秋水長天

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新・笑傲江湖 第33集~第34集

袈裟は、内容はほぼ忘れましたが、なんとも奇妙で不気味でいやな感じの夢を見ていたところを、目覚ましにしている携帯のアラームで叩き起こされ、心臓が止まるくらいビックリするという、かつてない最悪の目覚め方をしました。
したら、仕事の方も、思い込みによる勘違いで、板金の左右逆ヴァージョンの方を大量に持ってきてしまうという、ミスをやらかしました。

でもまあ、怪我とかしなくてよかった。
恵方巻も普通に美味しかったし(笑)

さて。今回の笑傲江湖は、岳家の女性たちの悲劇から――

寧中則


『辟邪剣譜』の袈裟を焼き捨てようとする岳不羣。
火鉢を蹴倒してそれを止めた師娘は、剣譜を奪った罪を令孤冲に被せたことを激しく非難します。
その上で、岳不羣に起こった変化を指摘。辟邪剣法の修業は体を痛めるから、変わってゆくあなたを見たくないからと、修行をやめるように懇願。岳不羣は窓から袈裟を投げ捨てますが――まだ間に合うと言ったということは師娘、ダンナが切っちゃったことにまでは気付いてないんでしょうかねぇ。
と云うか、男性辞めなきゃ習得できない武芸があるなんて、普通、思わないもんなぁ。

ところが、その袈裟、窓の外で話を盗み聞いていた林ちゃんの手に渡ってしまい――李亜鵬版みたいに崖下に投げ捨てたなら兎も角も、師父も師娘も、部屋の外に放り投げたものなら、後の行方を気にしなきゃダメじゃん ヾ(--;)
(つか、ゴミはやっぱりゴミ箱に、でしょ)

こうして――天の配剤ならぬ魔の配剤によって剣譜を取り戻した林ちゃんですが、『神功を身につけるためには自宮すべし』の一文に思い悩みます。
で、この前と後での、林ちゃんの霊珊に対する態度の差が、苦悩の深さを感じさせるんですが、
挙句、酔って霊珊を怒鳴りつけ、それでも、泣いてる霊珊をみて情がわいたのかな――抱きしめてくれつって、結果、慰められて寝入っちゃった、ところまでは人間的と云うか、まだ可愛いじゃんと思ったんですが……。
霊珊が部屋から出て行くところで、カッと目を開けて、必ず仇をと誓う、その目つきがね~~楊過を演じてたときの暁明みたいな思い詰めた目つきならまだしも、なんとも厭な感じの――母が蛇のような目つきって形容してたかな――そんな感じだったんで、それ以後の行動と合わせて、本当に一ッ欠けらの同情心もなくなっちゃいました。
あの目つき、演技ならまだしも、演技でやってるんじゃなかったら、凄い損な役者さんですな。
(ちなみに、本物の蛇は、綺麗な目をしてると友人が言っておりましたが(^^)

やっちゃった後の苦痛と、子孫を残せなくなったという、これは当時の人間としては、先祖に対する最大の不孝まで、余滄海に対する恨みと復讐心に変えるあたりは、壮絶でしたけど。


そうして、洞窟に籠って辟邪剣法の修練を始めた平之、霊珊が病気になってまで自分を探す姿に――と云うより、付き添っていた師兄が、自分の隠れている洞窟まで探そうとしたからだろうな――自分の足を傷つけ、怪我のせいで戻れなかったことにして姿を現します。
しかも、酔って霊珊を怒らせたから、お詫びに好きな糖葫芦を買ってこようと、早朝に市に出かけ、帰路に豪雨にあって戻れなくなったと、いかにも霊珊を思っているように見せる念の入れ方。
ですが、猫を被るのもそれまで。釣り上げた魚には餌をやる必要はないとばかり、霊珊に一指も触れないばかりか(これは仕方がないですが)、結婚前と打って変わった冷たい態度。

なので、その婚礼の夜、堪え切れずに酔って暴れて潰れちゃった冲さんと、悲しそうにそれを見守っていた儀琳ちゃんが、余計に痛々しかったですけど。
(しかし、辛い時には潰れるくらいに呑むってのも、体には悪いけど、たしかに一つの方法かもしれませんな。翌日には二日酔いで、やっぱり辛いどころじゃないだろうし(^^;)

その冲さんは、盈盈ちゃんから手紙を受け取り、冲さんを逃がしたことでは咎められなかったこと、おとーさんの怒りが解けたら会いに行くことをが書いてあったと、久々に嬉しそう。
なんか、ここのところ冲さんも憂い顔が増えてるので、たまに嬉しそうな顔が出ると、儀琳ちゃんじゃないけどホッとします(笑)

その頃、任おとーさんは、平一指を呼び出し、誰にも口外しないことを誓わせたうえで、東方不敗が神教の長老、堂主達から盈盈ちゃんにまで三尸脳神丹(さんしのうしんたん)を飲ませたことを明かします。
驚愕し、毒消しを作ることを約束する平一指。
う~む。ことは盈盈ちゃん一人の命にかかわることじゃなかったんだ。
というか東方不敗、冲さんが心がわりしたと思って、本当に自棄になってたな(~_~;)

と云うところで話は戻り、両親の前でだけは、以前の通りに優しい振る舞いを見せるけれど、すっかり冷たくなった平之に思い悩む霊珊ですが、さすがに、両親にはそれを話せません。……話せばいいのに。

さらに、中秋の嵩山での大会のために新しい服を作ろうという師娘と一緒に、布を見立てて来た霊珊、平之が、これまでの好みと違い、霊珊自身が着るために買った派手な赤紫色の布を気に入ったことに驚きます。
(横で見ていた師娘は、さらに愕然)

平之と霊珊

それでも、平之を喜ばせようと急いで服を仕立てた霊珊でしたが、結婚したのに夫婦らしいことの一つもないという霊珊の言葉に平之は拒絶反応を示し、今更のように令孤冲との仲を疑う言葉を口にし、さらには、体の交わりがあったのだろうとまで――さすがにこれは、横っ面の一つも引っ叩くかと思ったんですが、以前の霊珊は、それくらい気の強い娘だったはずですが、嘆くばかりと云う、これはちょっと意外でした。
(しかし、霊珊は、大師兄と私はちゃんと礼節を守ってって言ったけど、冲さん的には、あんだけ無防備に肩にもたれて寝られたら、逆に手は出せんぞ(笑)

それにしても林ちゃんも、岳家の婿と云う地位が必要で戻って来たのか、それとも仇討本会遂げた後で、岳不羣にも復讐するつもりで戻って来たのかは知らないケド、あんな手まで使って結婚を急かせておいて、用済みになったらこれって、いくらなんでも(霊珊がバカむすめでも)“あこぎ”が過ぎるというか、原作にある程度の報いじゃ、見てるこちらの気がすまんと云うか……(-゛-メ)
(しかし、ここで、霊珊かわいそう~(/_;) と思うか、平之のヤロ~\(*`∧´)/ ムッキー!! と思うかで、その人の性格がわかる気がしますな(^▽^;)

一方、平之の言動に、今更のように大師兄との楽しかった日々を思いだした霊珊瑚、気がつけば思過崖に来ていて、冲さんが籠っていた洞窟で、さらに憂いに沈みます――と、そこへ小猿が――って、これ、最初の方で六猿くんが連れてたら、より効果的だったんですけどね~。ともかく、その猿のおかげで、奥の洞窟とそこに散乱するたくさんの白骨を見つけ、両親に知らせに走ります。

で、霊珊の知らせで洞窟に入った岳夫妻と林ちゃんですが、白骨にばかり気を取られて、驚いて飛んで帰っただろう霊珊に比べ、ざっと見渡して、壁面に刻まれた各派の絶技に気付いた師娘――やっぱ、見識の差?

ともあれ、このことは秘密にと家族に誓わせた岳不羣、嵩山の大会を前に、これは崋山派の未来にかかわることと、霊珊に何事かを命じます。
(で、洞窟内で林ちゃんに、霊珊と何かあったのかと聞いたあたりは、“この”岳不羣でも、さすがに親なんだなぁと、ちょっと感心しました)

そうして訪れた嵩山の大会の日。
左令禅は、五岳合併に反対する莫大先生の口を、費彬の殺害を持ち出して封じ、天門道長には、その激しやすい性格を利用し、同門の師叔である玉璣子(ぎょくきし)らを買収し、掌門の座を奪わせます。
さらに青海一梟(せいかいいっきょう)に経穴を封じられた上、恥辱を与えられた天門道長は、経絡を断つことで点穴を解き、青海一梟を道連れに憤死。弟子たちも後を追います。

この青海一梟の乱入、李亜鵬版では、その他大勢もかなり参加してて、外野からのガヤも入ってたんで自然でしたが、こちらでは五岳に霊鷲寺に、後はなぜか青城派だけの模様。なので、唐突に天門道長にいちゃもんつけに入って来たの、ちょっと不自然でした(^^;)
でも、ここのアクションは、久々に武侠らしかったですな。結構長時間戦ってたし。
(しかし、嵩山派の弟子たちが、さくさく死体を片付けてたの、えらく事務的でヤでした(^^;)

そうして今度は、恒山派がターゲットにされるのですが、
恒山派
亡くなった定逸師太も、五岳の合併には賛成だった。師太が健在だったら、合併なった五岳の掌門を努めてもらうものをと、左令禅が言い出したところへ、異議を申し立てたのが藍鳳凰。師太は左令禅こそが掌門に相応しいと言っていたが云々と、あれやこれやと話を引っ掻き回し、儀玉さんまで巻き込んで、左令禅の言葉を、自分の言葉と同様の与太話に引き下げてしまいます。
この手際が実に巧みで――これは裏に軍師がいますね(笑)
原作ではこれは桃谷六仙の役割で、軍師は盈盈ちゃんだった記憶ですが。
(しかも、このおかげで左令禅、メッチャ小物化して見えるし(^▽^)

この鳳凰の態度を、弟子の躾が成っていないと非難された冲さん、
彼女は嘘は言いませんから。誰が言うよりも、師太の遺言を伝えるのにふさわしいと思ったと反撃。今回の冲さんは、えらく大人しいな~と思って見てましたが、言うところでは言ってます。
が、合併に反対かと問われ、岳掌門に従い、崋山派に足並みをそろえますと――これ、大会の前夜に、心を入れ替えるなら崋山派に戻すことも考えてやると、岳不羣に言われてたせいですが、こんな師匠でも、まだ親として慕うか――と云うか、好きだった小師妹はもう人の妻で、仲の良かった六猿くんもいないのに、崋山はまだ冲さんの家なのかと思うと、ふく*たまさんが、こういう冲さんは親の愛に飢えた子供みたいで痛々しいと書いておられましたが、本当に、見てて痛ましいです(/_;)

しかも、それではと意見を問われた岳不羣は、面の綽名の君子剣って、武術家でありながら読書人と云うところから来てるんですが、その読書人らしく滔々と、合併賛成論をブチ上げ、さらには、取り敢えずの盟主である左令禅を差し置いて、3年以内に定逸師太を殺害した犯人を捜し出すと約束して、恒山派の尼僧たちまでを納得させてしまいます。
さすが偽君子――と云いたいけど、考えたら、思い切り野心が表に出てますな(^^;)

ともあれ、こうして五岳合併が決まり、今度は新掌門が誰かということで、また藍鳳凰がしゃしゃり出て、辟易した陸柏が、思わず、
「令孤掌門、この女を何とかしてくれ」
「掌門って呼んだ。ってことは、令孤冲を推挙するのね」
掌門は誰に
推挙してない! と焦る陸柏ですが……
あっはっは。鳳凰の勝ち~。

して、またまた鳳凰が、引っ掻き回す、引っ掻き回す。
左令禅の野心は百も二百も承知でやってますからね~。折角の新生五岳なんだから、掌門にも新しい人をと、儀琳ちゃんを指さしたかと思えば、掌門には人格見識武術ともに優れた人でなければと言われ、
「じゃあ、方証大師しかいないじゃない」
(確かに! (^▽^;)
あまりのことに、いい加減にしろと玉璣子が立ち上がり――と云う、ちょうどいいところで続きになってしまいました。

以下次週。

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Comment

 

お久しぶりです。
なかなか・・・お正月から
忙しくて、パソコンを開けませんでした。

思い切って切ってしまったのですね。
それなのに結婚はするなんて
とても変ですが・・・。
そこまでするなら
結婚を破棄して逃亡すればよいのに。

岳不羣と林君のオネエ的な
会話が見ていておかしかったです。



  • posted by みどり 
  • URL 
  • 2014.02/04 10:21分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: みどりさんへ 

はい。お久しぶりです(^^)

> 思い切って切ってしまったのですね。
> それなのに結婚はするなんて
> とても変ですが・・・。

多分仇討ちのため、余滄海に近づくためには、岳家の婿として嵩山の大会に出る必要があったのと、
切ってしまったことを世間から隠すためだと思います。
その分、霊珊がなんとも哀れですが。

> 岳不羣と林君のオネエ的な
> 会話が見ていておかしかったです。

あれも、切ってしまったことを強調するためでしょうが、
私は、岳不羣のあの手つきを見るたびに、うっ……(~_~;)となっておりました^^;
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2014.02/04 18:13分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

>師父も師娘も、部屋の外に放り投げたものなら、後の行方を気にしなきゃダメじゃん ヾ(--;)

ここはみんながそう思ってますよね(^▽^;)
焼き捨てようとしたものを窓の外に放るかな~ヾ(-_-;)
林ちゃんが手に入れなきゃならなかったとはいえ、ものすごーく強引な成り行きですね。

>それ以後の行動と合わせて、本当に一ッ欠けらの同情心もなく なっちゃいました。

同感です。
李亜鵬版では存在感の薄かった林ちゃんが、こちらではかなりの存在感ですが、それが悪目立ちしてるというか、かなりヤなヤツですよね(_ _;)

>なんか、ここのところ冲さんも憂い顔が増えてるので、たまに嬉しそうな顔が出ると、儀琳ちゃんじゃないけどホッとします(笑)

また霍建華の笑顔がなつっこいですもんね(笑)

>(横で見ていた師娘は、さらに愕然)

このシーンはうまいな~と思いました。
師娘は平之もやっちゃったことに気づいたんでしょうかね?

>あんな手まで使って結婚を急かせておいて、用済みになったらこれって、いくらなんでも(霊珊がバカむすめでも)“あこぎ”が過ぎるというか、原作にあ る程度の報いじゃ、見てるこちらの気がすまんと云うか……(-゛-メ)

同感!!
全く、サイテーなヤツです\(*`∧´)/

>(しかし、嵩山派の弟子たちが、さくさく死体を片付けてたの、えらく事務的でヤでした(^^;)

私もです。
死体がそのまま残ってるのもどうかと思いますが、舞台の場面転換みたいに死体を片づけていくのも、見ていてすごく違和感がありました。

>3年以内に定逸師太を殺害した犯人を捜し出 すと約束して、恒山派の尼僧たちまでを納得させてしまいます。

ここはどの口が言うか!?と憎々しく思いましたが、すでに下手人がわかっているので、岳不羣の似非君子ぶりがよく伝わるシーンでもありました。

>して、またまた鳳凰が、引っ掻き回す、引っ掻き回す。

ここは本当に楽しいシーンでした(笑)
一人で桃谷六仙の代役、頑張ってますね!
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2014.02/13 21:41分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: ふく*たま さんへ 

>ここはみんながそう思ってますよね(^▽^;)
>焼き捨てようとしたものを窓の外に放るかな~ヾ(-_-;)
>林ちゃんが手に入れなきゃならなかったとはいえ、ものすごーく強引な成り行きですね。

やっぱりそうですよね。
ここは、林ちゃんが手に入れても不自然で内成り行きを考えると、やっぱり一旦は火にくべて、何かあって立ち去ったところを、急いで林ちゃんが回収――くらいにしてくれないと、ですよね。

>李亜鵬版では存在感の薄かった林ちゃんが、こちらではかなりの存在感ですが、それが悪目立ちしてるというか、かなりヤなヤツですよね(_ _;)

全くです。
これ、古龍モノだったら、ラスボスに化けても不思議じゃないかも、って感じですね。

>また霍建華の笑顔がなつっこいですもんね(笑)

はい(^^)
暁明のとこも思いましたが、こういう、なつっこい笑顔の役者さんって得ですよね。
ちなみに18週の、犬に骨付き肉を食べさせて、なんか嬉しそうに見てた、あの表情も好きでした。

>このシーンはうまいな~と思いました。

本当にね。

>師娘は平之もやっちゃったことに気づいたんでしょうかね?

おそらくは。

>全く、サイテーなヤツです\(*`∧´)/

全く!
18週を見て、その怒り、さらに沸点に近くなったんですが……

>死体がそのまま残ってるのもどうかと思いますが、舞台の場面転換みたいに死体を片づけていくのも、見ていてすごく違和感がありました。

そう、そう。
大道具じゃないんですから。
もうちょっとこう、リアクションがあるか、逆に、他の場面か誰かの顔が映ってる間に、死体が片付いていても、別の良かったんじゃないかと思います。

>ここはどの口が言うか!?と憎々しく思いましたが、すでに下手人がわかっているので、岳不羣の似非君子ぶりがよく伝わるシーンでもありました。

本当に。自分が犯人のくせに、よく言うよと、憎らしく思って見てました。

>ここは本当に楽しいシーンでした(笑)
>一人で桃谷六仙の代役、頑張ってますね!

いい味でてました♪
まさに八面六臂――あ、六仙の代役なら、顔が二つ余る――違うって(笑)
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2014.02/15 20:21分 
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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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