秋水長天

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ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲

由香さんからお借りしているDVDの2本目。
やっと鑑賞できました~(^▽^;)
で、こういうのはやっぱり、体調と精神状態の整ってる時に見るもんですな~。
メッチャ面白かったです。

ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲 [DVD]ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲 [DVD]
(2012/03/09)
ジェット・リー

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というか、実は、少し前にも1度鑑賞してみたんですが(蜀山奇伝よりも前)
どうにもレビューにまとめられなくて(^^;
と云うのも、一見関係なさそうな色々な出来事が、主人公である黄飛鴻(ウォン・フェイフォン=ジェット・リー)の周辺で起こって、それが一つの大きな事件に収斂してしてゆく過程が、これが、体調が悪い時だったんで、一度で頭に入らなかったんですヾ(~O~;) おいおい

で、この作品、またの名を「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地雄覇」。
Wikipediaによりますと、正当な「ワンチャイ」とされるのは、ツイ・ハーク監督作品によるもので、バリュー・ウォン監督による本作はセルフ・パロディとのことですが――
なに? ジェット・リーがツイ・ハーク監督だか製作会社だかとモメて、「ワンチャイ」降りて、自分で作った映画?(で、かなり有名な話ですって?)
堂々の本物じゃん(笑)
というか、ジェットリー、こういう黄飛鴻が演じたかったのかな。
(本家ワンチャイの方は、かなり昔に見たんで、アクションが凄かった――以外、あまり印象に残ってないんですが、比べて、こちらの黄飛鴻の方が、かなり人間味にあふれてる気がします。正義感は強いし、思いやりも充分以上にあるけど、潔癖すぎたり頑固だったり、意外にお茶目だったり、欠点も普通に持ち合わせてたりしますし)

さて。

物語は、何やら『霊幻道士』やら『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』を彷彿とさせる、ちょっと怖そうな雰囲気の、奇怪な一団による女性の拉致シーンから始まり、
一転して、広州に帰るフェイフォンが、駅で指名手配の義和拳の3人を捕まえるシーン、
(で、もう、のっけからジェット・リー、アクション凄すぎ(≧▽≦)
(ついでに、結構逆ギャグも満載だったな、ここは(笑)

そうして、診療所兼道場の“宝芝林”が立ち退きを迫られ、弟子たちが探してきた新しい物件に、大家がフェイフォンを限りなく尊敬していて、家賃は七割引き、弟子にしてくれたら向こう3か月はタダにするという破格の条件の上、物件も良かったために飛びついたら、それが妓楼の隣だった――で、大家さんはその妓楼の経営者でもあったわけね。
で、何故最初に話さなかったと、潔癖なフェイフォンはカンカン。おまけに、大家さんの名前が獅虎(シーフー=師父と同音)ということで、大家の弟子入りを断ったのは当然、弟子たちの隣への出入りも禁じますが、このシーフーと親しくなった弟子のフウ(レオン・カーヤン)とソウ(ディッキー・チョン)は、シーフーの妹のジウが美人なこともあって、師父の目を盗んで隣家へ入りびたり。

フェイフォンの方は、知事の下に新たに赴任してきた、常時ゲラゲラ笑っている非常に押しと癖の強い高官(と、字幕では出てるんですが、吹き替えでは将校殿と言ってるように聞こえます。本当の役職はナニ?)の、挑発的な態度が気になったり、イギリス人から買った栄養剤を飲んで、耳が聞こえなくなった子供たちの治療に心を砕いたり。
(で、これが全部、最終的に一つにつながるあたりが凄いんですが――って、映画だから当たり前なのか(^▽^;)

そうこうするうちにフェイフォンたち、冒頭で登場した人身売買組織にさらわれた妹娘を探しに、四川から出て来た父娘とかかわったことから、隣家のシーフー兄妹ごと、義和拳の企てる大きな陰謀に巻き込まれて行きます。


で、見た感じ、確かに、監督してるのが“あの”「カンフー少女」の「PRIDE」の、王晶監督ということで、ツイ・ハーク作品より喜劇色は濃いようですが、それよりは、非常にまじめに作ってる――と云うと、他の作品はふざけて作ってるのかってことになっちゃいそうですが(苦笑)
こう、なんていうかな、王晶監督のギャグってば、もっとこう、遊び倒してるというか、向う側に突き抜けてるというか、そんな馬鹿な~、いくらなんでもそれはないでしょ~と言いながら、つい笑っちゃうという、そういう感じがあるじゃないですか。
たとえば王晶監督だったら、冲さん鶴に乗せて飛ばしたって、林ちやん牛に乗せて飛ばしたって(いや。飛ばさないケド)王晶監督だから~、で済んじゃうような。
(もっとも、鶴に乗せるなら乗せるで、それに対する必然性が出てくるあたりが王晶監督だとも思います)

それが、ジェット・リーのアクションを前面に出すためなのかな、喜劇は喜劇なんだけど、ギャグそのものは大人し目な印象。
で、遊んでるな~と感じたのは、隣家の妓楼の妓女たちが、堅物のウォン師父を挑発するために歌った歌が、『男兒當自強』の替え歌だということくらい。
(……ああ。そもそも、宝芝林を娼館の隣へ引っ越させちゃったってこと自体が、パロディでギャグで遊びなのか(笑)

おかげで、見終わった後で、一番印象に残ってたのが、ウォン師父のニワトリ姿――じゃなくて!
(いや。最終決戦の場に乗り込んでくる姿なんですが、『邪龍争覇』という、いわばお祭りの場で、敵さんは団体さんで、巨大ムカデに扮しているので)

兎にも角にもジェット・リーのアクションが凄かった、ということ。
(なんか、全編の8割くらいずっと戦ってたような印象があるんですが、少なく見積もっても、5割はアクションシーンだったような(^▽^;)
それにしても、本当にアクションの幅の広い人ですよねぇ。
必殺技の無影脚大放出は勿論、駅のシーンの、目にもとまらぬ剣さばきから、新任の高官に会いに行った時の、椅子に座ったままでのアクション、さらには、なんと酔拳までやっちゃいましたもんね~。
でもって、この人の場合、椅子の上での回転と云うか旋回というかを、ワイヤーなしで、本当にやってるんだろうなぁと思わせるあたりが、更に凄い。

あと、その最初の方の駅のシーンで、いつもワンチャイに出て来る若い叔母さんから、取材で忙しくて見送りに行けないからと、手紙とバラの花束が来るんですね。
それと、獅子舞のシーンもあったし。
それから、こんな場所で戦う? という、足場の悪い場所での戦いとか、なんか、既視感を感じるシーンがいくつかあったので、ひょっとしたら、ワンチャイ全編見てる人には、ニヤリとできる“くすぐり”が、全編に入ってたんじゃないかなと思います。

で、フェイフォンの父親に誓っての禁酒とクライマックスの酔拳については、ワンチャイ全編見てないんで、そっちのフェイフォンが酔拳を使えたかは知らないんですが、
Wikipediaの記事によりますと、ジャッキー・チェンが酔拳で演じたあの役もまたウォン・フェイフォン、すなわち黄飛鴻。
てことで、これもまた、ニヤリ、のシーンなのでした。
(しかし、実在の、同じ人物を映画化して、こうまで違うかねぇ^^;

それと、映画だから、限られた時間で全部やらなきゃいけないから、と云うのもあるんでしょうが、
テンポが良くて、無駄なシーン、無駄な登場人物が全くなかった、というあたりも、凄いなあと感じました。
……って、小学生の作文みたいな文章になってますが(笑)
なんせ、この人物は何のために出て来たの? このシーンの意味は??? というのが山盛りのドラマを、この間まで見てましたものねぇ(笑)

その他、あれもこれもと面白いところは一杯あったんですが(弟子たちもちゃんと活躍してるし、大家さんのシーフーの健気なエピソードもありますけど)書いてるときりがないし、上手くまとめられそうもないので、このあたりで。

由香さん、面白いDVDを、ありがとうございました。


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Comment

 

楽しんで頂けて良かったです(^-^)

ワン・チャイはお正月にムービープラスだったかチャンネルネコだったかで放送されてたのを観賞したんですが、ジェット・リーのアクションに見入ってしまいました。
CGを使わず、自身の身体を張ったアクションシーンは美しくてかっこ良かったです。

で、この、王晶監督のワン・チャイもジェット・リーらしいアクション満載で、私的には好みですね。
羞恥と喜劇とアクションがうまい具合に融合され面白くて、テンポも良くて、パロディー色やら喜劇色の強めの作品を作る監督にしては、しっかりした内容だったと思えた作品です(^^)d


>で、お返しするにあたって、
>『PRIDE 小魚児与花無缺』が戻ってきていますので、
>ご覧になるのなら、一緒にお送りできますが、いかがですか?
>
ありがとうございます(^o^)貸して頂けるなら是非お願いします。だだ、年末は忙しいのでボチボチの観賞となりそうなので、お返しするのが、年明けとなりますが宜しいでしょうか?
  • posted by 矢神由香 
  • URL 
  • 2013.11/21 11:52分 
  • [Edit]
  • [Res]

由香さんへ 

こちらの方へお返事いただいて恐縮です。
DVD、土日あたりで発送手続きいたします。
返却の方は、半年先でも一年先でも構いませんので、
どうぞ、ゆっくりご覧になってください。
(繰り返しの鑑賞に堪える作品ですからね、よろしければ何度でも(^^)


さて。

本当にジェット・リーはねぇ。
他の、やっぱり武芸をやっている俳優さんたちのアクションを見て、凄い!! と思っても、
改めてジェット・リーを見ると、この人こそが『武功第一』と云う風に見えるから、不思議ですよね。
基礎が違うのかなぁ。

王晶監督、『雪山飛狐』のような、本格武侠も撮ってますし、
(八雲幇主によると、あれは途中で脚本を丸投げしたせいで、終盤がぐちゃぐちゃになったとのことですが、前半は本当に良かった。ただしメロドラマで、突っ込みポイントも山でしたが(^▽^;)
幅の広い監督ですよねぇ。

ともあれ、本当に面白い作品を、ありがとうございました。

  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2013.11/22 07:21分 
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  • [Res]

 

>DVD、先ほど発送してまいりました。明日中には着く予定、とのこと。

了解しました(^_^ゞ。到着を楽しみにしてます。(^^)

>本当に長い間、ありがとうございました。

いえ、いえどういたしまして。(^-^)
私こそ長く借りそうなので、申し訳ないです。
ニコさんとディッキーさんをじっくり観賞させて頂きますね。
楽しみ~♪
  • posted by 矢神由香 
  • URL 
  • 2013.11/24 12:20分 
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  • posted by  
  •  
  • 2013.11/25 21:25分 
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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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