秋水長天

 遊子帰客 夢断故郷雲水之間    西風古道 回首一片秋水長天

Entries

射鵰英雄伝 <新版> 第33集~第34集

さすがに1か月近く前に見たドラマのレビューを記憶だけで書くというのは無理があったようで、郭靖と楊康が臨安で接触したという重要なエピソードを、ころっと忘れてました。
そういえば楊康、武穆遺書(岳飛の遺した兵法書)を完顔洪烈の手に入れさせないために彼らに同行してると、郭靖に言い抜けしてましたっけ。
で郭靖、楊康なんか信用できないという黄蓉を怒らせちゃったんでした。
でも、お蓉が怒ったのは自分を思っていてくれるからで嬉しいよという郭靖には、お蓉もいつまでも怒ってはいられないわけで……
(こういうあたりが恋人同士なわけなんですね(^^)

さて。


『鴛鴦五珍膾(えんおうごちんかい)』が食べたい! という洪七公師匠の望みをかなえるため、老玩童を加えた4人で宮中に忍び込んだ郭靖と黄蓉は、師匠たちを厨房に残して別行動。仲睦まじくしているところで、武穆遺書を狙って宮中へやって来た完顔洪烈たちを見かけ、遺書を守って戦うことにになります。
遺書が隠されているという滝の裏側の洞窟で、趙王家の食客陣を次々と退ける郭靖でしたが、欧陽鋒と内力を戦わせているところを、楊康に後ろから刺されて重傷を負ってしまいます。
(凶器が義兄弟の証の、郭靖の名を刻んだ匕首というところが象徴的)
が、そうまでして手に入れた武穆遺書、箱だけで中は空っぽなんですからね~(--;)

傷ついた郭靖を抱え、曲霊風の店へ戻った黄蓉ですが――匕首を抜こうとしてなかなか抜けない、何度も何度もためらうあたりがねー。実際、ああいうもんでしょうな。
そこへ、ひょこ、と出て来た傻姑=曲ねえやがバンドエイドでも引っぺがす気楽さでスポンと抜いて、お蓉に引っ叩かれてますが(^▽^;)

そこで意識を取り戻した郭靖、九陰真経の中にあった方法を使えば助かると言いますが、それは2人で手を合わせて七日七晩気を巡らせ、その間は合わせた手を放してはならず、お互い以外の誰とも口を利いてはいけないというもの。考えた末、外界から遮断される場所として隠し部屋を選んだ黄蓉、食料の調達を穆念慈に頼みます。

ここで、穆姐さんに余計な心痛は味わわせたくないから、康弟に刺されたことは内緒にとお蓉に頼んだ郭靖、宮中で侍衛に刺されたと言い抜けますが(靖さんにしては気の利いた嘘ですね)
「そう。あの侍衛、絶対に仕返ししてやるわ」
ってお蓉、相当腹を立てておりますな。(楊康だけでなく、多分いつまでも楊康に甘い靖さんにも(^▽^;)

そうして隠し部屋に入った2人ですが、この部屋には外を見られる仕掛けがしてあり、おかげで2人、却って余計な気を揉む羽目に(^^;)
まずは、穆念慈が食料を持ってきたのですが、その直前、完顔洪烈たちの一行が店にやってきてしまいます。
(しかも穆姐さんが、内緒だよって、しーってやってるのに、傻姑が声を上げちゃうし)

店の者に間違えられ、食事を要求され、顔が醜いからと覆面をしてその場をしのごうとする念慈。食客たちの疑いを買いますが、彼らに同行していた欧陽克の口添えで、何とか難を逃れます。
が、包惜弱の墓参に来た完顔洪烈が、楊家の跡地に新しい家が建っているのを見つけてしまい――こちらは、家人は不在だったと楊康が言い抜けますが……完顔洪烈、明らかに疑っておりますな。

というところへ協彬が金の都である燕京がモンゴル軍に包囲されているという知らせを持って到着。
完顔洪烈は配下に指示を出すために曲の店へ引き返し、残った楊康、何故天は郭靖ばかりを贔屓にして自分に走れんばかりを与えるのかと天を恨みますが――人柄の差、と思わず呟いてしまった(;´∀`)
というか、郭靖みたく突き抜けて善人でお人好しで人を妬むとか恨むとか知らない人間(その分無神経なところも多々あるケド)天にしたって何にしたって、良くしてやるしかないでしょ、って気がする。
(というか、あそこまで“いい人”が突き抜けてると、妬んだり憎んだり苛めたり、敵に回った方がバカを見る、って気がします)
でもって楊康の方は、なんていうかな~常に曲がり角で曲がる方向を間違えて、悪路へ、悪路へと足を踏み入れてる感じですな。そもそもが最初の段階で、穆姐さんが言ったように全真教に保護を求めてれば、なんの不幸もなかったわけだし(^^;)
(それじゃ話にならないわけなんですけどね)

さらに、仇を討つとは口ばかりだと穆念慈に責められた楊康、ついに隙を見て完顔洪烈を殺そうとしますが、これは気付いた王陽克が阻止。
急ぎ金へ引き返す完顔洪烈に、武穆遺書の入手のために欧陽鋒と共に宋に残されますが、人質として穆念慈を連れて行かれてしまいます。
(やっぱ、ばれてたわけだ(--;)
しかも完顔洪烈、欧陽鋒に対する人質として欧陽克も同行し――原作ではこの曲の店で命を落とすはずだったコックン、こうして生き延びちゃいましたが、さて、どうなりますことか(^^;)

一方、戻ってこない郭靖と黄蓉を案じた洪七公(しっかりご馳走を食べつつ)、老玩童に様子を見て来るようにと命じますが、趙王家の食客陣を見つけた老玩童は、黄蓉の土産のお面をつけて、これらをいいように翻弄。さらに欧陽鋒と追いかけっこを始めてしまいます。
全く、このジイ様にとっては人生は遊びで、武芸はそれをより楽しくするためのアイテム、みたいな感じですかねぇ。

その頃、一人取り残された楊康は、隠し部屋の外へ黄蓉が置き忘れた打狗棒を見つけ――こらー! 人のものを持って行くんじゃない!! 
つか、お蓉もなんで、大事な打狗棒を忘れ物にしたかなぁ(^^;)
そうして見つけた打狗棒を手に曲の店を離れた楊康は裘千仞と再会――と思ったら、陸家荘で会った裘千仞は実は双子の兄の裘千丈で、しばしば裘千仞に成りすましてあちこちに出没してるということだったんですが――それを証明するために自分の武功を見せつけた裘千仞、武穆遺書を手に入れたいならと、自分と手を組むことを持ち掛けます。
さらに楊康が手にした打狗棒に目を止めた裘千仞、それが丐幇の幇主の証で、丐幇幇主と云えば皇帝に等しい力を持つと告げ、楊康の野心を煽ります。
ということで楊康、郭靖への妬みから、坂を転がるように道を踏み外してゆくわけで――おーい、穆姐さんへの愛はどうなったんだ?
つか、そんなことをしたら潔癖な穆姐さんが激怒するって……そんなことさえわからんようになったんか~~というやつですな(^^;)
で、ここで裘千仞が緑玉棒としか言わないところが、後の大事な伏線になってるわけです。

一方牛家村には、郭靖を探して、尹志平クンを連れたQちゃん、丘処機道長をはじめとする全真七士が集結。
郭靖を追って桃花島を離れた黄蓉が難に遭って死んでしまったと何者かが黄薬師に嘘を告げたため、怒った黄薬師が江南六怪を皆殺しにすると言っているので、その急を告げるため――って、確か嘘ついたのは趙王家の食客陣の誰かだったハズですが、そのシーンが省略されてるんで、見てる方には、いつ? どこで? だれが? ってなコトになってます(^▽^;)
(意外なところで丁寧かと思うと、肝心な部分を省略するんだから)

で、江南六怪の方は、黄薬師の命を受けた梅超風が探しに行った時にはもう不在で、幸いにも難を逃れたわけですが、横合いで話を聞いてた裘千仞が漁夫の利を狙ったようですな。自分のふりをした裘千丈を使って、全真七士に、老玩童が黄薬師に殺されたと吹き込ませたものだから、ことは慎重にちゃんと調査をしてからという馬鈺さんを置き去り、全員がQちゃんの暴走に引きずられてしまいます。

おかげで梅超風と遭遇した全真七士は戦いはじめてしまい、戦ってる時に、ドラマチックに日食が起きたりもしてるんですが、そこでまた又Qちゃんの暴走に他の5人が引きずられ、一人取り残される形になった馬鈺さん、ふと――あれは何やら占ってるわけですね。そうして2人が死ぬという結果に愕然。同じころ黄薬師おとー様の方にも、梅超風が死ぬという結果が出て――と云うところで35集へ。


スポンサーサイト

Comment

 

>ってお蓉、相当腹を立てておりますな。(楊康だけでなく、多分いつまでも楊康に甘い靖さんにも(^▽^;)

ですね~。その後も、お蓉は「宝貝康弟」って言ってたようだし、かなり皮肉ってる?と感じました(笑)

>穆念慈が食料を持ってきたのですが、その直前、完顔洪烈たちの一行が店にやってきてしまいます。

この食料、結局、穆姐さんはお蓉たちに渡せなかったですよね。七日七晩もどうするんだー?と思わず心配してしまいました(^▽^;)

>食客たちの疑いを買いますが、彼らに同行していた欧陽克の口添えで、何とか難を逃れます。

この時は、コックン、ナイスフォローだったのに・・・(康は借りを作ってしまって居心地悪そうでしたが)、結局、穆姐さんを巻き込むことになってしまいましたね。完顔洪烈が穆姐さんに気づいていたとは予想外だったのでしょうが。この時の表情の変化もなかなかよかったです。

>(というか、あそこまで“いい人”が突き抜けてると、妬んだり憎んだり苛めたり、敵に回った方がバカを見る、って気がします)

同感です。お蓉が怒ってても、靖さん、それは自分の心配をしてくれてるからだ、と喜んでるくらいだし。
第33集の中文版を見たら、冒頭、お蓉は「靖さん以外の人間にはいろんな面があるの!」と言ってるみたいなのに、字幕では表現できてなかったようで、ちょっと惜しい気がしました。

>でもって楊康の方は、なんていうかな~常に曲がり角で曲がる方向を間違えて、悪路へ、悪路へと足を踏み入れてる感じですな。

こちらも同感です。早い内に引き返すことができてたらよかったのに(それじゃ話にならないんですケド)。

>原作ではこの曲の店で命を落とすはずだったコックン、こうして生き延びちゃいましたが、さて、どうなりますことか(^^;)

コックンはてっきりここで亡くなるのだと思っていたので、これにはびっくりしました!Σ(゚Д゚ノ)ノ
どんな役割が残っているのでしょうね。

>つか、お蓉もなんで、大事な打狗棒を忘れ物にしたかなぁ(^^;)

靖さんが死にかけてたんで、かなり動揺してたんでしょうね~。

>(意外なところで丁寧かと思うと、肝心な部分を省略するんだから)

全くです!どこかが丁寧な分、どこかを端折って調整しているのかもしれませんが、そこを省略する!?ってとこを省略しますよね(_ _;)

>ことは慎重にちゃんと調査をしてからという馬鈺さ んを置き去り、全員がQちゃんの暴走に引きずられてしまいます。

本当に、冷静なのが馬鈺さんだけって、ねぇ。
Qちゃんに説教できた口ですか、王処一さん!と思ってしまいましたよ(^▽^;)
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2015.01/30 16:31分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re:ふく*たま さんへ 

> その後も、お蓉は「宝貝康弟」って言ってたようだし、かなり皮肉ってる?と感じました(笑)

そうですね(笑)
お蓉にしてみれば、いい加減に楊康の正体に気付きなさいよ~と云うところでしょうし、その気持ち、わからないでもないです。

> この食料、結局、穆姐さんはお蓉たちに渡せなかったですよね。七日七晩もどうするんだー?と思わず心配してしまいました(^▽^;)

同じくです。
原作ではスイカを持ち込んでましたが、こちらの版ではその用意もなさそうだし、どうしたんでしょうねえ。

> この時は、コックン、ナイスフォローだったのに・・・(康は借りを作ってしまって居心地悪そうでしたが)

でしたね(^m^)

> 結局、穆姐さんを巻き込むことになってしまいましたね。完顔洪烈が穆姐さんに気づいていたとは予想外だったのでしょうが。この時の表情の変化もなかなかよかったです。

はい。

> 同感です。お蓉が怒ってても、靖さん、それは自分の心配をしてくれてるからだ、と喜んでるくらいだし。

そう、そう。どこまで物事を良い方に考えるんだ~と。
でも、考えたらこれは、本物のバカにはできない発想――ああ、師匠たちにしょっちゅう怒られてて、それを李萍母さんが、師匠たちはお前を思って叱ってるんだと言い聞かせていたかもしれませんね(笑)

> 第33集の中文版を見たら、冒頭、お蓉は「靖さん以外の人間にはいろんな面があるの!」と言ってるみたいなのに、字幕では表現できてなかったようで、ちょっと惜しい気がしました。

ああ、それは勿体ないですね。
何とか工夫できなかったものでしょうか。

> こちらも同感です。早い内に引き返すことができてたらよかったのに(それじゃ話にならないんですケド)。

同感です。
と思うのも、初期のあの好漢を見ているせいかもしれませんが(笑)

> コックンはてっきりここで亡くなるのだと思っていたので、これにはびっくりしました!Σ(゚Д゚ノ)ノ

でしょ!

> どんな役割が残っているのでしょうね。

それについては、見てのお楽しみ(笑)

> 全くです!どこかが丁寧な分、どこかを端折って調整しているのかもしれませんが、そこを省略する!?ってとこを省略しますよね(_ _;)

ですよねえ。
好きなエピソードが省略されるのは、まあ、残念だけど~で済ませられますが、ああいう重要ポイントを省略と云うのはねぇ。製作者側からしてみれば、あそこは郭靖たちの視点で描いているから~~と思っての省略なのかもしれませんが、やっぱり、きっちり描いてほしいところですよねえ。

> Qちゃんに説教できた口ですか、王処一さん!と思ってしまいましたよ(^▽^;)

同じくです。
あなた”まで”Qちゃんと一緒に暴走してどーするの ヾ(~O~;)
と。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2015.01/31 20:43分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

最近の記事

FC2カウンター

月別アーカイブ

あし@

Pika_Mouse

powered by
3ET

右サイドメニュー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索