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新白髪魔女伝 第19集~第20集

この間始まった~~と思っていたら、早いもので、もう、中間地点に到達しております『新白髪魔女』。で、これからが、いよいよ目が放せなくなってまいります。
(その分、切なさもアップ)

20集-1


さて。



卓一航の命を救うため、紅花鬼母に『天狼剣譜』を渡そうとする練霓裳。
それを阻止するため、霓裳から剣譜を取り上げる一航。

自分の命より霓裳の身と江湖、武林の平安を思う一航と、霓裳のため、誰もが欲しがるという『天狼剣譜』を、あっさりと渡した岳鳴珂。霓裳を愛する2人は、互いに敬意を抱き合いますが、直後、一航が吐血して危篤に陥り、霓裳は、彼が隠していた剣譜を取り出し、紅花鬼母の元へ走ります。

が、間一髪。霓裳が投げ渡そうとした剣譜を途中で受け止めたのは鉄珊瑚。先週予測していた通り、鬼母の隙をついて鉄飛虎が救出していたわけですが、さらには、後を追って駆け付けた岳鳴珂のおかげで、一旦鬼母を退かせ、一航は百毒を制する珊瑚の血のおかげで命を拾います。
(んで、途端に2人の世界を作っちゃう一航・霓裳カップルと、恩人は私、わたしと自己主張する珊瑚が、ちょっと笑えて、横で複雑な表情の岳鳴珂が、なんか気の毒でした。千戸大人、良い人なんだけどなぁ)

で、一航さんの回復を待つ間、『天狼剣譜』をのぞきに来て、霓裳にはねつけられた珊瑚。解毒が必要な時だけは引っ張ってきて、それが終われば、私のことなんて誰も相手にしてくれないとぼやいているのを聞きつけられ――名月峡へ来れば師父の残した武芸を身につけられるがと、誘われ――うん、これはかなり嬉しいですな。

そうして、珊瑚は鉄飛虎と共に名月峡へ行くこととなり、岳鳴珂は4人に別れを告げて錦衣衛へ。別れ際に、名月峡に慕容冲の間者が潜入してると注意していってくれるあたり、本当に、とことん良い人です。
一航と霓裳も、まだたがいにやるべきことがあるからと、一旦の別れを決意。すべてが片付いたら迎えに行くという一航――って、一航さんが名月峡に婿入りした方が、あれこれ上手く収まる気がするんですがねぇ。

というのはともあれ、途中までは行を共にする4人。で、はやめに宿を取って、今後の対策を考えるはずが……まぁ、漸く正式の恋人同士になったわけですからねぇ。いちゃいちゃするのは仕方がない(笑)

で、一航さんの不運は、この宿で、霓裳とひっついているところを、白石、黄葉、両師叔に見つかってしまったことですねぇ。
しかも白石師叔、頑固で思い込みが激しくて人の話を聞かない――なんか、カッチン悪師匠の方が、まだ可愛げがあったんじゃねぇかと思えますが(^^;)
破門されたのに反省もせずに、まだこんな魔女と一緒にいるのかと一航さんを叱りつけ、釈明できるものなら言ってみろと言いながら、一航さんが話そうとすると「黙れ!」
……どうせいっちゅうんじゃ ヾ(--;)
というか、練霓裳を助けるために一切合財をふり捨てて下山したわけですから? その霓裳と一緒に居なかったら、その方がよっぽど変じゃないですか。
(ああ。でも考えたら、武当山へ帰った耿紹南と何萼華が、散々霓裳の悪口を言ったでしょうから、霓裳の株はどん底まで下がって、悪名は天井まで上がってる可能性はありますなぁ)

しかも白石道人、自分を魔女と呼んだ非礼さや、一航さんに対する態度に抗議した練霓裳を殺そうとまでします。(まあ、いきなり剣を突きつける霓裳ってのも、なかなかですが(^^;)

19集-1

これには、さすがの一航さんもたまりかね、霓裳を殺すなら先に自分をと師叔の前に立ちはだかった上、傷ついた霓裳を連れてその場を逃げ出しますが……
結局は、霓裳に対する誤解を解きたい、なんとか師叔を説得すると――戻って行っちゃうんだものなぁ、武当派へ。
頭が切れるはずなのに、この辺が若さと言うか、世間を知らないというか、人がいいというか……^^;

元々白石道人のキャラが、カッチン悪師匠と双璧と言っていいくらいに頑固で、自分の正義に対する思い込みが激しくて、人の話を聞かない、というのですからねぇ。そこへ、何の物証も裏付けもなく、ただただ言葉で、偏見を解いてください、色眼鏡で見ないでくださいと訴えたって、そりゃぁ無理ってものでしょう。
かの坂本龍馬も、人を説得するには『利』を持って説けと言っとりますしなぁ。
(その点は、もう少し後の展開になりますが、霓裳の方が賢い)

おまけに、白石道人の態度に腹を立てた珊瑚が、霓裳の代わりに仕返しをしてやると、洗面器のお湯に毒を入れちゃったものだから――一航さんが珊瑚を庇った時に子供だって言ってましたが、こんなことをするあたり、本当に子どもだったんですねぇ、得意げな珊瑚から話を聞いた霓裳が、慌てて毒消しを持って走って、なんとか事なきを得ましたが、白石道人の心証は、さらに悪化しちゃったみたいです。

20集-2

……いっそ毒消しが間に合わなくて、黄葉道人ともどもお亡くなりになってしまった方が、後の悲劇は防げたんですがねぇ(と、とんでもなく過激なことをいう ヾ(--;)

一方、武当派殲滅をもくろむ慕容冲は、玉羅刹に武当の三道人の殺害を依頼。
手紙を受け取った霓裳は、慕容冲の密偵が名月峡に入り込んでいることまでを織り込んで、策をめぐらせます。
それは、自分と錦嚢を囮に慕容冲と金独異を武当山へ誘い出し、三道人の手で倒させようというもの。
……確かにこれが成功すれば、名月峡は武当派と敵対するものじゃないと証明できるし、岳鳴珂が錦衣衛を引き継いでくれれば、国のために錦衣衛にいるという人ですからねぇ、あとは安心だし、一挙三得四得くらい行きますかね。

ということで、まずは玉羅刹の名で三道人宛てに決闘状を送ったり、武当山へ向かう途中、慕容冲や金独異に追いつかれるたび、師父の元へ錦嚢を届けるのだとか、偽の錦嚢を使ったりとか、なんとか逃れて、武当山へ入り込みます。
…………一航さんが主役だと思って見てたけど、霓裳の方が主役だったかな(^▽^;)

一方、一航さんが戻った武当派では、その一航さんが師父たちを説得しようとしていた最中に、玉羅刹からの決闘状が届き、ひと騒ぎ。
3人がかりなら勝てぬこともあるまいが――と言いつつ、万が一を懸念した紫陽掌門、これが以前なら文句なしで一航さんに掌門の地位を譲るところですが、色々あっちゃいましたからねぇ。
白石、黄葉、両道長から、アレは駄目だろ、とか言われちゃいまして。
で――黄葉道人が、すかさず耿紹南を推挙するだろうと思ったら、案の定。

ですがその耿紹南は、武当派の危機と言うのでリキを入れ過ぎ、厳しすぎる訓練に、師弟たちがバタバタ倒れる有り様(って、2人ばかり倒れてた、あれって站樁(たんとう)かな?)。
で、自分自身にも厳しい修練を課しておりまして、そんなんじゃ体をこわすわよと、何萼華を心配させております。
ですが当人、武当派の危機なんだから、師弟たちに恨まれようが、自分が引っ張ってゆかなくては――って、むしろ以前の、優しい大師兄の方が、組織のトップには相応しかったと思えるんですがねぇ。厳しいばかりでは、人はついてきませんぞ。

というのはともあれ、おそらくはあれこれ考えたのだろう掌門、一同の前で、卓一航、耿紹南の両名に、万が一の時の武当派を託します。

というところへ、密かに武当派を訪れた練霓裳。辛龍子の手引きで卓一航と会い、一緒に紫陽掌門の部屋へ。
そこで、玉羅刹がすでに亡き者であること、決闘状を書いたのは自分であることを明かし、慕容冲、金独異の両名を一挙に葬るための協力を求めます。

一方、王照希を近くの客桟(宿屋)に泊まらせ、名月峡へ戻っていた孟秋霞・朱雀は、何者か(話の内容からすると、絶対に慕容冲の配下じゃない)から呼び出しを受け、慕容冲、金独異の両名が武当山へ来るため、都の瑞王の守りが手薄になると、つまり、この機会に王照希に仇を討たせろと指示されたわけですな。
ということは、朱雀は二重スパイだった――

というところで、次回に続きます。
……って、今回、なんでこんなに短いんだろう?

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Comment

つい、あれこれ^^; 

reiさん、こんばんは

またもやお邪魔いたします。今回も大波小波の続く展開ですね。

>元々白石道人のキャラが、カッチン悪師匠と双璧と言っていいくらいに頑固で、自分の正義に対する思い込みが激しくて、人の話を聞かない、というのですからねぇ。

この父にしてあの娘ありー。何萼華の短絡的行動の数々の原因は直情型の父にあったかーと思い切り納得しました^^;

林での一航・霓裳の再会、顔を合わせつつ様々な思いが交錯して言葉にならない様子がとても印象的で大好きなシーンになりました。中国語の字幕で見ると、上の写真の『君を疑ってなどいないー』の後に『辛い思いをさせたね』みたいな意味の言葉が続くんですよね。ああ、一航さん、大人になったなー(笑)と。
でも武当山では、師父や一門の前で意見を述べるのはいいけど内容が
^^; 結局『霓裳を信じてください』的な私的感情論的言い方ではまったく説得力0ですから。確かに、何をどこまで話すか難しい部分はありますが…

>…………一航さんが主役だと思って見てたけど、霓裳の方が主役だったかな(^▽^;)

凛凛しい霓裳復活ですね♪♪♪
思考力のキレも最高~(私もずっと、実は主役は霓裳?と思いながら見てました)単身武当山へやってきた時はドキドキしました*^^*
(色彩チェック:掌門の部屋で一航さんと並んだ時、シンプルな配色の服同士で、襟の色味も対照的に感じられて美しかったです^^)

辛龍子は本当~~にいい子ですね。いつのまにか『玉羅刹を説得できなかったからって練さんのこと怒っちゃいけないよ』(一航さんの「武当派と争わないよう霓裳が玉羅刹を説得する」という取繕いの言葉を受けて)なんて霓裳をかばったり、武当山にやってきた霓裳と一航を引き合わせた後も気配りの数々。どこかに誰か、お似合いの素敵なかわいいクーニャンはいないのかなー(笑)



  • posted by まま 
  • URL 
  • 2014.05/16 00:24分 
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Re: まま さんへ 

> reiさん、こんばんは
> またもやお邪魔いたします。今回も大波小波の続く展開ですね。

ようこそ、です。お返事が遅くなってすみません m(__)mペコ

> この父にしてあの娘ありー。何萼華の短絡的行動の数々の原因は直情型の父にあったかーと思い切り納得しました^^;

ねーっ!
(としか言いようのないあたり、あの父娘はもう……(--;)


> 林での一航・霓裳の再会

良かったですね。ここ。レビューでは素っ飛ばしちゃいましたが(^^ゞ

>中国語の字幕で見ると、上の写真の『君を疑ってなどいないー』の後に『辛い思いをさせたね』みたいな意味の言葉が続くんですよね。ああ、一航さん、大人になったなー(笑)と。

あはは……。でも本当、心が通い合ったという余裕からか、霓裳の気持ちを思いやれるようになってきましたね。
日本語訳、こちらの、直訳に近い方のが良かったのに。

> でも武当山では、師父や一門の前で意見を述べるのはいいけど内容が
> ^^; 結局『霓裳を信じてください』的な私的感情論的言い方ではまったく説得力0ですから。確かに、何をどこまで話すか難しい部分はありますが…

そう、そう。なので、対する師父たちも、お前は世間を知らないから、騙されてるんだ~となっちゃうわけですよね。

> 凛凛しい霓裳復活ですね♪♪♪
> 思考力のキレも最高~(私もずっと、実は主役は霓裳?と思いながら見てました)

うん、うん。さすがは少主と(笑)
しかし……、一航さんが、かなり頭がいいという設定のハズですが、霓裳、一航さんよりキレるじゃないか、と(笑)×2

>単身武当山へやってきた時はドキドキしました*^^*

ですね~。で、よくぞ辛龍子が、最初に見つけてくれました。

> (色彩チェック:掌門の部屋で一航さんと並んだ時、シンプルな配色の服同士で、襟の色味も対照的に感じられて美しかったです^^)

ほんとうに。武当派の道着は、このシーンのためにこの色を選んだか、と思えるくらいでしたね。

> 辛龍子は本当~~にいい子ですね。

ですよね~。気配り上手で思いやりがあって。本当に、出来過ぎた師弟です。

>お似合いの素敵なかわいいクーニャンはいないのかなー(笑)

そういえば彼だけ、恋愛要素皆無ですものね。
もっとも、今のところの辛龍子は、卓師兄一筋のようですが(笑)
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2014.05/18 08:41分 
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>横で複雑な表情の岳鳴珂が、なんか気の毒でした。千戸大人、良い人なんだけどなぁ)

同感です。霓裳に代わる、素敵な女性が登場してくれたらよいのですが…一途に霓裳を想い続けるのかな?

>というか、練霓裳を助けるために一切合財をふり捨てて下山したわけですから? その霓裳と一緒に居なかったら、その方がよっぽど変じゃないですか。

ですよねぇ。破門された弟子に、あれやこれや指図するのも筋違いじゃないのか?と思いますが…。
結局、破門とは表向きで、本当に縁を切ったわけではないってことなんでしょうかね。それだけ一航さんを買ってた証なんでしょうか。

>かの坂本龍馬も、人を説得するには『利』を持って説けと言っとりますしなぁ。
(その点は、もう少し後の展開になりますが、霓裳の方が賢い)

その辺は、やはり人生経験の差ですかね(笑)
慕容冲と金独異を引き付けるやり方なんて、霓裳の方が頭が切れるような印象で…。

>むしろ以前の、優しい大師兄の方が、組織のトップには相応しかったと思えるんですがねぇ。厳しいばかりでは、人はついてきませんぞ。

そうそう、徳も大切です。

>ということは、朱雀は二重スパイだった――

えぇっ、そうだったのですか!?Σ(゚Д゚ノ)ノ
私はてっきり、仇討ちさせるのは王照希を捕らえるための罠なのかと思っておりました。。。
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2014.05/20 17:10分 
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Re:ふく*たま さんへ 

>霓裳に代わる、素敵な女性が登場してくれたらよいのですが…一途に霓裳を想い続けるのかな?

実はこれが、意外と言えば以外、なるほど~と言えば、なるほど~な人物とくっつきます。

>ですよねぇ。破門された弟子に、あれやこれや指図するのも筋違いじゃないのか?と思いますが…。

流石に、破門はしても、元弟子――正確には甥弟子なわけですが――なので、何かと気にはかかる、というのは当然でしょうが、いくらなんでもあれはないですよね、あれは。

>結局、破門とは表向きで、本当に縁を切ったわけではないってことなんでしょうかね。それだけ一航さんを買ってた証なんでしょうか。

掌門が、自分の後継、次期掌門候補として育ててたわけでもありますしね。
辛龍子からの報告もあって、一航さんは反省して、武当派のために働いてる、遠からず詫びを入れて戻ってくる、と思ってた可能性はありそうですね。
それが、霓裳とくっついてたんで――ということでしょうが……お役目と恋愛は別物なんだけどね、まったくこの野暮天のカッチン悪が ヽ(`⌒´)ノむっき~

>その辺は、やはり人生経験の差ですかね(笑)
>慕容冲と金独異を引き付けるやり方なんて、霓裳の方が頭が切れるような印象で…。

ねぇ。
で、見ててつい、一航さんにあるのは戦術的才能で、霓裳の方は戦略的才能、つまり、全体を見て、この戦いをどう進めて勝利に導くかとか、そっち方面の才能に優れているのか、などと思ってしまいました。

>えぇっ、そうだったのですか!?Σ(゚Д゚ノ)ノ
>私はてっきり、仇討ちさせるのは王照希を捕らえるための罠なのかと思っておりました。。。

驚愕の事実、でしょ(笑)。
それと、慕容冲の頭には、目下武当派殲滅と錦嚢しかありませんから――というか、そもそも朱雀が、王照希と行動を共にしていることを、慕容冲に報告していない可能性が、かなり大きいです。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2014.05/21 08:02分 
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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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