秋水長天

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新白髪魔女伝 第15集~第16集

ふく*たまさんが、この娘がポカをやる度に、大師兄がひどい目に遭うようだと書いておられましたが、今回もまさしくそれで、やってくれましたよ、何萼華。

15集-1


名月峡へと赴く途中、錦衣衛の包囲網の真っただ中に飛び込んでしまった耿紹南と何萼華ですが、耿紹南が、岳鳴珂と言葉を交わしながら、何とか活路を探ろうとしているのに、気が短いんだか、自分の腕を過信してるんだかわかりませんが、真っ先に剣を抜いて錦衣衛にかかって行って、結局岳鳴珂に負けて、人質みたいになって、おかげで大師兄が捕まって、おリボンならぬ鎖をつけられて、名月峡への手土産にされてしまったという(^_^;)
しかも大師兄、ボロッカス言われてるし。慕容冲には、お前なんか死んで3年もすれば、誰からも忘れられるとか(事実だけど、でも、それを言われたら、大概の人間がそうだよね(^^;)練霓裳からは、お前の命なんか、九娘の死の償い意外に、何の意味もないとか。

あれ、もうちょっと粘ってたら、卓一航と辛龍子が通りかかって、4人で四象剣陣で切り抜けられたかもしれないのにね。

……ということで、数歩遅れで通りかかって、何萼華から事情を聞いた一航さん、例によって「私も行くぅ~」と言う彼女を(怪我もしてることだし)辛龍子に見張らせ、単独で名月峡へ潜入します(正解)。
萼華を連れて行くと、ま~た、いらんところで飛び出して行きかねんし、一航さんだけだったら、万一見つかっても、誰も、捕まえようとしたり、攻撃しては来ないですからね。
(それにしても、気が付いたらまた名月峡の黒マントと覆面姿で潜入してる。例によってお仕事の早い一航さんデス(^▽^;)

一方、耿紹南を手土産に名月峡へ入った慕容冲、玉羅刹が本物かどうかを確かめるために、立ち合いを挑みます。
それを、師兄は総指揮使の役目があるし、万一怪我でもしたら、錦衣衛、名月峡、どちらにもよろしくないから、自分が代わりに――という名目で、実は練霓裳を庇って、慕容冲の身代わりでの立会を申し出た岳鳴珂。玉羅刹に扮した練霓裳の一撃を受け――あれ、自分の内力も使って細工したかな? 重い内傷を負った岳鳴珂の様子に、慕容冲はすっかり騙され、あまつさえ、よくぞ身代りに立ってくれたと――ホント岳鳴珂さん、伊達に錦衣衛の副指揮使をやってないというか、慕容冲の副官をやってないというか。こういう人は敵に回すと怖いぞ~多分。
それにしても、命がけで霓裳によく尽くします。本当、涙ぐましい(/_;)

こうして(自分も内傷を負ったけど)岳鳴珂の命がけの協力で、危機を一つ乗り切った練霓裳を待っていたのは、手土産として贈られた耿紹南の処分。
霓裳の理解者で、卓一航との恋を知っていた九娘は、仇を討つなと言ってくれたけれど、名月峡の少主としては、そういうわけには行きませんからねぇ。
下から突き上げられる形で霓裳、耿紹南の処刑を決意します。

過失致死ではあるけれど、命には命を持って償うのは当然。だが、自分の死をもって、武当派との敵対をやめてほしいという耿紹南に、↑に書いたように、お前の命など、九娘の死の償い意外に何の価値もないと冷酷に切り捨てた霓裳、白敏命じ、毒杯を持ってこさせます。

なるほど自分はその程度の人間かもしれないが、師弟の卓一航は頭もよくて有望株で――って、なんか、言い返すにしても情けなくないか? って気がしますが(^▽^;)
自分の死で一航の目を覚まさせてやる。霓裳に告げ、心の内で、来世では悔いのないように、必ず萼華の心を手に入れると誓い、毒盃を呷る耿紹南。

で……、この間、一航さんは何をしてたんでしょう?
大師兄が連れて行かれるところで、後をつければ良かった気がするんですが、つい、霓裳が気になって、岳鳴珂との立ち合いを見ちゃったかな?
そうして、牢を探し当ててみれば、大師兄は連れ出された後で、やって来た白敏から、もう処刑は済んで、遺骸は裏山へ捨てたと告げられます。
名月峡は――練霓裳は、死者を葬る程度の最低限の礼も示さないのか!
憤りにかられ、耿紹南の遺骸を何萼華と辛龍子にゆだね、仇討に飛び出して行く一航。
15集-2
大師兄の死を嘆く2人。

一方、卓一航をを迎え撃った霓裳は、一航の剣を奪い、返り討ちに――というシーンに、毎度毎度ドキッとさせられるんですが(少なくとも3回は引っ掛かった(^^;)実は霓裳の夢で、目覚めた霓裳、このままではいずれ一航ばかりか、名月峡の姉妹たちまでも手に掛けることになるのではないかと怯えます。
が、それでも――それだから、かな。卓一航が――と白敏に告げられ、立ち合いに出向く練霓裳でした。
(しかし……、多分討たれるつもりで出向いたんでしょうが、そうしたら、名月峡を守る人、いなくなっちゃうよ?)

16集-2
そうして、互いに心の内に迷いを抱えながら、剣を交える一航と霓裳。
夢とは逆に、一航の剣が霓裳の肩口を貫き――

という頃の裏山では、嘆き悲しむ何萼華と辛龍子の前で、不意に耿紹南が目を覚まし――
では、霓裳が飲ませたのは毒じゃなかったんだ! と喜んだ2人でしたが、そこで辛龍子、
「拙い! 卓師兄はそうとは知らないで、仇討に行ってる!!」
気が付いて、すっ飛んでゆきますが――そこに見出したのは、顔面を返り血に染め、血塗られた剣を手に、茫然と佇む卓一航の姿。

ですが、事情を聞いてみれば一航さん、霓裳に傷を負わせたものの、止めは刺しかね、彼女を去らせてしまった、ということでした。
(まあ、そうなるよねぇ。まだ、話も半分までも行ってないもん)

というあたりで、一旦話を珊瑚ちゃんの方へ移しますと――
『天狼剣譜』を回収して宿から出て来た鉄珊瑚でしたが、剣譜を隠そうとしたのかどうしたのか、空井戸に潜って出てきたところを、尾行していた紅花鬼母に、持っていた包みを取り上げられたうえ、井戸に閉じ込められてしまいます。
が、これを物陰から見ていたのが、こちらもどうやら珊瑚の後をつけていたらしい、孟秋霞・朱雀と王照希。
奪った包みの中身が真っ赤な贋物(宿帳だったようですな)であることに気付いた紅花鬼母が戻って来た時には、井戸の蓋は開けられ、珊瑚の姿は消え失せておりました。
思わず、蓋にしていた岩に八つ当たりする紅花鬼母(笑)
(よくよく――腕に覚えで、今まで、こうと思ったことで叶わなかったことは無いらしい)

という次第で、孟秋霞たちに救われた――というよりは、またまた捕まってしまった、と言った方が相応しい珊瑚ちゃん。
救命の恩がある王照希は、折を見ては珊瑚を逃がそうとしますが、珊瑚の方は、2人といた方が紅花鬼母が出てこなくて安全だからと、逃げようとしません。
実はこっそり、宿の寝台と箪笥の隙間に『天狼剣譜』を隠したからなんですが、夜になって、その剣譜がどこかへ消えているという事件が起きます。

実はその昼、3人での食事中に、鶏料理が出ているのを見た王照希、これはぜひ花雕酒と一緒に味わわなくてはいけない。口の中に桂花の香りが広がって、えも言われぬ味わいになる――と、店に花雕酒がおいてないのを聞いて、わざわざ買いに出向いていたのでした。
(ちなみに、日本語訳の方では『古酒』となっていて、聞かれた店員が「紹興酒ならありますが」と答えてたんですが、これが中文版では女児紅。で、これ、ひょっとして花雕酒も女児紅も、どっちも紹興酒じゃ? と調べてみたら、やっぱりそうで、ただ花雕酒の方が、古酒として知られている、ということでした)
16集-1
しかし王公子、意外にマメというか、美食家~と思っていたんですが……

このことを想い出した珊瑚と孟秋霞、さては、酒を買いに行ったのは、席を外すための口実で、その間に王照希が『天狼剣譜』を盗んだか!? と、部屋へ駆けつけますが、当然のことながら「私は知りませんよ」。

ということで、本当は誰が剣譜を盗んだかと、3人が腹の探り合い。で、ここで孟秋霞・朱雀の見せる百面相とか、真犯人は夜のうちに逃げるはず――とか言ってたら、3人誰も逃げ出さなくて、お互いがジト目での朝食風景とか、なかなか面白かったんですが(^^)

というところへ、ひょっこりと入って来たのが鉄飛虎。
まぁ、皆さん例によって狭い範囲でごちゃごちゃ――と、瞬間思ったんですが、考えたらみんな、名月峡を目指してるんで、であっても不思議はないわけですわな。

ともあれ、意外な顔を見つけた珊瑚、さては剣譜を盗んだのは――と、鉄飛虎を追いかけます。
逃げる鉄飛虎――って、条件反射?(笑)
ところが、そもそもが、剣譜を盗んでいたら、飛虎叔叔、わざわざ珊瑚の前に顔を出すはずがないわけで、
わしゃ取ってないよと言われた珊瑚、ハタと気付いて宿へ取って返します。
と、案の定、2人の姿は消え失せていて~~

実は王公子が意外なタヌキで、珊瑚が剣譜を隠すのを見て、古酒を買いに行くのに紛らせて、こっそり剣譜を手に入れた――というのは、珊瑚と孟秋霞・朱雀の推測通り。
で、そ知らぬふりどころか、珊瑚か孟秋霞か、どちらかが剣譜を持っているんじゃないかと疑って見せるという芸の細かさまで見せておいて……
で、何を狙ったかと言うと、珊瑚を逃がすことで自分の救命の恩を返し、孟秋霞には、剣譜を名月峡へ届けさせることで、珊瑚を逃がした罪を帳消しにしようという――なんか、人がいいんだか悪いんだか、よくわかりませんが(^▽^;)
ともあれ、あれくらいの腹芸は打てないと、朝廷の高官の跡取りはつとまらないってことでしょうな。

一方、大師兄の命を救われたことで、あの夜の練霓裳の、東廠での凶行には理由があったはずだと思い始めた卓一航、それがわかるまではと、一緒に武当山へ帰ろうという耿紹南の誘いを断ってしまいます。
その霓裳を、師父である玉羅刹と同じく、所詮は邪派と断じた耿紹南(まあ、ボロカス言われたしな~)自分はこれから、自分と武当派と、自分の大切なものを守るために生きると宣言。
互いを自分のことに用に思いやっていた4大弟子の間に、最初の亀裂が生じようとしていました。

そうして、一航と霓裳、それぞれの想いを知るがゆえに、胸を痛める白敏は……
というとこで次回、霓裳の可愛らしい表情が見られます。

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Comment

視点いろいろ 

こんばんは、またもやお邪魔しますー。
今回の白髪魔女伝、実は私が気に入っているのが、衣装などの色彩感覚。上の一航・霓裳の立会いシーンでも、二人の服の色味がとても合っていて本当に絵になります。明月峡の民族色の強い服装やセットもバランスが取れていますし、中でも白敏の服装の茜色と藍色の取り合わせはとても美しいー。
一航・霓裳の二人の服装も、最初の下山時のぼかし風??は揃って様になってたし、これからの心境?環境?の変化でどういう組み合わせになっていくのかも楽しみです(って次の回見てそう来たか!って感じでした)。
こんな見方をしている者もいるんだーということで^^。

  • posted by まま 
  • URL 
  • 2014.05/04 21:17分 
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Re: まま さんへ 

コメントありがとうございます。

衣装とセット、凝ってるというか、気を配ってありますものね。
特に衣装、色彩とか模様に目が行きがちですが、よく見ると、細かいところも色々と凝ってるし。

> 上の一航・霓裳の立会いシーンでも、二人の服の色味がとても合っていて本当に絵になります。

あ、本当だ。
そこまで計算して選んであるんですね~。

>中でも白敏の服装の茜色と藍色の取り合わせはとても美しいー。

うん、うん(と、映像を思い浮かべつつ……)
白敏の性格にもあっている感じで、良いですよね。

霓裳の衣装は、赤からピンク、場合によって白もありますが、ひょっとして、その時の心情によって、色の濃さを選んであるのかな?
本当に、こういうあたりも注目してみると、面白いですね。

ちなみに私は、珊瑚の、デザインは基本的に変わらないようですが、色柄が結構変わってる、あの衣装が気に入っています。

  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2014.05/05 13:20分 
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色、色々 

遅ればせながら-

>霓裳の衣装は、赤からピンク、場合によって白もありますが、ひょっとして、その時の心情によって、色の濃さを選んであるのかな?

私的には淡色の上着は「デート服」(笑・怖ーい時にも 着てましたが)、赤いベルトがアクセントの鮮やかな彩りのは「勝負服」と名付けてます(爆)。次の回ですが、白いのは落ち着きのある「奥様」ということで(爆)
一航さんの二度目の下山の服は色合いは好きなんですが、萼華とペアに見えるのがちょっと…でもこれが霓裳の嫉妬を掻き立ててたりして!? この回のものは失意と悲しみのどん底から幸せの絶頂まで、どの状況にもマッチする無難なグレー??
ちなみに私は武当派の道着??の色も大好きです。それに頭巾があると雰囲気が変わりますね^^

>ちなみに私は、珊瑚の、デザインは基本的に変わらないようですが、色柄が結構変わってる、あの衣装が気に入っています。

黒を印象的に使っていて、珊瑚の中国人らしからぬ顔立ちととても合っていると思います。髪の結い方や髪飾りもかわいい!ちゃんとポシェットを持っているのも納得。旅にはバックが必需品だけどって、珊瑚の場合は毒物入れでしたね^^;

長々と失礼いたしましたーー m(_ _)m
  • posted by まま 
  • URL 
  • 2014.05/11 13:32分 
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2014.05/11 18:44分 
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Re:まま さんへ 

流石、注目ポイントだけあって、細かく観察、分類しておられますね。敬服です。
武当派の制服(道服、道着、どちらかの呼び方をしてましたね)、ちょっと華やかすぎるかなとも思えますが、私も大好きな色です。

> それに頭巾があると雰囲気が変わりますね^^

ですね~。

あと、珊瑚は、髪飾りもすごく気に入っています。

> ちゃんとポシェットを持っているのも納得。旅にはバックが必需品だけどって、珊瑚の場合は毒物入れでしたね^^;

でしたね。そういうところも結構細かい(笑)

あと、武侠ドラマは、よく衣装の齟齬と言いますか、極端な例で行くと、道をあちらからこちらへ横切る間に衣裳が変わっていたり(で、次のシーンで又戻っていたり)するんことがあるですが、このドラマでは、それがほとんどなのもいいなと思っています。

あと、鍵コメの件については大丈夫ですから。
(なんせ、本文の方でも、先の方をチラチラとバラしているくらいですから)
どうぞ、お気になさらずに。

>
> 長々と失礼いたしましたーー m(_ _)m
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2014.05/12 20:13分 
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お騒がせしましたm(_ _)m 

reiさん、ありがとうございます。
つい調子に乗ってしまいまして…
あまり勢いづかないよう気をつけますね。

ちなみに武峡ドラマの衣装などは、
①まったくスルー(可もなく不可もなく特に意識に上らない)
②違和感を覚えて集中できない
③好みと合って萌える(^^;
のいずれかなんですが、今回は③だったようです(笑)
  • posted by まま 
  • URL 
  • 2014.05/12 22:07分 
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Re:まま さんへ 

いえ、いえ。そんなことはありませんので、本当にお気になさらずに。
(と言ってる私が、引用の最後の部分を消し忘れてますし(^▽^;)

> ちなみに武峡ドラマの衣装などは、
> ①まったくスルー(可もなく不可もなく特に意識に上らない)
> ②違和感を覚えて集中できない
> ③好みと合って萌える(^^;
> のいずれかなんですが、今回は③だったようです(笑)

『萌え』になれるドラマも、なかなか巡り会えませんが、
『萌え』になれる衣装は、もっと少ないですものねぇ。
本当に、ちょっとぐらいのフライングやネタばらしは大丈夫ですから、
気を遣いすぎず、のびのび書いてください。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2014.05/14 16:43分 
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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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