父皇に申しあげて、きっと罰してくれようと言いますが――
さすが、東廠の廠公にまでのし上がった男と云うのは、皇子様ごときの手に乗るものじゃありませんなぁ。
皇族男子は、本来皇太子以外は藩地にいるのが定め。二皇子の場合は、生母の容妃が皇帝の寵愛が篤いため、こうした気ままな行動を黙認されているにすぎず、ことが公になれば、逆に謀叛という事で罰せられても仕方がない――と、逆に脅し上げます。
「この……狗宦官めが」
歯ぎしりしながらも、さすがに曹佑祥と刺し違える気にまではなれない玉龍は――

というところで、8集へ。




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