秋水長天

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射鵰英雄伝 新版 第9集~第10集

先ず訂正。
郭靖(かく・せい)たち、梁子翁(りょうしおう)たちに取り囲まれてから、梅超風(ばい・ちょうふう)に岩穴へ引きずり込まれたんじゃなく、逃げる途中で郭靖が岩陰に引きずり込まれ、取り囲まれたのは、その後でした。

さて。


郭靖は梅超風に捕まるわ、コックン(欧陽克=おうよう・こく)をはじめとした趙王家の食客陣に取り囲まれるわで、危機に陥ったかに思われた2人でしたがそこは黄蓉(こう・よう)、後の女諸葛、桃花島主・黄薬師(こう・やくし)の娘であることを明かし、梅超風の師父に対する想いと、さらに14年前、彼女を救っていた恩を利用して、郭靖ともども、まんまとその場を逃れます。

しかしお蓉もねぇ。14年前と言うと、一体何歳だ?
なのに、密かに島に戻った梅超風たちを、咄嗟におとー様から庇った状況判断力と機転の利かせ方! 栴檀は双葉より芳しとは言いますが、芳しすぎだって! (笑)

というのはともあれ、王宮の奥で楊康(よう・こう)と再会、真実を知らせ、王宮から連れ出そうとする郭靖たちですが、まだ衝撃から立ち直っていない楊康、頑として事実を認めようとしません。
が、そこへ現れた母の包惜弱(ほう・せきじゃく)の口から、重ねて同じことを聞かされ、何故今更との悲嘆のうちに、事実を認めます。

さらに、18年間父と信じ慕っていた完顔洪烈(わんやん・こうれつ)が、実は郭家楊家を離散させ、父の義兄である郭嘯天(かく・しょうてん)を殺した仇と知り、母の思いに応えて漢人に戻り、完顔洪烈と断絶する決意を――って、母親思いだし、こういうところは潔いんですけどねぇ。
でもって惜弱さんも、これまで私が弱かったのがいけない。完顔洪烈の言うままに、行を傷つけまいと口を噤んで王宮に留まれば、却って康に過ちを犯させることになると、思い切って事実を告げ、決然と王宮を去るあたりは、なかなかのものですが……

一家再会して仲睦まじく――とゆかないあたり、なかなか現実的と言いますか(^^;)
まず、完顔洪烈によって自尊心を木端微塵に打ち砕かれた楊鉄心(よう・てっしん)、王処一(おう・しょいつ)さんに置手紙を託して宿を出てしまっておりましたが、彼を探し求める惜弱の嘆きを聞き、結局、姿を現します。
(しかし……惜弱さんが泣きながら祈ってる仏様のね、後ろにでも潜んでたら笑えるな~と思って見てたら、本当にいるんだもの(^^;)

と、こうして、漸く再会できた楊一家ですが、惜弱と鉄心は互いに、相手に対するこだわりと罪の意識からしっくりとゆかず、康の方は当然、いきなり鉄心を父と認めることができず、一家はギクシャク。
父親のある家庭に憧れ続けていた郭靖は、楊康を羨ましく思うがゆえに、一家に幸せになってもらいたいと願い、さらに、義弟の面倒を見て守ってやれという母の言葉に従おうと、懸命に心を砕き、逆に楊康に鬱陶しがられ、穆(ぼく)姐さんは、養女の立場から、一歩引いてしまった位置から心を痛め――
という中で、郭靖のためにひたすら尽くすお蓉というのが、なんていうかな~~、好きな男性に尽くす女性というよりは、むしろ姫さま守る騎士みたいで、なかなか楽しいです。
(そういえば、靖さんは私が守るとも言ってたしね(笑)

で、楊康の苦悩も解るわけで、時には郭靖に対して、あまり構わずに放っておいてやれよ~という気になるんですが(しかも康弟、康弟、大哥、大哥と、相手の気持ちも考えずに連呼するしね(^^;)それでも郭靖が楊康に言ってること、なぜか全部正しく聞こえる。これはやっぱり、言ってるのが郭靖だからなんでしょうね(笑)
(って、説得力のあるような内容な(笑)

それにしても郭靖も、楊康を庇うためとはいえ、嘘がつけるんだね~(って、郭靖のことを、どれだけ馬鹿正直だと思ってるんだろう、ワタシ(^▽^;)
まぁ、イノシシに襲われたなんて、お蓉には即バレの嘘でしたが。
(とすると、それを信じた惜弱さんって……(^^;)

で、靖さんの仇と、楊康に闇討ちをかけたお蓉でしたが、そのせいで、郭靖のために28種の薬草を煎じて作った薬湯を、楊康に取られた形になってしまい――この辺、靖さんに女心を解れというのが、そもそも無理なんだろうね――それなら今度は54種の薬草を煎じてやるって、き……効くのか? (^^;)
(強すぎて、却って体に悪かったりして(^▽^;)

一方、要するに長年の嘘がバレて、妻子に去られてしまった完顔洪烈、包惜弱ばかりか、18年を息子として慈しんだ康にも未練を残しておりました。
……というあたり、情は深いんだけどねぇ。
つまりは、無理が通れば通りが引っ込むを通り越して、無理を通すために、通りを鎖に繋いでどこかに監禁するような強引さと、目的のためには手段を選ばない――これは何と評したらいいのかなぁ――そういうところが問題なんでしょうな。

で、その完顔洪烈の意を受けて動き始めたのが欧陽克。
まずは楊康と接触、実は自分の実父も別にいるのだが、現在のあなたの不幸を見たら、名乗る気が失せたと、楊康の心をかき回し、続いて惜弱を、王宮へ戻るよう、説得しようとしますが、これはお蓉に阻まれて失敗。
で、惜弱と楊康が王宮へ戻ったらお蓉がコックンに嫁ぐ、楊一家が仲直りしたら、コックンが出家するという、とんでもない賭けをすることになります。
(出家したコックン、見てみたい気がするんだが(笑)

それでも懲りないコックン、今度は楊鉄心に接触、惜弱と康の幸せのために、この世から消えるべきだ――って、とんでもない事を言いますが、コックンにせよ完顔洪烈にせよ、もう、惜弱の心が戻るはずがないというのが、完全に頭から消えておりますな。

ともあれ、このコックン、原作や李亜鵬版では女好きの印象しかなかったんですが、こちらではなかなかに食えない、面白いキャラになっております。
(しかも、もう3週目ともなると、林ちゃんでも大師兄でもなく、ちゃんとコックンに見えるから大したもんです)

しかし、楊康に邪険にされて泣いてる穆姐さんにこっそり詩を送ったところ、あの布の掛け方は、何やら、これで首をくくれと言っているようで、いただけませんなぁ。

ともあれ(お蓉にさえわかった)自分の想いが楊康に通じないことを悲しんだ穆姐さん、惜弱たちの前から姿を消そうとする楊鉄心に、自分も付いて行くことを申し出ます。
で、ここの孩子(ハイズ)という鉄心さんの穆姐さんに対する呼びかけと、旅暮らしなら、何かがあってもその場だけのことという穆姐さんの言葉に、誰かに侮辱されたのかと案じるところが、やっぱりこちらも18年間、慈しんで育てて来たんだな~と思わせられて、結構良かったです。
そうではなく、義父上が悲しんでいるのが見ていられなくてと答えた穆姐さんに対し、心が死んでしまった者は、何も悲しみはしない。惜弱と康を想う心も、とうに死に絶えたと鉄心が答えたところで、彼を探す惜弱の声が聞こえ、そこで続きとなります。


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Comment

 

遅まきながらのコメントですが・・・

>(しかし……惜弱さんが泣きながら祈ってる仏様のね、後ろにでも潜んでたら笑えるな~と思って見てたら、本当にいるんだもの(^^;)

ここ、うちのオットも、「絶対仏像の後ろにいるで」と宣いました。
で、鉄心さんが画面に映るや、「ほら~!」とドヤ顔。
見え透いた演出でしたかね(^▽^;)

>という中で、郭靖のためにひたすら尽くすお蓉というのが、なんていうかな~~、好きな男性に尽くす女性というよりは、むしろ姫さま守る騎士みたいで、なかなか楽しいです。

同感です。
お蓉と郭靖だと、お蓉の方が精神年齢が上っぽいので、どうしても、「守る」的な立場になっちゃうんでしょうねぇ(笑)

>(とすると、それを信じた惜弱さんって……(^^;)

はい、惜弱さんも、かなり世間知らずのようですね(爆)

>……というあたり、情は深いんだけどねぇ。

一言で言ってしまえば、自己チューってことですよねぇ(_ _;)

>(出家したコックン、見てみたい気がするんだが(笑)

すぐ還俗したりして(笑)

>ともあれ、このコックン、原作や李亜鵬版では女好きの印象しかなかったんですが、こちらではなかなかに食えない、面白いキャラになっております。

同感です。
表情も見ていてなかなか面白いですよね。今のところ、靖さんよりも存在感があるような・・・(^▽^;)

>しかし、楊康に邪険にされて泣いてる穆姐さんにこっそり詩を送ったところ、あの布の掛け方は、何やら、これで首をくくれと言っているようで、いただけませんなぁ。

そうそう。
私も、これは一体どういう意味!?と、ビックリしてしまいました。
コックンは、洒落たことをしたつもりなのかもしれませんけどねぇ・・・
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2014.10/28 00:33分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: ふく*たま さんへ 

> 遅まきながらのコメントですが・・・

いえ、いえ。ありがとうございます。

> ここ、うちのオットも、「絶対仏像の後ろにいるで」と宣いました。
> で、鉄心さんが画面に映るや、「ほら~!」とドヤ顔。

あらら。旦那様にも見切られていたとは(^▽^;)

> 見え透いた演出でしたかね(^▽^;)

ですね。

> お蓉と郭靖だと、お蓉の方が精神年齢が上っぽいので、どうしても、「守る」的な立場になっちゃうんでしょうねぇ(笑)

現時点では、武術の腕もお蓉の方が上っぽいですしね。
それにしても、ちょっと立場を逆転させるだけで、あれだけコミカルになるとは(^^)

> 一言で言ってしまえば、自己チューってことですよねぇ(_ _;)

ですね。
こういうところは、耿紹南大師兄にも一脈通じたりして。

> すぐ還俗したりして(笑)

言えてるかも~(^▽^;)

> 今のところ、靖さんよりも存在感があるような・・・(^▽^;)

あはは………。
でも、たしかに。
というか、靖さんの方が影が薄いですよね、現在(^^;)

> そうそう。
> 私も、これは一体どういう意味!?と、ビックリしてしまいました。
> コックンは、洒落たことをしたつもりなのかもしれませんけどねぇ・・・

ねぇ。
あれは本当に、嫌がらせにしか思えませんよねぇ。
コックンも、人を罠にかけたり、人に嫌がられたり、人に嫌われたりすることは得意でも、
人を慰めたり、人に好かれたりするのは不得手のような?
(とすると、どーゆー育ち方をしたんでしょうね、一体? (^_^;)
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2014.10/29 17:12分 
  • [Edit]
  • [Res]

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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