侠女闖天関 第19集(20集ヴァージョン)

実は昨夜UPの予定だったんですが、台詞を見直しているうちに、あれ? ここも違う。こちらも勘違いしてる――で、手直ししてるうちに……意外に手間取りました(^▽^;)

で、玉龍の台詞を、これは、どう解釈すればいいのかなぁ……と睨んでるうちに、ふと気がついたんですが、これって、武侠で喜劇でラヴロマンスだと思ってたら、実は、勝手な親たちのせいで、それなりに出来のいい子供たちが苦労する話、だったんですね(爆)

さて。
そうして訪れた婚儀の日、

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何事もなければ武媽が結ってくれたであろう髪を、付き添い役の女性にゆだね、花嫁姿に作られて行きながら、若寒の残した言葉を思う剣萍。
花嫁さんはもっと嬉しそうにするものですよと言われるほどの憂い顔で、
「泥鰍。すごく綺麗だよ!」
別れを告げに訪れた小龍、小福の2少年に、結局はこうして、二皇子に嫁ぐという結果になるのだったら、どうして苦しい回り道をして、多くの罪のない人を巻き込んでしまったのかと悔恨の言葉すら洩らします。
「でも、もしその回り道がなかったら、私たちは出会っていないよ」
それを慰める小福。
人生には六苦あり。生老病死 怨憎会 愛別離、これを免れることはできないから云々と、いつもの如く悟ったことを言う小龍。
出来たばかりの兄ちゃんは死ぬし、母ちゃんは武媽追いかけてって帰って来ねぇし、嫂ちゃんは嫁に行っちゃうし――なのに、さらっとしたもんですな(^▽^;)
(剣萍の手前なのかしら、男の子だし)

その2人に、宮中へ入れば、おそらくもう逢うこともないだろう。自分の代わりに、くれぐれも父上をよろしくと頼み、門出の儀式を経て輿に乗り込む剣萍。
玉璧を握りしめながら、胸中に一つ一つ、若寒との思い出を浮かべ――その一つ一つに別れを告げているようです。

一方、文武百官(かな?)の慶賀を受け、剣萍を待ち受ける玉龍の胸にも、想いの叶う嬉しさだけではなく、一抹の不安と憂いがありました。
それは、曹佑祥の言に従ってことを起こし、そうして破れた場合、剣萍とその一家を巻き添えにすること。
しかし、こうして剣萍を妻に迎えることで、退路は断たれており――

やがて皇宮に腰が到着。花嫁姿の剣萍が降り立った、まさにその時。

降臨。

と云うのが相応しい様子で、水若寒が姿を現します。
(瞬間、『永楽英雄伝』の天賜が蛮ちゃん取り戻しに来たシーンを思い浮かべてしまった。比較するさえ失礼だというのに……ヾ(--;)

「狼藉者じゃ。捕えよ!!」
容妃の命で剣を向ける武官たちを手にした細竹であしらい、花嫁のために撒かれた深紅の花びらを吹雪と舞わせて、ひたすら、剣萍向かって進む若寒。
自体に驚愕しながらも、武官を退かせようとする玉龍。
ただ、凝固したように佇ち尽くす剣萍。
その手から玉璧が滑り落ち、石畳の上で砕け散った、
刹那、
眉間の数寸手前、舞い落ちた花びらを、若寒の細竹が受け止めます。
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(ここは、どうやったか知らないけど、良く撮ったとおもう。CG合成じゃないんだものねぇ)

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そうして数拍。
翻った細竹が剣萍の穴道を突き、その双眸から涙が零れ、怨みさえ含んだ視線がようやく若寒の顔に向けられた、その時――
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彼女をさらうように抱き上げ、若寒はその場から翔け去ります。


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眼前――指呼の間で砕け散った美しい夢に、耐え切れず、その場に昏倒する玉龍。

そうして――
「あなたはどうして、いつも私の幸せを毀すんだ!?」
遅すぎた到着をなじり、若寒の釈明を拒む剣萍。自分はすでに玉龍を選んだのだから、彼の元に戻り、許しを請うと、立ち去ろうとします。
「それが君の本心なら、何故輿の中で玉璧を握りしめていた?」
「皇命に逆らうのは、九族までも巻き込む罪だ」
なおも去ろうとする剣萍に、玉龍に嫁ぐことは謀反に与することになると止めた若寒。
出鱈目を――と云う剣萍に、朱福来を知っているかと逆に問いかけ、彼こそが曹佑祥であると言い、自分が黒白両老怪によって死からよみがえった経緯と、そこで知ったことを語り始めます。

それによると――
若寒の遺骸を見つけた両老怪、まだ体にぬくもりがあることから、秘薬を飲ませ(って、実はこの薬、30集ヴァージョンの方で出ていた、奇妙な老夫婦からもらったものですが)
首筋に林家盗墓派の証である梅花の刺青を見つけ、崖下の棲家に連れ借ります。

そうして、意識を取り戻した若寒の目の前にいたのは、
「気がつきましたか。わたしも、あの老前輩たちに救われたんですよ」
別人のように穏やかな表情を見せる無極大師兄。

「その無極によると、お前さんは朱福来の義子で水若寒だそうじゃが、その首筋には林家の証の刺青がある。お前さんの姓は、水かね、林かね?」
「その傷は、朱福来にやられたものと見たが、あれは、なんだって自分の義子を殺そうとしたのかね?」
両老怪の問いに、その朱福来とはだれかと逆に問い返す若寒。
「あなたの義父の曹佑祥のことですよ。両前輩の背いた弟子で、誠王の余孽(残存勢力)。――本当に、あなたは誰なのです?」
大師兄の言葉に、自分の本性は林吉利の息子の林小龍であると名乗る若寒。
「「なんと、林小龍孫孫!!」」
って、ジイちゃんたち、ハモってますが(^▽^;)
そうかそうかと、孫にでもあったような喜びを見せる両老怪。林吉利や、さらには剣萍とのかかわりまで一気に語って聞かせます。
(で、若寒を「孫孫」と呼んでいるという事は、年齢的なものだけじゃなく、武芸の門派からも若寒は孫分に当たる、という事かな?)

隠棲していると聞いていた2人が、こうして江湖のことにかかわるのはなぜかとの若寒の問いに、かつての弟子が東廠を牛耳り、忠良の臣を害していると聞き、師の責任として退治してくれようと乗り出してきたのだと答える両老怪。
更には、玉龍が、実は誠王の遺児で、曹佑祥とは一味同心と無極から聞かされ、それでは、曹佑祥が謀叛を起こした時には、ことが成ろうがなるまいが剣萍が巻き込まれてしまう。火中に彼女を押し込んでしまったようなものだ。救いに行かねば――と興奮のあまり、体の方はボロボロですからね、再び意識を失ってしまう若寒。

その若寒を診察し、
「これは……六脈が断たれておる」
「命を取り留めても、廃人じゃ」
「生涯薬からは縁が切れん」
哀れな――と眉をひそめる白老怪に、一つだけ救う方法があると、黒老怪が提案します。

それは、どうやら2人が全力で若寒の体に内力を叩きこむことのようで――
いや、いや。アクロバティックと云うか、『大唐游侠伝 』の、
「息子よ、よみがえれぇーっっ!!!!!!!!」
と、どっちが激しいかってなもんで(^▽^;)
で、この頃って、今みたいに派手にCGが使えなかったようで、内功の効果の表し方が粉……なんですよね、見たところ。んで、もう、ものすごい量の粉が噴出しているようで、誰かがうっかり、あそこでタバコでも吸おうとしたら、粉じん爆発が起きるんじゃねぇかと、妙なことを考えちまいました(^▽^;ゞ
でも、後が粉粉してなかったところを見ると、何か、それ用の特殊なものがあったのかなぁ?

で、こういう展開では往々にして、内功治療をしたご老体は、力を使い果たして亡くなってしまうものですが、ここではジイちゃんたち2人とも元気で、
「爺爺たちを失望させんでくれよ」
「殺手の水若寒はここで死んだ。これからは、生まれ変わって林小龍として生きるのじゃぞ」
「これからは、この剣の代わりにこの竹を使うと良い。竹は昔から君子に喩えられておっての」
「心を慈悲で満たしてな。無辜の者を殺めるでないぞ」
云々と、最後の最後までアドバイスをしてたんで、なんか嬉しかったです。
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しかし、本当に、武侠ドラマにこういうジイ様は必須――まぁ、出てこなくても、それなりに完成度の高いのもありますが(たしか、ジイ様の代わりに気難しい中年の美女が出てた(^_^;)

こうして、若寒がこれまでの経緯を話し終えたところへ、無極大師兄が出現(まさに、出現と云う感じ^^;)
玉龍が誠王の遺児であることは信じるけれど、彼が謀反を意図しているとは思えないという剣萍に、おそらくは曹佑祥の意のままに操られているのだろうと答え、しかし、それを証明することは難しいため、若寒と相談のうえ、剣萍を婚儀の場からさらうことにしたのだと、若寒の話を補った上、2人に別れを告げます。
「大師兄。これから何処へ?」
問う若寒。
少林寺別院再建のため、布施を乞いに処方を巡ると答える無極。
「貧僧に代わり、小龍と小福をよろしく。青山不改。緑水長流。――それでは」
合掌して去ってゆく大師兄を、答礼して見送る2人。

……なんか、あまりに清々しく悟った様子で、なんか、この世の人じゃないみたいでした。
ホント生まれ変わった――と云うか、まだこの世の人だよね、大師兄(・・;)

という頃、こちらは意識を取り戻した玉龍。もともと陸家は誠王の仇。この機に九族まで誅滅してくれると息巻く容妃を諌め、こうなった上は、自分は皇帝になる気はないと告げます。
「たかが女一人のために、すべてを投げ出すというのですか!?」
「誠王は、その、たかが女一人のために謀叛を起こしたではありませんか!」
「謀叛ではない。父上の仇討です!」
「顔を見たこともない父ですか!?」
そんな人に、何の感情も抱けるはずがない。
昏君と言うが、今上帝は自分にとっては良い父。その父にして主君である人を、あなたは弑せよというのか!?
自分に復仇を強いるのは、実はあなたが太后の地位に上りたいからではないのか。
ここまで言って、思わず――と云う感じの母に、頬を打たれた玉龍、
「私は、皇位に興味などない。『太公天書』への興味は更にない。もし、母上が興味をお持ちなら、唐朝の武則天に学ぶことが出来よう。……私は、皇帝にはならぬ。まして、傀儡の皇帝になど」
言い捨てて部屋を出てゆきます。
取り残されて嘆息、涙する容妃。

で、ショックのあまり容妃が病に倒れ――と云うのが30集ヴァージョンでは、どこかに挟まっていた記憶ですが、20集ヴァージョンでは割愛(って、こういう字を書くんだ)されております。

そうして陸家の方でも、またまた娘が~~とショックを受けた鼎文おとーさんが、もはやこれまでと首を吊ろうとして、誰かに止められ、
戻って来た剣萍から、誅滅の災いから逃れる方法がありますと言われ、
「なんだね?」
「死んでください」
(いや、言わんとしていることはわかるんだけど、見てた人の何割かは、ひっくり返ってたろうな(笑)

んで、翌朝、捕吏がやって来たのを使用人が迎えて、
「旦那さん、首吊って死んじゃいました~」
(つまり、死んだことにして逃げたわけですな)
と、おおざっぱにいうと、こんなシーンがあった記憶ですが、これも20集ヴァージョンではカットされておりますな。

そうして、翌日なのか後日なのかはちょっと不明ですが、剣萍と若寒の元を訪れた玉龍、功を持って罪を贖わせることにしたと、三つの鍵を収めた箱を示し、『太公天書』を手に入れるため、墓陵に赴くことを求めます。

多くを語らず去ってゆく玉龍の、鍵の箱を持った手が、くっと握りしめられるのが、胸中の万感を示すようで――胸の内を語らせる方法もわかりやすくていいですが、こういう、言葉に表せない多くの想いを一瞬に動きで表すやり方、なんとも言えず好きです(^^ゞ

一方、何故玉龍に対し、自分をさらった事情を釈明しなかったのかと剣萍に問われた若寒、それはあくまでも剣萍を守るために取った非常手段で、婚儀を毀された玉龍は、自分に対して怒る権利がある。
それに、玉龍が実は誠王の子だと知っていることを明かして、彼の尊厳を傷つけたくないと――って、こう、全体を通してみると、若寒、玉龍のことを友人として、相当に好きみたいですね。
そうして、墓陵に向かう前夜、剣萍を奪ったのは、飽くまでも自分の一存。彼女は本心から、玉龍に嫁ぐつもりだったと告げた若寒、玉龍も自分たちと一緒に墓陵に入ってほしい。命の危険はあるが、3人が心を合わせれば――と、剣萍と玉龍の和解を図ります。
――気がつけば悶葫芦(黙り屋さん)随分としゃべるようになってましたな(^▽^;)

そっと――剣萍に近づき、その手を握ることで和解を示す玉龍。
どうしても若寒を拒絶できない。でも、これで好兄弟を無くすのは厭だよ。涙を流す剣萍を、無言で受け入れます。
(どこまで佳い男――と云うか、どこまで剣萍が好きなんだろうなぁ……)

その間に、曹佑祥は練功に成功(した模様?)
近藤忠治は武媽に対し、宋隠娘を盾に、『太公天書』と剣萍の首を要求します。
……あの、“近藤小忠治”の一件、根に持っとるな(^_^;)
(そういうタイプだから。つか、コレの辞書には『寛容』という文字が欠落しているに違いない)

一方、墓陵に入った3人は、途中の危険な仕掛けは、多分あっさりクリアしたんでしょうね(笑)
早くも『天書』と黄金を蔵した扉と、鍵を差し込む石櫃の前に達し、そうして、鍵を差し込む順番も難なくクリア。奥に隠された八百万両の黄金と、その上に乗せられた朱氏の族譜、傍らの小さな戸棚の中にしまわれた『太公天書』を目にします。
で、民を搾取した結果だとか、太祖の朱元璋は、軍師の劉伯温を毒殺して――とか若寒と玉龍が放している間に(玉龍は、自分のご先祖たちが好きでないらしい)
剣萍が、さっさと戸棚を開けて、「ねえ、ねえ」ってあたりが、性格の違いというか、年齢差なんかを現してるようで、面白かったんですが、
剣萍が『天書』を手にしたとたん、最後の仕掛けが発動。
戸棚の中板が、カタリとひっくり返り、石扉が3人を閉じ込める形で落ちかかります。
咄嗟に、肩で扉を支える若寒。外に飛び出す剣萍。
「玉龍、早く!」
若寒が言った途端、さらに扉が落ちかかり、
「危ない! 潰されるぞ!!」
若寒を中に引っ張り込み、救う玉龍。
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扉の中と外に隔てられ、何とか、中の2人を救い出す方法をと模索する剣萍。
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一方、こういう形で銅臭にまみれて死ぬことになるとはと苦笑する若寒に(諦めが早い(^_^;)
死すべきは自分だと言った玉龍、何故の問いかけに、自分が誠王の子であったことを告白します。


というところで、次回、ようやく(って、私がレビューをさぼってたわけですが)最終集です。



侠女闖天関 第19集
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