侠女闖天関 第8集

う~ん。どうも頭が働いてないんで、書き出しの言葉が思いつけないんですが、
この『侠女闖天関』の30集ヴァージョンと云うのを見つけてしまいました。
と言っても、基本的にカットする場面が違って、1話当たりの尺が短くなってるだけのモノらしいんですが、それでも――と思って、2集目から3集目に入るあたり、見当をつけて見てみたら――
やっぱり20集ヴァージョンの方、カットされておりました。

しかも、水若寒が船から降りたところで、扶桑の武士の一団に襲われて、派手な立ち回りを見せるという、呉奇隆さんのめちゃ格好いい見せ場が ヾ(~O~;)
(で、お面で顔を隠した雪子も登場して、こちらは大刀――と云うか、設定が日本人だから長巻ですな――が得物で、後は大体想像したような展開でしたが)

しかも、若寒が東洋忍術を身につけていることがわかる重要なシーンもあったのに。
ここがカットされていたせいで、後の方で若寒が術を使った時、いつの間に習得したんだ~~と吃驚したんだぞ (^_^;)
(ちなみに、こちらは英文字幕なので、完全に歯が立ちません (--;)

というのは、さて置きまして~~


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京城に入った陸剣萍たち、陸鼎文おとーさんの旧部下か、少なくともひそかに心を寄せてくれている人の屋敷に落ち着いた――のかな?
(だから、度々書いてますが、中国語がわかっててやってるレビューじゃありませんので (^^ゞ

で、こうした場合、情報収集に走れるのは、武媽よりほかになく、その武媽がもたらした知らせは、明日の正午、陸鼎文が処刑されるというもの。
これはまず間違いなく、剣萍たちの京城入りを知った曹佑祥が仕掛けた罠ですが、そうと承知でも――助けに乗り込むよね、剣萍。
(なんせタイトルからして『闖天関』だしね)

城内には人相書きが張り出されているから姿を変えて行け、という武媽の言葉で、娘姿に戻る剣萍。

で、「父上はこの姿を見て喜んでくれるかなあ」という剣萍の言葉やら、剣を手に、部屋を出て行く彼女を見送る武媽のまなざし。
回廊で待ち受ける若寒の、彼女に向けた表情の変化。
紙銭を撒いて心湖大師の冥福を祈り、同時に陸鼎文救出の加護を祈る、その場に参加した若寒の、いわく言い難いまなざし。
――そういった、細かい部分の表情が丁寧にとらえられているのが、この作品、実にいい――と云うか、好きなところです。
(と言いつつ、、メインで見ているのは呉奇隆さんの表情 ヾ(~O~;)
  ま、そもそも、それが鑑賞の目的でしたから(笑)

そうして刑場。
あわや、罪人の首に刑吏の刀が振り下ろされようとしたときに、救い手が飛び込んでくる――と云うのは、こういったドラマのお約束ですが。
まさか剣萍が馬で飛び込んでくるとは思わなかったので、ちょっとびっくり。
あと、若寒の使っている得物が、ひょっとして、いつもの日本刀風のじゃなくて、中国風の剣なのかと、そんなことを気にしたり、小龍が相変わらず強いところを見せて活躍してるけど、小福はどうしたんだと、そこが気になったり。
しかも、面で顔を隠した雪子が、なぜか扶桑の武士を率いて、これも馬でなだれ込んで、これはどういうわけなんだと、刑場も混乱してるけど、見てるこちらも混乱(笑)

――しているうち、剣萍は何とか、鼎文おとーさんのところまでたどり着きますが、
曹佑祥が戦いに参加し――若寒、義父を相手に戦えるのか? と思ったら、申し合わせが出来てたんですな ヾ(--;)
わざと曹佑祥の掌打を受けて倒れた若寒、駆け付けた剣萍が彼を庇って曹佑祥に立ち向かったところで、彼女の足に向けて指弾。

曹佑祥には、その一瞬で十分で、それで剣萍を捕えたこの宦官、陸鼎文に向かい、娘を殺されたくなかったら、第二の鍵の行方を言うようにと要求します。
2つ目の鍵、林吉利が持って行ったんだけど、おとーさんが持ってると思い込んでたんだなぁ、曹公公。

鍵の在処を言わなければ、娘を弄り殺しにしてくれようという曹佑祥に、本当に鍵の在処は知らない。頼むから娘を助けてくれと、跪いて懇願する陸鼎文。

誰も――武媽すら動けないこの状況に、突如飛び込んできて剣萍を救ったのは朱玉龍。
咄嗟に彼に掌打を浴びせてしまい、この場の誰よりも“ぎょっ”とした曹佑祥。

が、剣萍が若寒を助けに動いたことで、再び鼎文は役人たちの手に落ちてしまい――
というところを、これまた突然飛び込んできた何者かが、鼎文をさらって飛鳥のごとく駆け去ります。
後を追う武媽。
剣萍をさらうようにし、刑場を後にする若寒。
その姿を、やるせない思いで見送る玉龍。
(小龍は、いつの間にか上手に逃げたらしい?)

そうして――
救い主に救命の恩を謝する陸鼎文に、笠を取って正体を現した壮士――宋隠娘、お前を救ったのはこの手で殺すためと、襲い掛かります。
実は宋隠娘、林吉利の――この場合は、後妻さんでいいのかな?
そして、彼女は一つの大きな誤解をしておりました。

18年前、陵墓から命からがら逃げだした後、陸・林両者の間で、陵墓の謎が解けたら、『太公天書』は陸鼎文が、八百万両の黄金は林吉利が、という約定が出来たようなんですが、役人なんぞ信用できないという林吉利から言い出して、彼の、当時7歳になる息子と、陸夫人・杜慧心の胎内の子供、これが男だったら義兄弟、女だったら夫婦にしよう――って、まったく、この時代の親たちは、勝手にこういうことを ヾ(~O~;) コレ
(んで、これがさまざまの悲喜劇と、ドラマのネタになるわけですな(^_^;)

ところが直後、林家庄は焼き討ちに遇い、吉利の妻と息子は殺されてしまった。
(林吉利も、これより数年後――現在から言うと10年前に殺害されております)
で、この林家庄の焼き討ちを、生まれた娘との婚姻を厭った陸鼎文がやらせたもの――と誤解していた宋隠娘、先妻と義子の仇――って、義理堅いのか? (~_~;)

ですが、陸鼎文自身は約定を守るつもりで、ずっと林吉利とその妻子の行方を捜していたと、彼が大切に保管していた、3人の記名のある約定書を武媽から見せられた宋隠娘、泣きながら、どこかへ姿を消してしまいます。
(まあ……、気持ちの整理が出来るまではねぇ)

という一波乱を含んで、無事に父を救出できた剣萍、今日までの親不孝を詫びますが――言いなれない口上を一生懸命述べてるうちに、つい、普段の言い回しがぽろっと出たようで、茶を飲みながら聞いていたおとーさんが、思わず、ぶぱ! と茶を吹き出したり。
(んで、おとーさん、曹佑祥はもともと陸家を狙っていたから、剣萍が結婚を嫌って逃げだしたのは、却って巻き添えにならなくて良かった、とか言ってたような)

ともあれ、父が女装を喜び、褒めてくれたのに気を良くした剣萍、女姿に戻ることにして、武媽の指導で女らしい仕草の特訓――って、だから、こーゆーコトが出来る武媽って……(・_・;)

んで、当然のことながら、このあたりが笑わせるツボなわけですが、
剣萍が本当は女だったんだよと小龍が知らせに来て、この隠れ家を訪ねて来ていた玉龍と、若寒までが練習風景を覗き見に行く、
で、その覗き見がバレちゃった所の男性陣の反応の方がね、
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まあ、小龍の方は武媽に捕まっちゃったわけですが、ふっとこう、明後日の方を見る若寒とか、なぜか壁を撫でまわす玉龍とか、武媽に「見学お断り!」と言われて、3人で顔を見合わせて笑っちゃうところとか、んで、剣萍に怒られて、悪~い顔して引き上げて行くところとか、の方がツボでした。
……にしても、ホント、3人とも若い男性なんだよなぁ。
(ところで、小福はどこへ(^▽^;)

ところが、雪子の仕草を見習ったりして、何とか女らしく――と思っても、当然、付け焼刃がうまくゆくわけがなく、
――食事の時に小指をピンと立ててて、攣ってるんなら揉んでやろうかと若寒に言われたり、雪子のまねをして食べ物にむせて、水を飲ませてもらったのはいいけれど、口に入れ過ぎてて、吹き出したそれが、おとーさんと武媽の顔にマトモにかかったり――
で、おとーさんから、小龍、玉龍、若寒にまで寄ってたかって、無理に女女しなくても、これまでの剣萍のままでいい――というか、ままがいい、と言われたようですね。

……という中、若寒は玉龍の、玉龍は若寒の、それぞれ素性に疑いを抱いたようで、玉龍は若寒の留守中に、部屋を家探し。布団の中に隠してあった、天書の鍵を見つけてしまいます。
小龍に確認し、これが心湖大師の元から奪われたものならば――と、若寒の正体に思い至る玉龍。

一方、若寒の方は、雪子から、玉龍が今上帝の二皇子であることを聞かせられますが、

「殺手は生涯殺手。身に浴びた鮮血は、洗ったところで拭い去ることはできない」

剣萍たちと触れ合ったことで、心が揺らいでいると見たのでしょう、雪子の言ったこの言葉に、心に浮かぶのは、10年前、義父に命じられた最初の任務。ある男の殺害。
実際には、武芸で男を制することはできても、とどめを刺すことが出来ず――ごくわずかのためらいに、男の反撃に対してとどめを刺したのは曹佑祥でしたが、
その時、男の体を探って見つけた、黄色の斑のある玉を若寒に与えた曹佑祥、これを戦利品として生涯身につけているようにと命じます。
若寒は知ってか知らずか――その、殺害された男の名は、林吉利。

――戦利品と云うよりも、これは任務の失敗の証で、同時に、非情の殺手であれという戒め――と云うよりはむしろ一生の傷で――なるほど性格が変わるわけで、曹公公も残酷なことをするものです。

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そうして部屋へ戻った若寒を待ち受けていた玉龍、
「玉笛公子」
「お互い様だ。二皇子」

今、玉龍が、若寒が玉笛公子であると、正体を暴いて見せたところで、剣萍は信じないだろう。言う若寒に、玉龍が天書の鍵を取り出して見せ――
取り戻そうと玉龍を追った若寒、部屋の外へ出たところを、待ち受けた武媽の指弾に点穴されます。
集まった全員に、天書の鍵を証拠に、若寒こそが心湖大師殺害の真犯人であると言い立てます。
が、武媽が若寒の体を探り、そうして取り上げた玉に、鼎文の表情が変わり、そうして剣萍に命じて取り出させたのは、そっくり同じ、黄色の斑のある玉。
「そなた――今年で25歳だな。まことの姓は『水』ではあるまい。7歳のころに両親を亡くした。そうではないか?」
「なぜ、ご存じなのです?」
「わかるよ。そなたは、林家庄の者だ」
言う鼎文に若寒、自分は7歳の時、林家庄の近くで溺れていたところを助けられた。『水』の姓は、そのことに由来しているが、その時に負った傷のせいか、それ以前の記憶が一切ないのだと語ります。

「この玉は、父御にもらったものだな?」
「間違いありません」
(……嘘は言っておりませんな。義父か実父かの違いはあるけど (--;)

「ならば、そなたは林小龍。林吉利の息子だ」
陵墓から逃れて来た時に交した約定と、その証として杜慧心が、対の玉璧の一方を渡したことを語ります。
ゆえに、
「水若寒は林小龍。林小龍は剣萍の許婚者だ」
……という、なんとも皮肉な成り行きとなったところで、9集へ。



侠女闖天関 第8集


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