射鵰英雄伝 <新版> 第19集~第20集

なんだかんだとありまして、こちらのレビューが遅れに遅れているうちに、ドラマの方やもはや折り返し点。大物も続々と登場してるんですが……
一歩ずつ進んでゆかないと、追いつきませんもんね(^▽^;)

それにしても、金と蒙古ってば戦ってたんですね~、そう言えば。(しかも、金の方が劣勢らしい)
そちらの背景があまり描かれてないので、すっかり忘れてました(^▽^;)

さて。

自分が生き延びるためには完顔洪烈を殺すしかない。思い定めて、その懐に飛び込んだ楊康。早速、降伏を求める使者として金を訪れるも、交渉が決裂。その場を逃れようとして投じたトゥルイの刃から金の皇帝を守ったり、伏兵の存在を知らせたりと手柄を立て、完顔洪烈の面目を大いに施させます。

で、第三皇子である完顔洪熙とは洪烈さん、帝位の後継を争ってるのか、父皇の信任を争ってるのか、兎に角仲が良くないようで、康の手柄=洪烈の手柄が面白くない洪熙、康が自分の命を狙ったことを言い立てたり、康が実は漢人であると言い立てたりと、単的に言ってしまえばイチャモンですな。
ですが、尽く洪烈に言い抜けられ、霊智上人にまで見限られ――と、結局、器の小ささを見せつけるに終わったみたい。
(というか、康と言い洪烈と言い、ホントに役者じゃのぅ~)

しかし、考えたら、康が洪烈の実の子だったら、金の皇帝の孫ってことなので、実子か否かというのは、非常に重要な問題ではあるのですね。

ともあれ、ドサマギという感じで完顔洪烈に帰還を受け入れさせた楊康、洪烈にはトゥルイを利用して蒙古に宋を討たせる策を献じ、トゥルイたちには、自分は郭靖の義弟だが、仇討のため金に降ったふりをしていると言って信用を得と、さながら蝙蝠のようにふるまいます。

一方、楊康を追って燕京へ向かおうとしていた郭靖たちは、白雕のもたらした手紙でコジンたちの危機を知ります。
兄ちゃんの率いた軍が危機に陥った時は、弓隊率いて勇ましいところを見せたコジン姫ですが、死者と負傷者のただなかで、3番目の兄ちゃんも傷を負って――となると、思い切り弱気にもなりますわな。(で、手紙で靖さんに泣き付いたわけだ)

で、その手紙を読んだか郭靖は、即刻、コジンたちを助けに行こうとしますが、これには黄蓉が猛烈に嫉妬。
こ~れは、2人の認識の間に、深くて暗い川がある……のかなぁ。
これが、手紙をよこしたのがトゥルイで、郭靖が助けに飛んでゆこうとしているのもトゥルイだったら、お蓉も一緒に駆け付けようとするでしょうにね。
というか、郭靖にとってのコジンって、つまりはそんな、幼馴染で妹同様というだけの存在なんですが、相手が女性で、しかも許婚ということで、お蓉にとっては嫉妬の対象になっちゃうんですねぇ。

というお蓉の気持ちが、当然ながらわからない郭靖――まぁ、わかってても、この子の場合はやることは一緒でしょうが、お蓉を置いてすっ飛んで行ってしまいます。
(しかも、思い直して自分を探しに来たと思って出ていったお蓉の姿も目に入らないって(^▽^;)

で、このカップルの場合は、いつもは郭靖がお蓉に従ってるみたいですが、こういう風に何かあると、結局はお蓉の方が折れるわけかな。あとを追いかけて、金を持たずに飛び出して食い逃げ犯にされかけた郭靖を助けることとなります。
(こういうトコ、ちょっとリアルかな(笑)
それでも靖さんに文句を言って謝らせるところはいかにもお蓉だし、何を言われても、俺はお蓉が好きで、お蓉は俺が好きだから、それで万事OKと、全く揺るがないとことろがいかにも郭靖。

そうして郭靖、途中で楊康を見かけたお蓉から、彼が金の特使としてこの町に来ていると聞き、彼女の案内で、宿舎に忍び込み、捕えられていたトゥルイ(ほか一名)と再会。
助けて出て行こうとしたところに、敵方がズラ~リ、というのは、こういう場合のお約束ですかね(笑)
で、そこで楊康と一戦となるのですが、どっちかというと、その間に見せたコックンの小技の方が恰好良かったかな(笑)
ともあれ、亢龍有悔(こうりゅうゆうかい)で楊康を倒した後、お蓉やトゥルイに引きずられるようにして連れ出された郭靖、トゥルイから楊康が金の側にいる理由を聞いて、
「うん。信じる」
と、一旦こういうと、それこそ本人が、あれは嘘だ、心変わりしたと言っても、そんなことは無い、俺は信じてると言いかねないのが郭靖で~~ここまで来ると本当に、いつかお蓉が言っていた『馬鹿も極めると天才になる』と言いますかね、いっそ大物かも~~と思えてきます。

というのはともあれ、簡単に話し合った4人は役割分担。トゥルイたちはコジンのところへ戻り、郭靖と黄蓉は引き続き楊康の様子を見ることにしますが、コジンが兄と共に金兵に追われて川へ落ちたと聞いたトゥルイ、これはもう、泳げないから死んでしまったと思い込み、郭靖にもそう知らせてしまいます。

衝撃を受け、ふさぎ込む郭靖の気を、なんとか引き立てようとする黄蓉。ですが、呼びつけた芸人から「お友達は、笑いたいんじゃなくて、本当は泣きたいんじゃ?」と言われ、
「痛かったら泣きなさいよ!!」
郭靖の頬を引っ叩いた上、実はコジンなんかいなくなればいい、死んでしまえと毎日呪っていた。そのせいで死んでしまったのじゃないかと、自分の頬を叩いて号泣。そんなお蓉を抱きしめて、郭靖もようやく泣くことができ、2人の心はさらに深く結びつきます。

お蓉が一生懸命に靖さんを笑わせようとしてたのは、罪の意識もあったんやねぇ。
(しかし、あれ、メイクなんだろうケド、靖さんのほっぺ、指の跡がついとりましたぜ)

そうして落ちついたらしき2人、た~しか、引き続き楊康を見張るはずだったと思うんですが、なぜか太湖で舟遊び。
風流な釣り人を見かけてお蓉が口ずさんた歌がきっかけ、その釣り人、陸乗風と意気投合し、住いである『帰雲荘』へと招かれます。
その『帰雲荘』が、何やら桃花島を思わせる作りであることなどから、陸乗風の正体を訝しむ黄蓉でしたが、それも通り、お蓉と話が合うのも通り、この陸乗風、陳玄風、梅超風夫婦のとばっちりで、両脚をへし折られて桃花島を叩きだされた黄薬師おとーさまの弟子のひとり。
で、息子の陸冠英ともども、抗金の志は高いようで―― 一夜、金の特使である完顔康=楊康を捕えようと、乗船を焼き討ちします。
ところがこの船には、楊康が金に寝返ったと誤解して斬り込んだ穆姐さんが捕えられていて――これは、信じろと言われたのに康を信じない穆姐さんが悪いのか、ふく*たまさんが書いておられるように「圧倒的に言葉が足りない」楊康が悪いのか(^^;)
おまけにアナタ、金の兵隊さんが見張りについてるところで、実はこれは、完顔洪烈の懐に飛び込むための作戦でしょうとコックンに水を向けられたって、はいそうですと答えるわけに行かないあたりは、穆姐さんも察しなさいよ、靖さんじゃないんだから ヾ(^^;)

まあ、てなことになってるところへ、お船が焼き討ちに遇いまして、コックンの連れて来た女の子たちが次々と湖へ飛び込む中、ひとり、縛られて身動きのできない穆姐さんを、やはり楊康が助けに飛び込みます。
そうして穆姐さんをコックンに託し、2人を逃がすために自分は敢えて捕えられるんですが――令牌渡して、助けを求めに行ってくれと頼んだ相手、中文では楊康は『師父』としか言ってないのに、なぜか日本語訳はQちゃんになってる(^▽^;)
つか、原作前作知ってる人間は全員、楊康の言う師父ったら梅姐さんのコトだろうと突っ込み入れてたと思います。
まあ、穆姐さんの方は『師父』と言われてQちゃん思い浮かべたかもしれませんケドね。

ともあれ、令牌持参で救いを求めに出かけた穆姐さんでしたが、梅超風に捕えられ――危うし! というところで、穆姐さんを託された責任感プラス梅姐さんの持っている『九陰真経』狙いのコックンが、蛇を操って梅姐さんに挑みます。
(って、考えたら、あれだけの蛇を西域かられて来て飼ってるって、かなり大変なんじゃないかと思うんですが(^▽^;)
これにはさすがの梅姐さんも危機に――と云うところで聞こえて来たのが謎の人物、実は仮面で顔を隠した黄薬師おとー様の簫の音。
これには堪らず、コックンは穆姐さんを連れて逃走。おとー様の内力にやられた蛇と蛇使いの使用人は置き去り――って、今更だけどコックン、ひどい奴だな~。

一方、引く続き『帰雲荘』に留まっている郭靖と高蓉は、楊康が捕えられてきたのにびっくり(と言うより、「何ごと?」な感じですか)
早速隙を見て楊康を接触し、金に寝返ったことを詫びる郭靖に対し、楊康は『降龍十八掌』を教えてくれるように頼みます。
が、この技は誰にも教えてはいけないと七公に命じられていた郭靖は、当然のことながら拒絶。
これ、武術を学ぶものとしては当然――と思えるので、私としては、これに不満を抱く楊康の方に問題を感じるんですが、この『降龍十八掌』がきっかけで、一旦は良好になった郭靖と楊康の間柄、徐々にねじ狂って行きます。

さて、そうしまして、
李亜鵬版の方でもこういう表現をしましたが、『帰雲荘』、楊康を捕えたことで、次々と招かざる客を迎えることとなります。が、李亜鵬版を意識してかしないでか、ちょっとアレンジがしてありますねぇ。
(って私も、自分の過去記事を読み返して、改めて「ああ、そうか」と思ったわけですが(^^ゞ

で、その一人目は、鉄掌党の党首である裘千仞(きゅう・せんじん)。自分の武功の高さを見せつけるように、水を張った大甕を片手に掲げて、悠々と水の上を歩いて来たり、内功の鍛錬で頭から湯気を出して見せたり(なんでも、高手はこうなるんだそうで(^^;)。
ところが、これがとんだ紛い物。こちらもご先祖は岳飛と共に金と戦った忠臣だったようですが、現在はすっかり金の走狗。宋の平和のためには金に従うべしと称し、“完顔康”を解放させるために来たわけですが、翌日、こちらは楊康が金に寝返った上、『帰雲荘』に捕えられていると聞いてやって来た江南六怪(って、今更だけど、江湖の噂話って、どんだけ足が速いんだ~(^▽^;)と争いになり、郭靖の『降龍十八掌』の一掌を喰らって呆気なくひっくり返ったのが発端、お蓉と第二師匠の朱聡さんによって化けの皮を引っぺがされ、這う這うの体で逃げかえる羽目になります。
(ここ、お蓉と朱聡さんと、頭の回転のいい者同士の連携が、実に楽しい(^^♪

そうしてその夜、ついに、楊康を助けに梅超風が現れますが、彼女と陸荘主の会話で、陸荘主が追放された桃花島の弟子であることを知ったお蓉、黄薬師の娘であることを明かし、父に執り成すことを条件に、その場の一切を預からせてほしいと申し出ます。
それを、屋根の上からん眺める仮面の影は……

というところで、大急ぎで次を書かなきゃ (^▽^;)💦
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コメント

>しかし、考えたら、康が洪烈の実の子だったら、金の皇帝の孫ってことなので、実子か否かというのは、非常に重要な問題ではあるのですね。

本当だー!言われてみれば、それは大変重要な問題ですね。
金国を宋人に継がせてよいのか、てことになるわけで。王もその辺、あっさりスルーしましたね。てか、そんなことまでやってたら、話が広がりすぎますか(^▽^;)

>郭靖にとってのコジンって、つまりはそんな、幼馴染で妹同様というだけの存在なんですが、相手が女性で、しかも許婚ということで、お蓉にとっては嫉妬の対象になっちゃうんですねぇ。

ですねぇ。
お蓉も、頭では、靖さんは自分のことが好きだとわかっちゃいるんでしょうが、感情の方がついていかない、いくら妹同然とはいえ、他の女性の為に一生懸命になる靖さんを見ると、「面白くない!」と思っちゃうのは、仕方ないでしょうね。(その辺が、男性陣にとっては面倒くさいんでしょうが・苦笑)

>ここまで来ると本当に、いつかお蓉が言っていた『馬鹿も極めると天才になる』と言いますかね、いっそ大物かも~~と思えてきます。

あっはっは、言えてます~(爆)
何かもう、突き抜けてて、反論もできないっていうか・・・。

>穆姐さんも察しなさいよ、靖さんじゃないんだから ヾ(^^;)

そうそう。敵方に手の内を見せるバカがおりますかぃな、とこの時の穆姐さんには、私も呆れました。
穆姐さん、もっと賢いと思ってたんだけどなぁ(-_-;)

>令牌渡して、助けを求めに行ってくれと頼んだ相手、中文では楊康は『師父』としか言ってないのに、なぜか日本語訳はQちゃんになってる(^▽^;)

あぁ、そうだったんですね。
あれ?梅超風じゃないの?と思ったんですが、今作ではQちゃんに改編したのか、と思ってしまいました。
穆姐さんに託した令牌に字が書いてあったので、梅超風宛てじゃないんだな、と妙に納得したんですが・・・。
ただ、Qちゃんを探しに、あんな気味の悪いところへ行くのが解せなかったんですけども(^▽^;)

>これ、武術を学ぶものとしては当然――と思えるので、私としては、これに不満を抱く楊康の方に問題を感じるんですが、

この辺り、武術を学ぶ者というより、欲するものは何でも手に入れてきた王子様育ちの康らしい反応ですよね。それに、康は、武術を学ぶ姿勢というものを、Qちゃんからも梅超風からも学んでなさそうですもんね。

Re: ふく*たま さんへ

> 本当だー!言われてみれば、それは大変重要な問題ですね。

でしょ。
洪烈さんは六王爺とはいえ、時代が時代、状況が状況ですから、帝位につく可能性だってあるわけですものね。
と言うか、いっそコックンとつるんで金国を乗っ取る方向で行ってもいいかな~と思ったくらいで(笑)
となると…… ↓

> 金国を宋人に継がせてよいのか、てことになるわけで。王もその辺、あっさりスルーしましたね。てか、そんなことまでやってたら、話が広がりすぎますか(^▽^;)

というか、別の話になっちゃいますものね(笑)

> お蓉も、頭では、靖さんは自分のことが好きだとわかっちゃいるんでしょうが、感情の方がついていかない、いくら妹同然とはいえ、他の女性の為に一生懸命になる靖さんを見ると、「面白くない!」と思っちゃうのは、仕方ないでしょうね。

頭と心は別物、ですものね。
(と言うあたりが理解できないのが、今の靖さんなワケでしょうが)

> (その辺が、男性陣にとっては面倒くさいんでしょうが・苦笑)

言えてそうですね(^^;)

> あっはっは、言えてます~(爆)
> 何かもう、突き抜けてて、反論もできないっていうか・・・。

でしょ、でしょ(笑)

> そうそう。敵方に手の内を見せるバカがおりますかぃな、とこの時の穆姐さんには、私も呆れました。
> 穆姐さん、もっと賢いと思ってたんだけどなぁ(-_-;)


> あぁ、そうだったんですね。
> あれ?梅超風じゃないの?と思ったんですが、今作ではQちゃんに改編したのか、と思ってしまいました。
> 穆姐さんに託した令牌に字が書いてあったので、梅超風宛てじゃないんだな、と妙に納得したんですが・・・。

なるほど。そういう解釈も成り立つわけなんですね。
Qちゃんの名前ひとつ入れただけで、紛らわしい(^^;)

> ただ、Qちゃんを探しに、あんな気味の悪いところへ行くのが解せなかったんですけども(^▽^;)

梅超風探しに行くのなら、非常に納得ですけどね~(笑)

> この辺り、武術を学ぶ者というより、欲するものは何でも手に入れてきた王子様育ちの康らしい反応ですよね。それに、康は、武術を学ぶ姿勢というものを、Qちゃんからも梅超風からも学んでなさそうですもんね。

ですね。
それにしても梅超風は兎も角も、Qちゃんは一体、何を思って、康に何を教えて来たのか、と思ってしまいますね。

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