秋水長天

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射鵰英雄伝 <新版> 第43集~第44集

どうも、宿題と一緒でためておいて一気、と云うのが癖になってきてるようで(^▽^;)
まあ、レビューは宿題と違って達成感がありますから(笑)

さて。

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靖さん、髪型変わりました。こっちの方が似合うし、好みなんだけどな~。




欧陽鋒、コックンをあのまま白駝山へ連れて帰るのかと思ったら、火葬にしておりました。
と云うか、最近のドラマは火葬にシーンが多いけど、ありゃ絵になるからでしょうな。
本来なら、死体でも損壊されると転生に差し支えるようで、だから、そのまま故郷へ持って帰る→キョンシーにしてでも――てな話が出来たんですよねぇ?
と云うのはともあれ、そこで弟子入りを許された楊康でしたが、欧陽鋒の九陰白骨爪の修練のため、一日百人の人間を連れて来いと命じられ、さすがにこれには困惑。
で、実際に一日百人、連れて行ってないよねぇ?
この後、欧陽鋒が崋山論剣で確実に勝てるようにと謀略を練り始めたんで、その実行のために有耶無耶になったかな?

その謀略、黄薬師と全真七士(欧陽鋒曰く、今は全真六士と幽霊ひとりだそうですが)を噛み合わせようというもの。で、なんと、義侠心からこれの犠牲になってしまったのが江南六怪。Qちゃんから話を聞いて、可愛い弟子の郭靖の恋のためにも一肌脱ごうと、黄薬師に警告するために桃花島へ向かったのですが、それが仇となりました。
――って、毎度意外なところをさらっと流して、意外なところを丁寧に描くドラマだなとは思ってましたが、ここを最初から描いちゃうとはね~。
しかも傻姑(曲ねえや)が『爺爺(おじいちゃん)』としか言わないところを利用して、謎を微妙に残してあるあたりが、結構上手い?

ともあれ、傻姑の「爺爺が待ってる」という言葉に黄薬師の亡き妻の廟に誘い込まれた江南六怪は、不吉な予感がすると、廟に入ることを止めようとした柯鎮悪を残し、次々と惨殺されて行きます。

一方、一灯大師の元を辞したらしい郭靖と黄蓉。
郭靖のために『武穆遺書』を書き起こした黄蓉、父のために『九陰真経』を書き起こした母を思い、自分も母と同様に早死にする運命かもと口にするあたり、何とはなしに不吉な予感を覚えているようですが……そこへ飛来した白鷲が傷を負っており、足に黄薬師の服の切れ端を結び付けていたことから、異変を悟って桃花島へ向かいます――って、ここ、漁樵耕読との対決を一回で済ませちゃったから、原作前作知らない人には「なんで?」な展開になってますよね。
お蓉が、桃花島で飼ってる魚が必要だというんで白鷲を飛ばして、おとー様がそれに自分の服を破って結び付けて飛ばした、と云うのが省略されちゃってますから。

ともあれ、桃花島へ向かう2人、途中の食堂で道姑の姿の穆念慈と再会しますが……穆姐さん、布で顔を隠してたのに、足でお蓉に見破られるって、相変わらず失礼なヾ(^▽^;)
ここで2人は、楊康が欧陽克を殺し穆念慈を犯人に仕立てたこと、さらに彼女が楊康の子を身ごもっていることを知ります。
それにしても穆姐さん、ああいうことになってもまだ楊康を見捨てられないとはね~。まあ、それが本当に“愛する”ということなのかもしれませんが。
そうして、穆姐さんに楊康を見捨てないでと頼まれた郭靖もまた……。
本当に、よくもまあ靖さん、楊康を見限らないというか、この次の展開まで行くと、一体靖さんは本心では、楊康のことをどう思ってるのか、心底疑問に感じます。

自分は一人で大丈夫と牛家村へ向かう穆念慈と別れ、桃花島へ向かう郭靖と黄蓉。途中、何故か洞窟の前で霊智上人とにらめっこをしている老玩童に遭遇。持ち前の悪戯っ気から趙王家食客陣のイカサマを見破ることとなったお蓉でしたが、その面々が立ち去った後、洞窟から出て来た喪服姿の柯鎮悪に襲われます。
黄薬師を義弟妹たちの仇と思い込んでの行動でしたが、それは、そう誤解するように仕向けられたんだから仕方がないとしても、きちんと弟子に説明しようよ。いきなり黄薬師と娘の首を取って来いじゃなくて。人間なんだからさぁ。
つか、怒って誰彼なしに噛みつくって、アンタは動物かヾ(--;)
何の説明もなく最愛の人を攻撃されたら、そりゃ弟子だって反射的に守ろうとしますって。
(しかも老玩童が、余計なことを言って火に油を注ぐし(^^;)

しかもカッチン悪師匠、洪七公師匠にも桃花島で何があったか、話してなかったんですねぇ。全く困った人だ(~_~;)

ということでまったく訳が分からないまま、さらに大師匠を怒らせてしまった郭靖たち。何の説明もなくカッチン悪師匠が去った後、洞窟の中で洪七公師匠と再会。
事情を知らない洪七公は、何か誤解があるのだろうと、後日の執り成しを約束。九陰真経の翻訳された梵語の部分から、失われた武功が取り戻せることを知って喜び、安全な場所で試せるようにとその場を去ります。

こうして、また2人だけになって桃花島を目指す郭靖と黄蓉。不吉な予感に、島へ着いたらもう2度と外界へは出ないでと頼む黄蓉ですが、それが感じられない郭靖は、ただずっと黄蓉に寄り添うことを約束するのみ――すぐに破られる誓いだとわかってて見てると、なんとも切ないですが。
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そうして島へ着いた2人を出迎えたのは、破れて打ち捨てられた黄薬師の衣服と、廟の中に横たわる4人の師匠たちの無残な亡骸。
さらに、外へ出た2人の前に瀕死の南希人(なん・きじん)が現れますが、口を利くことも出来ず、何かを書こうとして十の字を記しただけで息絶えてしまいます。
状況と廟の中の書きかけの文字から、犯人は東邪、黄薬師だと思い込む郭靖――って、だから『東』の書き順はそうじゃないって ヾ(~O~;)
(それにしても南希人師匠、欧陽鋒の毒にやらて、しかも飲まず食わずで、郭靖たちが島へ来るまでの数日間、生きてたわけなんですよね。と思うと――その間の苦しさとか想像すると――うわあああ!)

それを見ながら、犯人は父としか思えないこの状況で、南希人が敢えて文字を書いて知らせようとしたことから、犯人は別にいるのではと推測する黄蓉。父ならば愛する母の墓所に死体を置き去りにするはずがない、ということの他、朱聡の手の中に握りこまれていた玉製の小さな靴が母のものではなかったことから、真犯人は別におり、父に罪をかぶせるためにこの仕掛けをしたのではと推理を働かせます。

が、師を殺害されて衝撃を受けている郭靖に、貸す耳があるはずはなく――それでも、どう手も父を仇と思うなら、自分を殺したら母の墓所に一緒に葬って欲しいというお蓉に、自分にはお蓉は殺せない、これ以上愛する人を喪いたくないと言ったあたりは偉いと思いますが。とにかく黄薬師を犯人と思い込んで、遮二無二仇討を――と思うあたり、さすがの靖さんも、おとー様にはいい感情を抱いていなかった――そもそも、おとー様の日ごろの言動が言動ですからなぁ、ちょっと機嫌を損ねると、簡単に人を殺すような人物だと思っていた、ということになりますね。
(確かに、そう思われても仕方のないフシもありますけどね)

師匠たちの仇討のために――桃花島の迷路に迷い、仕掛けに傷つけられながらも、遮二無二島を出ようとする郭靖。ですが、その郭靖の姿より、手に入りかけていた、愛する人と結ばれる望みを打ち砕かれ、自分の言葉には耳も貸さずにその人が去ってゆこうとしている。それに傷つき、絶望しているだろうに、まだ郭靖を気遣い、助けるお蓉、というのがなんとも痛々しかったです。

そうして場面は移って嘉興の煙雨楼――って、ここでの決闘の約束のシーンも、この作品じゃ省略されてたんですよね。おかげで、なんかみんな煙雨楼に寄るって言ってたけど、どうしてだったっけ? てか、決闘、誰と誰がするんだったか、沙通天たちが着くまですっかり忘れてました(^▽^;)

ともあれ、一日早く着いたというQちゃん、江南六怪と酒を酌み交わそうと、お寺から例の鼎を借りて楽しみに待っておりましたが、そこへ訪れたのは重い足取りの郭靖一人。そうして、師匠たちは柯鎮悪一人を残して故人になったと聞かされ、愕然としたところへやって来たのが黄薬師。
ということで、いきなり打ち掛かる郭靖。さらにそこに、残る全真五士と尹志平、カッチン悪師匠までがやってきますが、こういうところでもフェアな郭靖が、譚処端を殺害したのは欧陽鋒であり、老玩童は生きていると告げたことと、馬道長の慎重さから、隠れて欧陽鋒、楊康の望んだ乱戦は起こらず、さらに、黄蓉に頼み込まれた洪七公が強引に仲裁(と言っていいのか、あれを(^▽^;)に入ったため、約束の日である翌日の中秋まで、戦いは一旦停止。
さらに夜になって、趙王家の食客陣を引き連れた老玩童が到着したため、嘘の一つが暴かれます。
(でもって老玩童と黄薬師おとーさま、それなりに和解した風情を見せてるもんね)

ここで楊康に逢いに行った郭靖は、穆念慈の妊娠を告げ、彼女の元へ戻ってやり直すように云うのですが、逆に師匠たちを殺害したのは自分と欧陽鋒だと告げられ、もう引き返す道はないのだと、改めて絶縁を告げられます。
ここで、郭靖はいい出会いに恵まれたが、自分は違うという楊康ですが――楊康いうところの靖さんの“いい出会い”は、靖さんの義侠心と気立ての良さがもたらしたもので、靖さんが楊康みたいな性格をしてたら、馬道長だって内功を伝授してくれなかったかもしれないし、そもそもお蓉とああいう関係を気付けておらず、洪七公師匠への弟子入りもない、ということですよね。
そうして逆に、楊康が靖さんみたいな性格だったら、Qちゃんはじめ全真七士との関係もすっかり違っただろうし――と思うと、これは、誰を責めることも出来ない。強いて言えば自業自得ですよね。
(それでも、靖さんみたいな性格になるのは無理でも、目上には礼儀正しく、弱者には親切に――って、これは心がけと努力で可能なことだからね)

ということで、ここにも心がけて性格に矯正をかけた方が良いお方が約一名。Qちゃん、欧陽鋒を殺したら楊康の気性を叩き直してやるって、その前にアナタが性格直しなさいって。つか、悪人退治にかまけて、楊康の指導、手を抜いたくせに~。

などということが起きている間に霧が出て、さらに欧陽鋒の蛇による攻撃を受け、それぞれが独自に対比して、一同はバラバラに。
そんな中、彭連虎たちの攻撃で足に負傷した柯鎮悪は黄蓉に救われます。
何かと逆らう柯鎮悪を口先では厳しく扱いながら、手当てし、面倒を見る黄蓉。
そうして一夜の宿とした鉄槍廟。黄薬師を討てない代わりに黄蓉をと思いつつ、救われた恩義と、寝言にも郭靖を想う様子に、思わずためらう柯鎮悪。
そこへ王陽鋒の笑い声が響いてきて――

次はいよいよ……と思っていたら、なんと(◎_◎;)
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Comment

 

中国に仏教が伝わるのと同時に火葬の風習も入ってきました。
仏教が盛んな時代には火葬も普通に行われていましたが、道教が盛んになってきた宋代に火葬は禁止されます。
ただ手間もお金もかかる土葬は、庶民には負担が大きく火葬がなくなることはありませんでした。
元代には、漢人のみ土葬にすべし、とされたのでそれ以外は土葬にこだわらなかったようです。
ドラマでこのへんを考慮してはいないと思いますが、漢人ではない欧陽鋒には火葬が普通だったかもしれません。
清代には火葬が許可されるようになります。もともと満州では王族も火葬していたし、仏教もまた影響を強めていたからでしょう。
しかし、今度は漢人の風習を取り込んだことで「旗人は必ず土葬にすべし」などの決まりが清王朝にできることに。
この事と、仏教が昔のように民間には浸透しなかったことで土葬が主流で、已む終えない場合は火葬というところに庶民も落ち着いたようです。

キョンシーねたということで、少し宣伝(^^;
現在発売中の月刊サンデーGX3月号で、江湖の友人の倉田三ノ路さんがキョンシーねたの漫画を読み切りで描いています。
そして4月号からは鏢局ねたの武侠漫画の連載が始まります!タイトルは「天穹は遥か」です。
  • posted by 八雲慶次郎 
  • URL 
  • 2015.02/21 18:25分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: タイトルなし 

本当に、いつもありがとうございます。
なるほど。時代により、また、その人の身分やら生活環境やら経済状態やらにより~~ということなんですね。
そうすると、楊康の両親が亡くなった時――というのは、経済的な方かな?
(確か道士サマたち、立ち会ってましたけど)
炎の前で楊家槍と云うのが絵になってたからノー・プロブレムですけど(笑)

> キョンシーねたということで、少し宣伝(^^;
> 現在発売中の月刊サンデーGX3月号で、江湖の友人の倉田三ノ路さんがキョンシーねたの漫画を読み切りで描いています。
> そして4月号からは鏢局ねたの武侠漫画の連載が始まります!タイトルは「天穹は遥か」です。

おお! キョンシーねたに鏢局ねたですか。良いですねー。
今度、本屋さんに寄ったら探してみます。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2015.02/22 09:32分 
  • [Edit]
  • [Res]

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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