新・笑傲江湖 第27集~第28集

正月休み、久々で『天龍八部』を引っ張り出して読んでいたら、虚竹くんが、霊鷲宮(りょうじゅきゅう)をいずれ霊鷲寺にして云々と云っている台詞が目に入りました。
少林寺の代わりの名前として霊鷲寺(れいしゅうじ)が選ばれたのって、これへのオマージュとかですかねぇ?
(だったら、なかなか粋ですが)

さて。

東方不敗14-1

聖姑を救うため邪派の面々が霊鷲寺(れいしゅうじ)に押しかけると聞いた定逸師太は、争いを避けるために聖姑を解放してくれと、方証(ほうしょう)大師を説得するために、単身霊鷲寺へ。

莫大先生から、聖姑が霊鷲寺に囚われているのは自分のためであることを聞き、さらに、その聖姑が東方白であると知った令孤冲も、莫大先生に恒山派の尼僧たちを託し、霊鷲寺へ。
(しかし……莫大先生の情報収集力ってば、大したものですが――ホント、演じている役者さんが若すぎて、貫録に欠けるのが惜しいです。つか、髭取ったら、冲さんより若くね?)

と云う頃――まあ、例によって林ちゃんはどうでもいいとして、
その林ちゃんと娘の霊珊の仲睦まじい様子に、師娘は2人の結婚をを考えますが、旦那である岳不羣の方は、横取りした『辟邪剣譜』の「去勢すべし」の最初に一文に、修行に入るかどうかをまだ思案中。
で、このあたりの師娘との会話を聞いてると、師娘のほうは、本当にまともなんですけどねぇ。岳不羣の方は、一派の掌門として門派を発展させて行かなきゃいけない苦労とか義務感とかあるんでしょうが――なんか、武術家と云うよりは、感覚が政治家なんかに近くないですかねぇ?

と云うのは、さて置きまして。

恋しい冲さんの前から、お父さんに引っ張って行かれてしまった盈盈ちゃんは、なんと連日酒浸り(これには驚きました)
お父さんに叱られ、そんなことで東方不敗を倒して教主の座を取り戻せるのかと言われ――むらむらと東方不敗に対する憎しみがこみあげてきたわけですね。東方不敗は現在、内力を失って霊鷲寺にいる。これを左令禅たちに知らせたらどうなるか――と、お父さんに入れ知恵。いやぁ、盈盈ちゃん、すっかり悪役です(^▽^;)
(お寺を探りに行って見つかって、坊さんたちを容赦なく傷つけてるし)

一方、霊鷲寺へ向かった令孤冲は、途中で祖先秋たちと合流。聖姑奪還の盟主になるべきだと言われ、自分こそ盟主と名乗りを上げた藍鳳凰をうまくおだてて退かせ、一同を率いて霊鷲寺へ向かいます。
てことで、桃谷六仙の代わりを、予想通り藍鳳凰が務めてるわけですが、やっぱ、あそこまで底の抜けた感じにはならんのでね~、ちょっと、笑い的には物足りないです。藍鳳凰と冲さん、計無施との掛け合いは、結構楽しいですが(^^)

その霊鷲寺では、定逸師太の来訪を受けた方証大師が、東方不敗を聖姑と思い込んだまま、解放を決意。
易筋教は伝授されなかったものの、令孤冲は元気で江湖に復帰したと聞いた東方不敗も、方証大師、定逸師太、両名に礼を述べて寺を後にしようとします。

と云うところに押しかけて来たのが、左令禅と余滄海に岳夫妻――って、連絡行くの早っ!
東方不敗を引き渡せという左令禅、その左令禅を姉弟子の仇といい、さらに、岳不羣を偽君子と糾弾した定逸師太を宥めた方証大師、令孤冲が邪派の面々を率いてやってくるとの話に、ならば自分は、争いを避けるため、僧たちを率いて近くの寺へ避難しようと宣言します。
原作通りなんだけど、考えたらかなり思い切ったことをする御坊様ですよね。

こうして、争いを回避したはずの方証大師でしたが、その寺の中で、話があると岳不羣に呼び出された定逸師太が、なんと殺害されてしまいます。
……しかし、ここで犯人をバラしていいのか? (~_~;)
(つか、“やっちまった”こともバレちゃうわけですが、ホント、いいのかなぁ(^▽^;)

などと云うことが起こっていようとは夢にも知らず――霊鷲寺を後にした東方姑娘は、途中で臨月の妊婦さんに助けを求められ、一瞬迷いますが、結局、見捨てられずに、彼女を家まで送ってゆくことに。
と、その直後、同じ道を、ほんの数秒の差で、邪派の面々を率いた冲さんが通りかかるという、これはもう、『愛染かつら』以来の見事なすれ違い――なんて書いてたんで、以前のアクセス解析で、『愛染かつら』が引っ掛かってきたわけですな(^▽^;)

ともあれ、助けるつもりの東方姑娘が、つい目と鼻の先にいたとは知らないまま、霊鷲寺へやってきた冲さんでしたが、当のお寺はもぬけの殻。
で、中を調べに入るのに、一木一草たりとも手を触れるなと、全員に通達する役を藍鳳凰に振ったもので、

「坊さんの髪の毛一本にもさわらないこと!」
……坊さん、髪の毛ないし(^▽^;)
「坊さんにもさわらないこと!」
ま……まあ、これはマトモだ。
「草や木にもさわらないこと!」
で、あとで、よし! って感じで指をパッチンやったのが、なんか可愛かったです(^^)

ということで、無人のお寺へ入り、中を探し回る一同の前に、姿を見せたのが、瀕死の定逸師太。
掌門に……
驚く冲さんに、何が何でも恒山派の掌門を引き受けてほしい。さもなければ死んでも死にきれないと、無理やりに引き受けさせておいて、息を引き取ってしまいます。
しかし……この話を聞いてたのって、祖千秋をはじめとした邪派の面々だけなんだけど、いいのかなぁ?
まあ、儀玉さんや儀琳ちゃんに、否やは無いでしょうけど。

それにしても方証大師、お寺を空にするならするで、聖姑は解放したと書置きくらい残しておかなきゃ。ここでは聖姑は寺を去ったと言ってくれる冲虚道長は居ないんだし。
おかげで冲さんたち、定逸師太は霊鷲寺の人間に殺されたと誤解しちゃったじゃないですかぁ。

そうして、寺の中を探し回り、聖姑の姿がないため、一旦下山することを決めた一同でしたが、寺の周りは左令禅たち正派によって包囲され、ならばと世闇にまぎれて脱出を計った一同、罠にかかって大きな犠牲を出します。
(しかし左令禅たち、いっそ邪派と看板を入れ替えたらってくらい、情け払った真似をやらかしてくれますなぁ。あまりのことに、思わず顔を背けちゃいましたよ)

これがまた、方証大師や師娘には無断だったようで――争いを避けるために寺を出たのにと、方証大師、大変に嘆かれます。

一方、有りの這い出る隙もない包囲に、一旦は死をも覚悟した冲さんたちでしたが、それならいっそ、お互いに意識し合っている藍鳳凰と計無施を結婚させちゃおうか。祝言だ祝言だ――となったことから偶然にも、ご本尊の下に隠されていた抜け穴を発見。
んで、冲さんと一緒に入って、きゃあきゃあ言ってる藍鳳凰が意外に可愛かったり(笑)
途中、冲さんが金色のボディーペインティングをした坊さんたちと一戦交えるという場面があったり
霊鷲寺
(原作では確か、仏様に仕掛けがしてあったんですよねぇ)
藍鳳凰がちょっと欲を出したせいで、殿を務めていた冲さんと2人、抜け穴に閉じ込められかけるという一幕がありましたが、一同、無事に寺を脱出。
聖姑の行方を探すことと、後日の再会を約して、その場で解散となります。

そうして、ひとり寺へ戻った冲さん、人の気配に慌てて身を隠します。
と、そこに現れたのは方証大師、左令禅、岳夫妻――と、おまけの余滄海。
さらに、任我行までが姿を見せ、自分の連れているこの娘こそが聖姑の任盈盈で、この寺にいたのは東方不敗――と語ったものだから、方証大師は愕然。

で、この後、正派の面々を前に任我行の毒舌が冴える――シーンだったはずですが、やけに短かったですな。でもって、寧女侠なら知ってるが、岳なんとかさんは知らんなぁと云う、あのセリフもなかったし。(非常に気持ちがよくて、気に入ってたのに)
そういえば、尊敬する3人については語ってたけど、軽蔑する3人半については~~語ってたのかなぁ?
兎に角、冲さんを婿にしてこき使ってやるってのだけが、やたら印象的で(^▽^;)

ともあれ、何やかやと云い合ううち、任我行側と左令禅側とが2対2で勝負をして、任我行側が勝てば下山を許す――李亜鵬版の時は、それぞれ向門天の兄貴と冲虚道長が入ってて、3対3の勝負だったんですけどね。
考えたら、2対2って、一勝一敗になった時に困るやん。
と思ったら、本当に一勝一敗になって、最終決着用の代打として、冲さんが呼びおろされました。
~~っていう、ここもねぇ。
李亜鵬版では、冲さんと冲虚道長が戦うことになって、でも、以前に冲さんと手合わせしていた冲虚道長が、自分では敵わないからと譲ってくれて、任我行たちが下山できるように那なる。と、そこへ岳不羣がいちゃもんをつけて――と云う、冲虚道長の潔さ、人柄の良さと、岳不羣の卑劣漢ぶりが、ことさらクローズアップされるシーンだったわけですが……
まあ、そうでなくても、ここの岳不羣てば、
お前の剣法が風大師叔の直伝なのは周知のこと――って、見てもわからなかったくせに!
つか、方証大師に聞いて、やっとわかったくらいなんでしょう、多分。
でもって、もう、崋山派の弟子じゃないのに、崋山剣法を使って云々とのたまったのには、思わず、その辺に固くて重くて丸いもの(固い石ろことか8ナットとか)がないかと、手探りしましたよ、ワタクシ。
(そもそも、『独孤九剣』は、崋山剣法じゃないしね)

ところが、もう師匠でも弟子でもない「生きるか死ぬか、命を掛けよ」何ぞと立派なことをほざいてくださった割には岳不羣、冲さんには歯が立たず(鞘に納めたままの件で岳不羣をあしらう冲さん、恰好良かったです)冲さんの方は、大恩ある師父と勝負をする気にはなれず――これまでにしましょうと剣を止めた冲さんに、任我行、方証大師に対して、これは勝負無しにしようと申し入れます。で、大師がうけいれようとしたところで、下山を許すなと左令禅の声がかかり――ここで恥さらしなことをやらかしてくれたのが岳不羣。
こともあろうに不意打ちで、しかも、冲霊剣法の技を繰り出します。
瞬間、霊珊の面影を見て呆然となった冲さんでしたが、「危ない!」と云う盈盈の声に反応。
咄嗟のことで、岳不羣に傷を負わせてしまいます。
呆然とする冲さん。
と、その胸に、容赦のない岳不羣の掌打が炸裂。
そんなことをされても、まだ、気を失う寸前まで師父に詫びる冲さん。
これも、岳不羣を“親”と思えばこそ――少しは察しろよな~~って、無理か。もう、人間捨ててかかってるもんね、岳不羣(--;)

さて。そうして、どこかの洞窟で意識を取り戻した冲さん。
盈盈ちゃんから、定逸師太の死因は、心臓に打ち込まれた針であること。それも、正面から打ち込まれたものであることを聞き――それでも盈盈ちゃん、さすがに犯人は東方不敗とは言いませんでしたな。
まだ岳不羣が『辟邪剣法』の修業を始めたことは誰も知らないし、刺繍針を使うのは東方不敗だけだし、恋敵だし、どうかな~と思ってたんですが。
と、ここで左令禅と手合わせをして、寒冰真気を受けていた任我行が発作を起こし、冲さん、自分の吸星大法で冷気を取り除こうとします。

と云う頃、こちらは例によって、旦那に力いっぱい腹を立てている師娘と、それを懸命に宥めようとしている岳不羣。左令禅に従っているように見えるのは、娘の霊珊や崋山派の弟子たちを思ってのことで、今、左令禅に逆らって、自分が命を落とすわけには行かない。従っているふりをして、いずれ悪事の証拠をつかむつもりと、例によっての口先三寸で師娘を丸め込みます。
(まあ、師娘も自分のダンナだからねぇ。悪人とか卑劣漢とか、思いたくないですからねぇ)

……と云う2人が通りかかったのが、なんと、東方不敗が左令禅たち嵩山派余滄海たち青城派(未だに顔が覚えられない(--;)を捕まえて、冲さんの行方を問質している現場。
で、あっさり捕まって踏んづけられた岳不羣、冲さんの行方を問われますが――

と云うところで、次週に続きます。

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>なんか、武術家と云うよりは、感覚が政治家なんかに近くないですかねぇ?

言われてみれば確かに。左冷禅も似たような感じですね。

>いやぁ、盈盈ちゃん、すっかり悪役です (^▽^;)

でしたね~。
いくら悔しいからってそういうことする?と思ってしまいました(^^;)
梅荘でのことといい、盈盈ちゃんたら策士になっておりますね。

>と云うところに押しかけて来たのが、左令禅と余滄海に岳夫妻――って、連絡行くの早っ!

そうそう、私もこれにはびっくり!(爆)
皆さん、加速装置かどこでもドアでも持ってるのか?な素早さで。

>……しかし、ここで犯人をバラしていいのか? (~_~;)

早々に犯人をバラしちゃうって、意外でしたね。
しかも、ややこしい誤解を与えるし…ヾ(-_-;)

>(しかし左令禅たち、いっそ邪派と看板を入れ替えたらってくらい、情け払った真似をやらかしてくれますなぁ。あまりのことに、思わず顔を背けちゃいましたよ)

まさに、どっちが邪派だ?と言いたくなるような、酷さでした。
邪派の人間がどんな死に方をしようがそれが報いだとでも言うつもりでしょうか。

>寧女侠なら知ってるが、岳なんとかさんは知らんなぁと云う、あのセリフもなかったし。(非常に気持ちがよくて、気に入ってたのに)

私もそのシーンすごく好きです!
なので、次にこのセリフが来るか?と楽しみにしていたのに、なかったものだからがっくりしちゃいました。

>お前の剣法が風大師叔の直伝なのは周知のこと――って、見てもわからなかったくせに!

そうそう!
だったら、何であんなに誰から習ったんだって聞いてたんだよ、よう言うわ~!とむちゃくちゃ腹立たしかったです。

>(まあ、師娘も自分のダンナだからねぇ。悪人とか卑劣漢とか、思いたくないですからねぇ)

李亜鵬版では、師娘は剣で打ちかかっていってましたよね(^▽^;)
師娘らしい激しさだなぁと思ったものですが、こちらの師娘は優しさが前面に出ている印象ですね。岳不羣との夫婦の情も描かれてるし。
これはこれで、なかなか新鮮です。

Re:ふく*たま さんへ

> 言われてみれば確かに。左冷禅も似たような感じですね。

でしょ。
ひとつの門派の掌門ともなれば、ある程度の政治力は必要なんでしょうが、
それにしても、こうまで“もろ”。
しかも、自分の欲が前面の~~と云うあたり、いかがかと思いますよね。

> いくら悔しいからってそういうことする?と思ってしまいました(^^;)

本当に。
李亜鵬版の盈盈ちゃんのイメージを引きずっているせいもあって、かなり驚きました。

> 梅荘でのことといい、盈盈ちゃんたら策士になっておりますね。

ですね~。
まあ、東方不敗の下で、密かに力を蓄えて、お父さんを探して~~とやっていたせいで、
こうなったのかもしれませんが。
(しかし違和感が……(^^;)

> 皆さん、加速装置かどこでもドアでも持ってるのか?な素早さで。

やっぱりアレでしょうか、鶴をレンタルして……

> しかも、ややこしい誤解を与えるし…ヾ(-_-;)

まったくです(-_-;)

> まさに、どっちが邪派だ?と言いたくなるような、酷さでした。
> 邪派の人間がどんな死に方をしようがそれが報いだとでも言うつもりでしょうか。

邪派は人間じゃない、くらいに思ってるんでしょうね。
そういうことを思える自分たちの方が、よほど非人間的だということにも気がつかずに。

> 私もそのシーンすごく好きです!
> なので、次にこのセリフが来るか?と楽しみにしていたのに、なかったものだからがっくりしちゃいました。

実に気持ちのいいシーンですものね。
それを、毎度毎度のことながら、お気に入りのキャラ、好きなシーン、どこまで外してくれたら気が済むのやら(-_-;)

> だったら、何であんなに誰から習ったんだって聞いてたんだよ、よう言うわ~!とむちゃくちゃ腹立たしかったです。

本当に、冲さんを貶めるためなら何でも言う――と云うか、場当たり主義的に、物事を、自分が正義と聞こえる方向に捻じ曲げて口にする。こういうあたりも偽君子と言われるゆえんでしょうが、実態が見えちゃうと、本当に、この上なく憎ったらしいです。

> 李亜鵬版では、師娘は剣で打ちかかっていってましたよね(^▽^;)
> 師娘らしい激しさだなぁと思ったものですが、

ダンナでも容赦なし! と云うあたり、さすが寧女侠、と云う感じでしたね。

> こちらの師娘は優しさが前面に出ている印象ですね。岳不羣との夫婦の情も描かれてるし。
> これはこれで、なかなか新鮮です。

ですね。
その分、師娘の苦悩の深さも、より伝わってきて……(/_;)

プロフィール

rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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