犀利仁師 第5集

前回、酒楼の騒ぎに関して、生徒たちがどんな罰を受けたかわからないが~と書きましたが、後の方を見ていったら、その場ではナイスな罰を思いつかなかったので、取り敢えず保留、ということになっておりました。
(で、その罰に関しては、ちゃんとエピソードがあります)

さて。

犀利仁師5集


元芳たちが路雲霏に投げた石をつかみ取った柳傲天。――ここの台詞を大雑把に要約すると、多分、
「彼女を弘文学院に留めるか否かについて、諸君が言論でなく投石でで決められるなら、、私も石を投げることで、彼女を学院に留めることが出来るわけだ」
発止と投げつけた石が大爆発。…………凄い内功かも(^^;)
(んで、生徒たちが思い切りビビってるのが笑える)
生徒たちがわーわー言ってる路雲霏の教師の資格については、当人がこの通り、資格ありと言っているし、それはおのずと証明されるはず。資格なしとわかれば、誰が何を言わなくても、彼女自身が潔く学院を去ってゆくであろう――と言って、生徒たちを退散させます。

が……。

そこで、
「元芳。張龍。趙虎」
3人を呼び止めたのが聶文星。騒ぎの首謀者であり、投石もしてますからねぇ。厳罰に処さなければと言い出します。(穏やかそ~~に見えて、タダモノじゃないですから。聶先生も)
と、柳先生が、
「酒楼の騒ぎの処罰もまだですから。両方つけておいて、まとめて処罰ということで」
うん、うんとうなずく、聶、路、両先生。
つまりこれ、罰そのものは1回で済むけど、2回分だから、それれだけハードのなってくるという……つまりは、先生たちが何枚も上手だった、というオハナシ(笑)

――で、これまた当然、3人が大人しく引き下がるわけはないんですが、それはしばし置いておきまして、始まりました本日の武術の授業――は弓術の試験だったようですが、的が亡くなっていると、皆きょろきょろ。
すると、自分が撤去したと、リンゴを片手にやって来たのが柳先生。

ここで、元芳たち3人組が、サボタージュしているのが判明するんですが、捜しに行こうとした雲霏をとどめた柳先生。リンゴを、
「取って」
「……」
「向うへ行く」
「………」
「頭に乗せる」
――って、命令がほとんど単語なのが、なんとなく笑えるんですが……
あれこれの台詞を簡単にまとめてしまうと、今日の試験は、路雲霏の頭の上に乗せたリンゴを射ることだ――って、唐代だから、ウイリアム・テルの話はまだ中国には伝わっていないんじゃ――って、言ってる場合じゃない! ヾ(~O~;)
当然、路雲霏は怒り(ここの柳傲天とのやり取りが、台詞がわからなくても、かなり面白いんですが)生徒たちは引くやらビビるやら。次々名指しされますが「できませ~ん」となったわけですが……

ここで、諸君の最大の武器は頭だと言われて、ひらめいた宋文文。運動場から飛び出して行くや、ブタさんの形に作った藁人形を抱えて取って返します(仕事早っ!)
そうして、
「柳先生は、『路雲霏の頭に乗せたリンゴを射ろ』と仰いましたよね。これが路雲霏です」
「……わたしは、ここにいるよ?」
ちゃちゃーん♪ とブタさんを裏返すと、背中に『私は路雲霏です』の張り紙が。
我是路雲霏
リンゴを貸してください。
言って、「ちゃん♪」とリンゴを乗っけると、『路雲霏』の一丁上がり。
(ここで、ピンポンピンポーンと正解のチャイムが鳴るあたりが(笑)

うん、うんとうなずき、拍手する柳先生。
今回の課題、将来において、事があった時にはこのように頭脳を使って解決してほしいとい、そういうことだったんですが……
「本日の授業。宋文文以外は一分(って、一単位?)の減点」
柳先生って………… ヾ(--;)

さて、そうしまして、サボタージュの3人組を捕まえました柳先生、路雲霏のいる授業なんぞ受けるかいという3人に、
「弘文学院校規第三章第八款第五条第二点。いかなる者であれ、教師の許可なく授業を怠業したものは、理由のいかんを問わず、その期に置いて五分(五単位?)の減点に処す」

え~~っ!? と声を上げる3人(で、5単位の減点だってとごそごそ)。
そんな校則本当にあるのと聞いて、先生なのに基本的な校則を知らないなんてと逆襲される路雲霏。(でも、多分、おそらく、絶対、この校則は柳先生のその場でのでっち上げだと思う)
そうして、じゃあ授業には出るけど、路雲霏を下げてくれという3人に――まあ、四の五の言うより、雲霏に実力で教師の資格ありと証明させた方が手っ取り早いと考えていたんでしょう、諸君にも公平に機会を与えようと柳先生、3人の人物にそれぞれ鈴を渡し、雲霏に教師の資格ありと認めたら、その鈴を渡すこととし、3個の鈴が集まったら、弘文学院に留まる――
「で、鈴が集まらなかったら、どうなるのよ」
「家へ帰って、比武招親を続ければ?」
(って、ほとんど最後まで比武招親が尾を引くわけですが(^▽^;)
で、柳先生、最初の1個を男子生徒代表として元芳に渡してしまうので、後で雲霏の怒ること――って、彼女の怒り方はなかなか華々しくて、弓矢の的にされたことと合わせて、渡り廊下の屋根裏に潜んで、柳先生に襲い掛かるんだものな~。
(ここのシーンもまた楽しいです(^^)
で、この時に次の1個を先生代表として、仲裁に入った聶先生に渡すんですが(で、3個目の鈴は慕容月へ)、それは兎も角、鈴を手に、してやったりという態度の元芳たちに対して柳先生、
「それはそれとして、今回の(サボタージュの)罰として、トイレ掃除をやってもらおうか」
いや、なかなか。
見てる分には、こういう性格の人、大好きです(笑)

というのは一旦置きまして……

男女共学となると、当然のように、男子生徒の目は女子生徒へ、で、女子生徒の目は男子生徒へと注がれることとなりますが――男子の方は、解く気際立ったってのはいないわけなんですな。
対して、女子の方では、結構人気があってちやほやされるのが、学監の娘の劉瑶瑶。
ですが、慕容月はさらに上を行っていて――当人は男子生徒なんぞ歯牙にもかけていないわけですが、男子生徒はひたすら、女神のように崇拝しています。
(元婚約者の范大同も、ちょくちょくとモーションをかけては、すげなくあしらわれております(^▽^;)

というわけで、慕容月に対抗心を燃やした劉瑶瑶、紅を買うからお金を頂戴~と、お父さんにおねだり。
で、渡された財布の中身を見て、諸物価高騰の現在じゃ、服も買えないわよ~~と娘がぼやいたところから、ハッとひらめいた劉一守お父さん、財布を取り戻すや、制服を作ろうと、長安随一の布屋――というより、呉服屋さんとか、オーダーメイドの洋品店と言った方が正解かしら。そこで布を買って、デザインから染色、仕立てまでを手配してもらうわけだから。
……まではいいんですが、利ザヤを稼ぐというのかなぁ、ここで作らせた制服を生徒に売ることによって、自分が利益を得ようという劉学監、店主の進める最高級の布ではなく、在庫処分ということで大幅値引きされた(らしい)布を、染め直して使わせることにします。
(で、そろばんはじいて、退職金が~とかホクホクしてたようですな(^▽^;)

そうして、このことによって被害を被ったのが、孫大山、金仁彬、宋文文の3人。
なんせ、高級店で仕立てさせた制服なので、1着が5貫銭という高値(1貫が日本の場合だと千文になるから、中国もそんなもんでしょうな)

孫大山は、持っていた土地を次々、学監に買ってもらって19年にわたる勉学の費用にしていたわけで、もう、財産としては茶園が一つ残っているだけで、余分なお金は一戦もない。やむなく学監の好意に甘えてお金を借り、利息を払って行くことに~~って、こういうのって、好意っていうのか? ^^;

一方、金仁彬は~~貴族だと見栄を張っちゃった手前、金がないとは言えませんものね~。
木の“うろ”に泣きごとを吹き込み――あれこれのバイトをやりまくってお金を稼ぎます。

そうして、最後まで抵抗したのが宋文文。本当に最後の最後まで、そんな金は出せないし、そもそも金がないと学監に食い下がりますが、学監の方も頑として譲らず――というところを目撃した柳先生、学監が言っちゃった後、自分に対して延々と訴えようとする宋文文に、
「サルみたいにワメくだけで、事態が解決するか?」
――って、柳先生まで猿の真似をしなくてもいいんですが ヾ(^▽^;)
頭を使えと、宋文文を引き連れて街へ出ます。
(サルと言われて猿状態でついて行く宋文文というのが……(^m^)

で、まだ文句を言い続ける宋文文に、ここと指さしたのがうらぶれた感じの小店。
ご主人。この品物はもう1年以上も店先に放置されていて、在庫を圧迫しているようだが――と、いい加減ホコリを吸った商品を示しての値引き交渉。
(そういえば布って、ホコリ焼けもするんだった(^^;)
しかもまた、この店がよくよく流行らないようでね~~。布の上でゴキブリが死んでいるやら、ネズミのフンがあるやら~~で、宋文文と2人がかりで値切り倒して、なんか、タダの隣で手に入れたんじゃないか~というカンジ(笑)
そうして、柳先生は功夫だけじゃなく処世に関する面もすごいと敬服する宋文文に、頭脳に関しては宋文文も充分すぐれているが、自分のことだけに冷静さを欠いて知恵が浮かばなかった。この先何かがあった時は、冷静になって高所から見て考えるようにと諭した後、あとは自分で頑張れよと、いつの間に手に入れてたのか、制服のデザイン画を渡します。
……まだ、この段階では柳先生も、宋文文を男の子だと思ってるのに、よくお裁縫が出来るって判ったな。というか、いくら縫うのが直線だからって、パイピングとかあるようだし、上着なんて超扱いにくそうな薄物なのに、宋文文もよく縫えたな~。
制服を作ろう

というのは兎も角も、これで被害を被ったのが同室の范大同。
寝ようとする同じ部屋で宋文文が、それもかなり手荒く布を裂いたり、ガチャガチャ裁縫道具を引っ掻き回したりしてますからね~。
しかも、ベッドから転がり落ちた、そのお尻の真下に、転がって行った、針のピンと突き立った糸巻が~ (゚Д゚;)
(で、このあたりのドタバタと、怒る范大同に宋文文が「ごめん」「ごめんって~」「ご~~め~~ん~~~!!!」謝るあたりの可笑しさは、やっぱり実際に見ないと、ですね~)
(しかも范大同、眠るのになぜかパンダのアイマスクだし(^▽^;)

ともあれ、そういうことなら自分が金を出してやるから裁縫はやめろとまで言った范大同、拒絶される矢ハサミを手に宋文文を脅しに脅し、ついに、制服作りを手伝った模様(実は結構いい子だ)
結果、全員の制服の着用に合わせ、本来の制服と寸分違わないものが出来上がりました。

さて、一方、学院に留まるためには、3個の鈴を集めなくてはいけない路雲霏。まずは聶先生に、どんな課題をお考えですか~とお伺い。
(んで、柳傲天に、自分のいないところでコソコソと~と、突っ込まれたりしてますが)
そこで、聶文星が2人の前で言い出したのが、璇璣図(せんきず)という、詳しくはこことかここに書いてありますが、
(「ここ」という文字をクリックしてね (^_-)-☆

senkizu.jpg
なんか、見た目こういう凄いもので、一定の法則にしたがって読むと詩になっているというものだそうですが、

この841字で作られた回文詩を、五日以内に黙写書――つまり、空で書けるようにという意味らしいですが、柳先生たちの表情を見ると、かなりの難題のようですな。
ところが、それを知らない路雲霏、そんなの簡単と安請け合いをして、柳先生に目を向かせたりしましたが――現物を見て阿鼻叫喚……というほどではないですが、かなりショックを受けたようですな。
んで、部屋の外から悲鳴を聞いて、何やら嬉しそーな表情になって様子を見に行く柳先生、
「賭けをしよういか。一生出来ないという方に――」
言って路雲霏に突き飛ばされる柳先生というのが――いぢめっこ ヾ(^▽^;)
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ですが、実は、彼女は自分より先生に向いているかもしれないと、密かに高く評価している柳傲天、軸をにらんで四苦八苦の果て、頭を抱え込んでしまった路雲霏に、助け舟を出してやろうと一計。
新しい授業の方法を考えたから協力しろと、地面にばらまいた漢字を書いた板の上を、套路(とうろ)の形で一枚ずつ踏んでゆく方法を実演させます。
(しかし2人とも、よく足が上がるというか、あのかたちでグラつかないなぁ)
そうして、今踏んで通った文字を、順番通りに覚えているか――と聞いたところで6集へ。

犀利仁師 第5集


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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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