秋水長天

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新白髪魔女伝 第9集

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さて……

玉羅刹・凌慕華はすでにこの世に亡く、現在の玉羅刹は練霓裳の変装。
事実を知った金独異は、即刻名月峡を潰そう口にしますが、紅花鬼母の、『天狼剣譜』を手に入れる方が優先、他人の手に渡してはならないし、自分たちが修練すれば、江湖も朝廷も思いのままと云う言葉に納得、同意します。

してまた、この紅花鬼母ってのがケバいオバさんで~~ってのは、前に書いたかな?
んで、毒使いでもあるので、鉄飛龍に、死なない程度ではあるようですが、毒を入れたお茶を飲ませたりしています。
……なんかこ~、嫌いなタイプだな(^^;)
まぁ、見た目に楽しい悪役ってのは、そうそういないわけですが(^▽^;)

鉄飛龍が東廠の保護下に入ったと知った練霓裳は、金独異が鉄飛龍を都へともないと推測。白敏たち女兵を名月峡に帰し、単身、都へ向かいます。
が、見事討ち果たしたと思った鉄飛龍は身代わり。まんまと罠のただなかに飛び込んだことになり、東廠に鉄飛龍、その上に金独異本人までを相手に回し、窮地に陥ります。

それを救ったのは、やはり秘かに鉄飛龍たちの動向を見張っていた卓一航。
ですが、練霓裳を連れて逃げる時に、卓一航は鉄飛龍の投げた飛刀で傷を負っており――って、ここまで来ると、さすがに、またか! って思いますよ~ ヾ(~O~;)

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これがまだ9話目だから、なんと卓一航、2話に1度の割で怪我をしていることになる。
しかも全部、練霓裳絡み。
『蕭十一郎』で四娘が、十一郎が璧君かかわるようになってから、傷の絶え間がないつって璧君を怒るシーンがありましたが、その比じゃないですな、これは。
でも、今回は、霓裳に手当てをしてもらったようで、一航としては嬉しかったかもしれない(^^)
つか、朝起きたら、窓のところに鈴がつるしてあって、その窓の外から、想いを寄せる女性が「大丈夫?」――これは、かなり嬉しいかも。
(しかし……、彼らが現在寝泊まりしている水車小屋が、『浣花洗剣録』で、大臧くんと株児が暮らした水車小屋に、非常に似て見えるのは、気のせいでしょうか(^▽^;)

一方。
又もや、あの武当派の若僧に! と、今回もも計画の邪魔をされたことを憤る金独異。
対する紅花鬼母も、卓一航には苦い思いをさせられていますからね。これには同意。
ですが、これが、ただのケバいオバはんじゃないから(~_~;)
卓一航の様子では、練霓裳に思いを寄せているのは明らかだが、武当派と名月峡は、本来火と水で相容れないもの。だとしたら、彼が練霓裳の正体を知ったらどうなるか――って、どうも、この紅花鬼母が金独異の軍師をつとめてるようで、鬼の女房に鬼人と云う言葉がありますが、そういう感じの一対ですな、このご夫婦。
あれ? 夫婦じゃないのか。金独異は東廠の親玉だから、宦官のハズだし。
でも、そういうモノを感じさせる一対でもあります。

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ところでこの作品、『蕭十一郎』の梁国冠氏が関わっておられるせいかどうか、あの釵と紅紗のように、一定の小道具が重要な――この場合、モチーフと云ういい方は合ってるのかな? とにかく、そういう使われ方をしておりまして、その一つが、卓一航が持っている連霓裳の鈴。で、もう一つが冰糖葫芦(サンザシの飴)。
これも、卓一航がちょくちょく買ってるんですが(え~と、これも2話に1回くらい?)未だに2人揃って食べる機会には恵まれない。

今回も、怪我の方は自己申告通り大したことは無かったようで(でも、気絶しかけてたぞ ヾ(^_^;)まあ、普通に起きて動いてる卓一航に、この間は食べ損ねちゃったからと練霓裳、糖葫芦をねだります。
で、想う女性からの、こういうおねだりは結構嬉しいものらしく、一航さん、駆け足で出かけて行くんですが、実はこれ、彼を遠ざけておくための口実で、その間に白敏からの報告を受けた霓裳、紅花鬼母が耿紹南を捕えたを知り、玉羅刹に姿を変えて、彼が連れて来られるという五里坡へ。
そうして卓一航もまた、辛龍子から同じ知らせを受け(水車小屋から霓裳の姿が消えていこともあり)彼女に断りを言う間も惜しんで五里坡へ向かいますが――これが、せめて単独行じゃなくて、辛龍子を連れて行ってれば、状況は変わったんでしょうけどね~。大丈夫だつって、辛龍子はまさかの時の連絡役に残して、大抵は一人で動いちゃうから、この人 ヾ(--;)

で~~大概こういう状況になると、見てる方には察しがつくんですが、五里坡に連れてこられた耿紹南は、紅花鬼母が用意した真っ赤な贋物。
(本物は武当山だし(^^;)

そうとは知らず、さらには、目の前の相手が恋する練霓裳とも知らず、卓一航は贋の大師兄を守ろうと剣を交えるのですが、横合いから出て来た紅花鬼母にわずかな隙を突かれ、あの技はなんていう名前なんでしょうね、爪が紐のように伸びる、あれに絡めて取られ危機に陥ります。
その一航の命を盾に、紅花鬼母は練霓裳に面具を取って彼に正体を見せるように要求。葛藤の末、霓裳は卓一航に素顔をさらし、2人の破局を確信した紅花鬼母は、敢えて一航の命を取らず、その場を立ち去ります。
陰険と云うか残酷と云うか――何とも憎ったらしいオバはんで(―″―)

ただ2人取り残され(贋の大師兄は、霓裳の刃にかかっています)
「何故――何故あなたなのだ!?」
と悲痛な問いを発する卓一航に、自分が玉羅刹に扮したのは、どうでもこうしなければならなかったからと答える練霓裳。正体を告げられなかったのは、
「あなたは卓一航、わたしは練霓裳。あなたの家は武当、わたしの家は名月峡! 正邪は並び立たぬもの!! ならば、わたしが正体を明らかにしたら、2人の間はどうなる? ……終わらせるしかないではないか」
「もっと早くに告げてくれていれば、一緒に方法を考えることも出来たのに」
「一緒に? 一緒にだと!? あなたには師父も師兄弟もある。その者たちに、誰を愛したか――誰が好きか、告げることが出来るのか!? 今のわたしを、その面前に連れてゆくことが出来るのか!?」
「連れてゆくとも! 一緒に武当へ帰って、師父に何もかも申し上げる」
霓裳の腕をつかむ一航ですが、それは、一航一人の利己的な想いに過ぎないと、霓裳はそれを拒絶します。
卓一航は、あくまで『武当の卓一航』であろうとしている。しかし、霓裳への想いが真実だというなら、何もかもを捨てて、この場から一緒に逃げられるか。
ただ、霓裳と一緒に生きるためだけに、一切を捨てられるか?
問われれば――霓裳の正体を知ったばかりで、何の心構えも出来ていなかった一航としては、口ごもらざるを得ません。
そんな一航に、
「答えずとも分かった。ならばこれ以降は、表面ばかり立派な言葉で、己の懦弱を飾りたてぬことだ」
冷然と云って霓裳は背を向け、それを追うことも出来ず、一航はただ、その場に立ち尽くします。

この練霓裳の言葉、一航さんには相当に堪えたようで、これ以降の生き方が大きく変わってゆくわけですが――それにしても霓裳さん、きっついこと云うな~~と思ったら、一航のことは本気で好きなんだけど、亡くなった師父と穆九娘に代わって名月峡を背負って行かなきゃいけない責任感の他に、満月期の夜になると、己を失って狂暴化するという、例の発作があったんですね~。
これは――恋しい男には知られたくないですわ。知っても逃げ出さないと思えるほどには、まだ相手を知らないしね。

で、物陰からこの2人の別れを見ていた岳鳴珂、さらに、水洞の、どうやら水中にいるとかろうじて発作が抑えられるようで、それでも、その苦痛で意識朦朧とした霓裳が、自分を卓一航と見まちがえたことで、彼女がどれだけ一航を思っているかを知り――
霓裳にたいしては、あのディッキーさんの小魚児もかくやってくらいの心遣いを示すんですが――自分は密かにヤケ酒。
辛龍子に心配されて、明日は武当へ帰ると宣言したものの、傷心のままそのあたりをさまよっていた卓一航と、ばったり遭遇。一戦交えることとなります――って、これが、染物屋さんの干場らしいんですが――だ~か~ら、名門正派のお弟子とお役人が、器物を損壊して堅気の衆に迷惑をかけるんじゃないの ヾ(~O~;)
と言いながら、なんか、久々の見応えのあるアクションシーンで、結構喜んでたりもしますけど(^▽^;)
これがまた、『新笑傲江湖』のアクションが、呆気ないくらいに短いのに比較して、なんか、長時間戦ってましたねぇ。途中で、これで終わり? と思ったら、場面が切り替わったら、あれ? まだ戦ってる、まだ戦ってる――って感じで。
(この間ず~っと、卓一航がつけてる鈴の音が響き続けてたのが、何故とはなしに、へぇ~って感じでしたが)

で、そうするうちに、戦いの場はいつの間にやら、以前に卓一航が紅花鬼母をぐるぐる巻きにした、巨大な――水車だろうなぁ――のところへ移動。
まだ戦い続けるところへ、練霓裳が飛来。
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いい加減にしないか!!! と云う感じで、下の川へ内功をブチ込みまして、男2人に、文字通り冷水を浴びせた上、卓一航に向かって、以後、関わり合いは御免蒙ると、最終訣別宣言。

断ち切れぬ想いを抱きながら、卓一航が飛び去り、
……わたしは今、崖の縁に立っている。一歩踏み出せば、この身は粉々に砕ける。
だから、この思いは断ち切らなければと心に決めて、練霓裳が飛び去り、
届かぬ想いを抱いたまま、岳鳴珂ひとりがその場に残り――

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3人が三様の苦しみを抱いたまま夜は更け――雨の中、想いに沈む霓裳に、声をかけた岳鳴珂、彼女が玉羅刹だったと知ったことを告げます

と云うところで、10集へ。
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Comment

 

チャンネルNECOの新笑傲江湖のあとは白髪魔女伝のようですよ。
小説も出てくれたら嬉しいのですがなかなか…。
白髪魔女伝の小説については、宇野さんから裏話が聞けるかもしれませんよ…と独り言をつぶやいてみたりw
  • posted by 八雲慶次郎 
  • URL 
  • 2014.02/02 21:06分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: 八雲幇主へ 

> チャンネルNECOの新笑傲江湖のあとは白髪魔女伝のようですよ。

だそうですね。
由香さんのところの記事を見て、先ほどnecoさんサイトへ確認に行ってきました。
嬉しい~♪ けど、ちょっと気も抜けたりして(笑)

> 小説も出てくれたら嬉しいのですがなかなか…。

ですね~。
是非、原作を読んでみたいのに。

> 白髪魔女伝の小説については、宇野さんから裏話が聞けるかもしれませんよ…と独り言をつぶやいてみたりw

あら、それは!
どうやって話を持って行こうか……(と、つぶやいたり)
ともあれ、本当にいつも、ありがとうございます。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2014.02/02 22:01分 
  • [Edit]
  • [Res]

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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