犀利仁師 第14集

范大同や金仁彬の言っていた『瞞天過海』って、密かに悪事を働くって意味だそうですが、なんとしても奨学金を手に入れたい金仁彬、こっそりと――モザイクがかかってし、鼻血を出してるっぽい子もいたから、つまりはそういう絵なんでしょうが、美人画を描いて、各部屋に放り込みます。
その閑に、勉強すりゃぁいい気がするんですけどね~。

犀利仁師14-1

ところが、范大同と宋文文組は、何やら本を手に、これがあれば憂いなし――と、試験対策万全のようで、これはだめだと思った金仁彬、さて、どんな手を考えますやら。

という頃、約束通りに武器一切を磨き終えた路雲霏は、柳傲天に約束の二句を要求しますが、柳傲天が地面に書いたのは、

『棄捐勿復道 
 努力加餐飯』

って、文字を見ただけで、な~んとなく、言わんとするところがわかる気がするんですが……路雲霏にはわからないのね。
意味を訊ねて、あんたにはわからなくても、李大人にはわかるからいいのと言われ、
「じゃ、聶先生に聞いてくる」

これには慌てた柳傲天、女性の纏綿(てんめん)たる情を伝えるものだとか何とか、適当なことを言って誤魔化します(いやぁ、ここ、エキサイト翻訳あたりじゃ歯が立たなくて。ここは、日本語訳版が発売されるのを待とう(笑)

で、そう言うことなら早速書いて送ろうと、路雲霏が行っちゃって、これでもう、李大人からの手紙は来なくなると柳傲天がほくそ笑んでいる(ホント、悪い奴だな~(笑)ところへ、范大同と宋文文が連れ立ってやってきまして――まあ、当然、范大同にも意味が分かりませんわな(^▽^;)
「飯――范大同。先生、俺のこと考えてました?」
という范大同に、バカだなと言った宋文文が意味を解説。
前の句は、「たとえあなたは私を捨てたとしても、私も話すことがありません」で、あとの句は「自己保重」で、エキサイト翻訳にかけたら「自分で大事にします」と出たので、自分のことはお気遣いなくって感じですかねぇ?
とにかく、これは別れの言葉だよと言った宋文文に、范大同、
「先生、なんで別れの言葉なんて書いてたの? 誰と別れるの?」
「いや。暇つぶしに字の練習をしてたんだ」
と、その場から逃げ出す柳傲天でした。
宋文文と范大同、句の解説をしに出て来ただけなのね(笑)

さて一方、こちらは、もう手紙は書いて出したんでしょうね。いつもの酒楼で心行くまで食べた路雲霏、いつも通り父さんにつけといてと立ち上がったところで、やって来た女将さんが、今日からはもうツケは利かないと、申し訳なさそうに言います。
それというのも――と言うところで不凡父ちゃん登場。学校の先生になったからには、お前はもう自立した女性で、その自律性を尊重しなければいかんと考えて――って、上手いコト誤魔化して、娘を乗せて店を出ていっちゃいましたが、早い話が経済封鎖なんだ。んで、娘が値を上げて戻ってくるのを期待してるんだ、多分。

というところで、話は学校に戻り、雲霏にとっては待ちに待った給料日。

給料ですが
目の前に置かれた重い箱に、期待して蓋を開けてみましたら……

これだけ!?
重いのは箱で、中には一文銭がたった一枚。

学監、学監、計算が間違ってませんかと、呼び止めて聞いてみましたらば、そうですなと算盤を取り出した学監、柳先生の給料が月一文で、雲霏は助教だからその半分。二妹が来て、仕事は半分になったから、給料はさらに半分。で、3か月分だから4分の3文だけど、そう言うお金はないから(奮発して)一文――て(^_^;)
一文なんて、この時代でも糖葫芦1本買ったら終わりとちゃいますか?
(そういえば、宋文文が食べ損なった肉包子が一文でしたもんねぇ)
普通だったら、こんなんじゃ生活は成り立たんでしょうなぁ……と思ったところで、なんか、戦前の日本でも、学校の先生は給料が安くて、だから、ある程度裕福な家の人じゃないと務まらなかった、という話を思い出しました。
ホント、『聖職』というか、未来の国を背負う人材を育てるためとか、そういう意識でやっておられたんでしょうなぁ。
(そういえば『聖職』という言葉も、もう死語じゃないのか?)

というのはさて置きまして、そんな状況で、劉二妹に連れられて、街へ買い物に出た路雲霏。
ところが、どうも二妹、学監から渡された学校用の経費を、上手にやりくりして浮かせて、自分のために使おうとしている模様――って、これって横領にならないのか?
ともあれ、そんなこんなで布屋さんというか服地屋さんへ入った2人。で、こういうものは、買えなくても、見てるだけでも十分楽しいものですが、なんとお店の人が、
「お嬢さん方。気に入ったなら、これ全品9割引きだよ」
「買った!」

実はこれ、不凡父ちゃんが経済封鎖の手に出たという報告を、長年の鏢局の従業員である千面仁(せんめんじん)から受けた雲霏のお祖母様が、千面仁を使って裏から工作してるんですが、当然2人は気付きません。

で、柳傲天も、こっそりその様子を見てたんで、千面仁が誰かに突き当たられて、手にしてた財布を都合よく二妹の前に放り投げたあれ、千面仁の後ろを走り抜けた薄紫色の服って、柳先生ですよね。

で、思いがけない収入に気を良くした二妹、いつもの酒楼で、次々と豪華な料理を注文しますが、事情を知った雲霏に、私たち弘文学院の先生と舎監なんだから、それは良くないでしょと言われ、拾った財布は門衛に届けると宣言してしまいます。
(大奥様、すみません~~と、影で泣いている千面仁)

じゃあ、ここはあなたのおごりね。私はお金使っちゃって無いからと二妹に言われ、オーダーをすべて取り消そうとする雲霏ですが、慌てないでと言った女将さん、なんと、7割引きのコースがありますと言います。

こんなに!?
が、こちらは実は柳先生の裏工作で――後で雲霏たちの食べた量に目をむいた柳先生、雲霏たちが帰った時には、なんとも言えない表情で饅頭(だけ)を食べておりました。
これだけ
ホント、わかりにくい好意の示し方をするんだから(^▽^;)

と言う間にも、刻一刻と試験の日は近づき――
范大同と宋文文、あれはもう、試験勉強というより、拷問に近いですな(^▽^;)
で、2人とも疲れて、こんなことになってますし(・・;)
勉強中
なんか、6時間は寝ないと、記憶は定着しないと、モノの本に書いてありましたが……

こんな2人の勉強ぶりを見て、大同のために何かしてやりたいと思う呉天宝に、金仁彬が魔の手を伸ばします。
それは、カンニングペーパーを作って贈ってやれというので、せっせと筆を運ぶ呉天宝に、
「字が大きすぎる。書き直し」
「これじゃ、字が小さすぎるだろう。書き直し」
――って、学生時代に冗談でカンニングペーパー作ったコトがあるんですが、これってマジで試験勉強になっちゃうんですよね。
というわけで、多分、一番勉強になったのは、慕容月にも奨学金にも興味がないと言っていが呉天宝なんじゃないかと思うんですが。

そうして出来上がった労作を、早速范大同に渡す呉天宝で、す、が。
金仁彬の悪辣なところは、宋文文を連れて来て、影からそのシーンを目撃させたこと――つまりは、2人を仲違いさせるのが目的だったんですな。

その目的通り、怒って部屋のあちこちに貼った勉強用の紙を破り捨て、范大同を部屋から閉め出した宋文文ですが、その理由を聞いた范大同、カンニングペーパーは受け取らなかった、苦労して勉強したのに、何だって受け取れるもんか、信じられないならこれを見ろと服を脱ぎかけ、宋文文を慌てさせます。
単純(ゴメン)で、こうと思ったら一直線に突き進む性格、いい方向に向くと、こうなるんですね。

同じころ、小山は弘安学院の学監から劉学監に贈られてきたお茶の木が、醒脳茶、別名状元茶と言って、脳を覚醒させる働きがあると聞き、茶葉を摘んで、早速お父さんに飲ませます。
父親思いの息子さんですよね~~は良いけど、おいおい ヾ(~O~;)
(人のお茶だよ~(^▽^;)

状元茶
ちなみに注目ポイントは、後ろに山積みになった本です

一方劉瑶瑶は、
「父さま。今度の試験はどこから出るの? 孟子? 老子? それとも詩経?」
娘の特権を利用して、試験情報を得ようとしますが、そりゃ、いくら親子だってダメでしょ ヾ(^▽^;)
つか、そのへんは学監も教育者ですから。当然、試験内容を洩らすことはしません。
んで、頑張れよ~と言われて、ちょっとふてくされる瑶瑶。

……と、そうこうするうち、やってきました試験の日。

で、全員が待ち受ける中、出された課題は『誠』。
書けますか、これで、論文?
多分方法としては、『誠』について述べた昔の聖賢の言葉を引いて、それに対する解釈と、自分の意見を書くものなんでしょうけど(^^;)
(いきなりこういうの出されたら、白紙だな、私は(^▽^;)

その試験のさなか、上級生組の間を見て回っていた路雲霏は、元芳が手を怪我していて、筆を持つのも不自由そうなのに気付きます。
包帯をしてあげるから保健室へという雲霏に、不公平だとブーイングの声を上げる張龍趙虎たち。
(この2人に関しては、永久のどちらがどちらだか、区別がつかない気がする(^^;)
自分のことは気にするなと、逆に雲霏を宥める元芳。いつの間にか、いい漢になったもんだわねぇ。

ということがありましたが、ともかくも試験が終わり、解放された生徒たちが、ああやれやれと教室を後にしようとしたところで、柳先生と一緒に下級生組の試験官を努めた聶先生から「待った!」の声。
呉天宝が作って范大同が拒否したカンニングペーパーが、試験場に落ちていたというのです。

速やかに生徒を教室に戻し、筆跡鑑定にかかる柳先生。
そうして、作成者がわかりかけ、呉天宝が手を上げようとしたところで、使ったのは自分と、范大同が名乗り出ます。
が、柳先生にしてみれば、字は呉天宝の字ですしねぇ。当然、誰を庇ってるのかと聞き、弘文学院の規律は厳格で、ここで不正を行ったとなると、退学になった上、科挙を受ける資格を取り消され、永遠に官職につけなくなるとまで言いますが――多分范大同、ペーパーを使ったのは呉天宝だと思ったんでしょうね。飽くまで自分がやったと言い張ります。
と、そこへ「このバカ」と入って来たのが呉天宝と宋文文。
そうして呉天宝が、例によって斜め上を見ての回想モードでの説明となるわけですが、渡したカンニングペーパーを「あ。小鳥」と遠くへ放り投げた范大同が、宋文文が一生懸命に勉強を見てくれているし、ここまで頑張ったんだから、実力で試験を受けたいと言ったと証明します。

何故用紙が

しかし、現にカンニングペーパーはここにある。これはどういうことかという柳先生に、誰かが拾って使ったんだと声を上げる宋文文。
だとしても、それをどうやって証明するか――というところで15集へ。



犀利仁師 第14集

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コメント

No title

まだ5話目を見ているんですが、レビューが面白くてついここまで読んでしまいました・・・

手紙のくだりで柳先生がごまかしていたところでは、超訳ですけど「彼のことが物凄く気にかかるからといってあんまり直接的にそれを表現するのもアレなんで、”お体お大事に”。女性のやさしさを奥ゆかしさとともにこの2文に込めたから!」みたいなことを言ってました。後半しか分からないと言ってたのにつけこんだ誤魔化しですねw

柳先生が手紙に引用した詩は「行行重行行」なのですが、題で検索すると日本語でも解説が結構読めました。最後の一文はドラマの中では李大人に向けた言葉として扱われてますが、日本語の解説の中では筆者自身に向けたものとしているのもあって、勉強になりましたー

・・・5話に戻ります(^^;

Re: T川さんへ

> まだ5話目を見ているんですが、レビューが面白くてついここまで読んでしまいました・・・

ありがとうございます (≧▽≦)わぁい

> 手紙のくだりで柳先生がごまかしていたところ

おお! ありがとうございます×2。そんなことを言ってましたか。
結構悪辣だな~(^_^;)
それだけ、雲霏のことを想ってるんでしょうが。
(比武招親では逃げ出したくせに~)

> 柳先生が手紙に引用した詩は「行行重行行」なのですが、題で検索すると日本語でも解説が結構読めました。最後の一文はドラマの中では李大人に向けた言葉として扱われてますが、日本語の解説の中では筆者自身に向けたものとしているのもあって、勉強になりましたー

早速検索してみました。結構たくさんありますね~。
なるほど。もう愚痴はやめて、しっかり食事をしましょう、ですか~。
私も勉強になりました。
(ありがとうございます×3(笑)

> ・・・5話に戻ります(^^;

はい。よろしくです。
ドラマは、レビューよりさらに面白いですから。

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