犀利仁師 第35集

20年。妻子に苦労を掛けて折って来た科挙の夢を捨てられない。皇宮へは行きたくないよ~と泣く孫大山。
大山の入宮は必須。個人の夢やのぞみより、聖上の健康が大事という東方婉児。
両方の間に立ち、なんとか調整を図り、大山を救おうとする柳傲天ですが、女帝の意向と大山の望み、両立させる方法などないと婉児に言われてしまい、そうしてついに大山は東方婉児の元へ連行され、入宮を拒むなら用意した酒を呑むようにと命じられます。

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この人も味のあるいい役者さんで……

妻子への永別の言葉を口にし、一息にそれを飲み干し、その場に倒る孫大山。ですが……
これ、やっぱり喜劇なんで。はい。お察しの通りです。で、よく見ると、東方大人が目をむいてる、その顔がヒントだったりするんです。
後から気がついたら、盃、銀だったしね~。

兵に呼び出されて学院の外へ出た奥さんと小山、劉学監の前に輿が担いで来られ、中からは官服をまとって満面の笑みの大山が。
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実は飲んだのはただの酒で、大山の意志の強固さを試すため。そうして、これは柳傲天のアイディアで、例外的措置祖として、皇宮の食事の管理職と九品官の官位を賜ります。
なるほど、科挙を受けるのは官になるためで、官になれれば希望は叶うわけですもんね。
(ちなみに倒れたのは空腹のためだそうで(^▽^;)
さらには、心配された奥さんの体も、実はおめでただったと、これは慕容月の口から発表され、聞いた学生たちは大喜び。あとの回で宋文文が言ってますが、本当に家族みたいになってきてますな、皆。

あと、ままにならないのは、呉天宝と慕容月の恋ばかり――これは、さすがに慕容月、自分の夫は自分で選ぶと言ってるだけあって、この時代の娘さんとしてはなかなか積極的と云うかな、あなたの気持ちが私に向いてるのはわかってるのに、どうしてはっきり言ってくれないの!? 的な態度と、なぜか逃げ腰の呉天宝、と云うのが、見ていて面白いデス。
――と思っていたら、孫大山が皇宮へ行った後の後任、学食の料理人の問題が浮上してまいりました。お金を出したがらない劉学監、どう切り抜けるのかな~(=^・^=)

と、学院の方は喜びに沸いておりますが、不凡父ちゃんを相手の東方婉児は、大概に業を煮やしてきたようで、娘の雲霏がどうなってもいいのか――これには顔色を変える路不凡ですが、婉児の言い分では、自分が何もしなくても、ただ不凡が手の内にあることを明かしてやりさえすれば、口を割られては困る相手が、雲霏を押さえにかかる――って、実際にその通りに動き出してるわけですが。

で、この言葉が聞こえたんでしょうかね、雲霏はどこですと駈け込んで来た柳傲天、即刻彼女を探しに取って返します。が、路雲霏、いつもの酒楼で劉二妹との食事中を、墨瞳率いる黒衣の一団に襲撃され、腕はどうやら墨瞳の方が少し上のようですね、傷を負わされた上、捕えられてしまいます。

そうして、馬車で連れて行かれるところで、柳傲天とすれ違うんですが(ここ『シルクロード英雄伝』のワンシーンを連想してしまいました)、唖穴を点穴された上、合図に投げようとした香嚢を押さえられてしまう路雲霏と、馬車が気になりながらも、そこに雲霏がいるとは思い及ばない、それでも予感がするのか、懸命に雲霏の名を呼ぶ柳傲天、と云うのが、もどかしくも、なかなかにいいシーンで。

神ならぬ身の、そのまま馬車とすれ違ってしまった柳傲天、酒楼で、劉二妹から雲霏が傷を負わされ捕えられたことを、女将から馬車で連れて行かれたことを聞き、さては先刻の馬車だったかと、なんとも言えない口惜しさ、やり切れなさを噛みしめます。
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同じころ、東方婉児の元にも路雲霏が傷を負った上に捕えられたとの知らせが届き、それを聞いた路不凡、娘を案じ、生死は、傷は重いのか、と矢継ぎ早に問を発します。
対する東方婉児、相手のやったことでそこまでは明らかではないが、不凡のせいで柳傲天が危険に向っている――
「儂のせい? あんたのせいだろうが!?」
「そなたのせいです。云うまいと思っていたが、ならば言って聞かせましょう。柳傲天は柳原の子」
想う女性が仇の娘と知って、なお一緒にいられようか。
「路不凡。そなたは柳原一人ではなく、これほど多くのものの幸せをも、殺したのですよ」
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そしてこちらは、路雲霏が捕えられたことを知った聶文星。雲霏を放しくれるようにと、公孫毅の元へ行きますが、要請も頼みも聞き入れられないとわかり、ならば取引ならどうかと持ち掛けます。それを興がった公孫毅ですが――いっそのこと悪魔に取引を持ち掛けた方が、マシだったかもしれませんなぁ。
オッサン、弘文学院を閉校に追い込めるだけの情報を渡せと言いやがりまして、あそこは旧勢力の揺籃だったじゃないかと云う聶文星に、女子入学政策を潰せればそれでいい。女帝に、誰が蜉蝣で誰が大樹か思い知らせてやる――はい、はい。それでアンタは虫けら以下なわけね。つか、喩えたら蜉蝣にも失礼だよね。アレは自分の子供を虐待はしない。
というか本当に、人間失格、親失格。
どこぞの盆踊りの文句に、思うお方に添わせぬ親は、親じゃござんせぬ、子のかたき、と云うのがあるそうですが、こういうのはそれ以上に子の敵ですよね。
で、この要求に迷いに迷った聶文星ですが、ついに、宋文文が男装の少女であることを明かしてしまいます。

一方、自分の元へ戻って来た柳傲天が、まだ路雲霏を救いに行こうとしているのを聞いた東方婉児、この話を聞いてもまだ雲霏を救いたいと思うかと、薬剤を奪い父である柳原を殺したのは路不凡であることを語って聞かせます――って、今まで柳傲天がそれを知らなかった――あれほどまでに聡い彼が、それに思い至らなかったということにビックリ。小母上、何をどう言って話してたんだろうなぁ(^^;)
その時の、父の血に染まったという手巾を渡されて涙ぐむ柳傲天ですが、仇討と云う重荷を負わせたくない、誰も恨むなと云う父の遺言を胸に刻んでおり、路不凡は利用されていただけで、なおのこと、娘の雲霏は無辜。真の仇は背後の黒幕である。怨みに目を曇らされ、見誤ってはいけないと婉児を説得します。
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一方学院では、孫大山が皇宮へ入っちゃったのがここで聞いてくるわけですが、新しい料理人を雇う費用をケチった劉学監、自分と二妹で料理を担当してたようですね。それに並行した金仁彬、乏しいバイト料から鶏スープ買って帰ってきたところを宋文文に見つかってしまいます。
で、宋文文も、そういう意地汚いことをするなよな~と思うんですが、これは金仁彬を貴族の若様と思ってるからですね。スープをくれよと、渡すまいとする金仁彬と取り合いになり、2人の手からすっぽ抜けたスープを、満身に浴びることになってしまいます。
で、私の顔~と言った後、口に入ったスープに、美味しい~って顔をするのがちょっと楽しい♪

で、全身スープ塗れなので、医務室へ行ってこっそりお風呂。
これが、せめて聶先生がいてくれれば良かったんですが……(--;)

その聶先生自信が宋文文を売っちゃいましたからね~
大喜びの公孫毅、早速宋文文逮捕のために弘文学院に兵を差し向けるとともに、聶文星には、路雲霏は城西十里のところにいると告げます。

が、その場所に向かって。
既に、柳傲天が路不凡と二人、馬を飛ばしておりました。

犀利仁師 第35集

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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