古剣奇譚 第3集~第4集

RPGということは、ゲームの画像があるはずだよね~と探してみたら……
百里屠蘇

こちらがゲームの方の百里屠蘇(ひゃくり・とそ)クン、なのかな?
これなら、もうちょっと感情移入できそうなんだけどなぁ(笑)


さて。

屠蘇を化け物と思い、天墉城(てんようじょう)から追い出そうと目論む二師兄の陵端(りょう・たん)新弟子試験の度胸試しの監督役は執剣長老の弟子の役目。大師兄が留守なんだからお前がやるべきだと役目を押し付け、さらに、封印されていた姑獲鳥(こかくちょう)を放ってしまいます。
しかも、姑獲鳥の封印の監視は大師兄の役目なので、なんかあった時には責任を大師兄に押し付けようという、なかなかセコくて穢い奴ですが、同時に考え無しでもありますな。

それまでは現れたのが無害な妖精だったので、一応目を配るだけだった屠蘇と、気楽に傍観していた風晴雪と欧陽少恭、危険な妖魔が現れた上、新弟子の一人が怪我をしたので、事態を収拾しよう――と云うか、怪我をした弟子を晴雪と少恭に任せて、屠蘇が一人で姑獲鳥と戦っていたわけですが、そこで屠蘇を庇った少恭が姑獲鳥にさらわれてしまいます。
――って、お~い、ちょっと待てぃ。姑獲鳥がさらうのは女の子じゃなかったのか? 
と内心で突っ込みを入れたら、どうも少恭、晩御飯か朝ご飯の予定だったようで(^^;)
(つまり、女児はさらっていって育てるんだけど、男性は精気を吸われてしまうわけなんですな)

ここで当然のこととして少恭を救いに行く屠蘇と、一緒に天墉城に来たんだから、少恭を放っておけないという晴雪。2人の協力で姑獲鳥の巣穴に連れて行かれた少恭を救い出し、さらに少恭の持っていた武器、雷火弾で姑獲鳥を退治することは出来ましたが、その中で晴雪を庇って屠蘇が傷を負ってしまいます。

さらに、屠蘇が他の弟子たちから疎外されていることに気付き、彼を気遣う晴雪と少恭。

ことに欧陽少恭は、本来が神医と称されるほどの医者だったので、一人で意地を張って手当てをしている屠蘇を、点穴してまで治療。さらに、屠蘇に対して公平な姉弟子の芙蕖(ふきょ)も巻き込み、天墉城内で唯一、薬を作れる練丹炉があるという剣閣を管理している紅玉に頼み込み、丹薬を作ったりもします。

そのおかげで陵端の嫌がらせを受け、皆が剣の練習をしている時間に、まだ剣を学べるほど体が出来ていないからと、雑用の薪割りを命じられたり、剣を洗わせられたりしちゃってますが。
――という少恭に、裏山で密かに剣を教えたりと、屠蘇も少しずつ心を開いて行く様子。

一方、探し求める韓雲渓(かん・うんけい)は目の前にいる百里屠蘇なのに、屠蘇本人が天墉城へ来る以前の記憶を失っているうえに、昔とは全く違って冷淡な様子なので(もしや、とはおもっているものの)そうとは気づかない風晴雪、ひょんなことから陵端の腰ぎんちゃくで自分に岡惚れしている(とは、当然のことながら晴雪は気がついてません(^^;)肇臨(ちょうりん)の協力を得ることができ、天墉城の下働きをしている雲渓と云う若者に逢うことができますが、これが(当然のことながら)雲渓の面影などカケラもない愚鈍――と云うより、『射鵰英雄伝』の曲ねえやの方がまだ賢いと思えるほどの気の毒な若者。
これじゃ旧交を温めることも、お兄様の行方を聞くこともできない。女媧娘娘助けてと、思わず頭を抱える晴雪。

同じころ、姑獲鳥の生き残りが芙蕖に取り憑くという事件が起きますが――
二師兄陵端、根性悪で考え無しのくせに、こういうところではヘタレで^^;
精気を吸おうと襲い掛かって来た姑獲鳥に、自分の生気は濁ってるから百里屠蘇か欧陽少恭を――と云うのは、まあ、こういう人間ですからね、まだしも、芙蕖があのまま姑獲鳥に乗っ取られて妖魔になっちゃったらどうしようと思いつつ、自分がその原因を作ったのを掌門に知られるのが怖くて報告できないでいるって。
屠蘇と少恭のおかげで事態が解決したからいいようなものの、そうでなくて芙蕖が本当に妖魔になっちゃったら、どうする気だったんだ💢

さて。

陵端のおかげで、屠蘇は眠っていると心を、欧陽少恭は――多分他に意識が向いていたんだわね――のところを姑獲鳥に狙われますが、屠蘇は焚寂剣の邪気の封印の、欧陽少恭は身に着けていた法宝のおかげで難を逃れます。
しかも欧陽少恭、この時に芙蕖の姿を見ていて、さらに陵端と芙蕖との会話から、彼女が姑獲鳥に憑かれていると、しっかり推理。
屠蘇と相談の上、姑獲鳥に命じられて法宝を盗みに来た陵端をつかまえて洗いざらい吐かせた上、芙蕖の様子がおかしいと案じてやって来た晴雪の協力も得て、姑獲鳥を罠にかけ、退治します。……メッチャ優秀(^▽^;)

これに対して陵端がまあ、どうしようもない奴で、欧陽少恭に問い詰められたところから、芙蕖から自分に移動した姑獲鳥を退治してもらったところまで、自分の悪いところは、芙蕖の体を想ってだのなんのかんのと常時言い訳。わざと自分の体に姑獲鳥が乗り移ったままの状態で退治したんだろうと逆恨みした上に、じゃあ、全部掌門に報告して白黒つけましょうかと欧陽少恭に言われれば、いきなり謝り倒し、一番迷惑をかけた芙蕖に執り成しを頼み――全員無事だったからいいんじゃないのと許してもらった後も、あの新弟子たち、いずれ追い出してやる~~と、逆恨みを続けます。

ちなみに、どうすると聞かれて、全員無事だったからいいんじゃないのと言ったの、屠蘇なわけで――さすが主人公、心が広いなぁ(^▽^;)

ということで姑獲鳥の事件は一旦落着――ゲームの場合ですと、これで屠蘇たち主要キャラは、経験点を獲得してレベルアップしたりするわけなんでしょうな(笑)

“あの”雲渓が、自分の捜している雲渓か、確信の持てない風晴雪。本来新弟子は下山は許されないのですが、肇臨の協力で、筆と墨を買いに行く彼に同行するという口実で下山。“雲渓”を天墉城へ預けたという李と云う人物を訊ねますが、李某はすでに故人となっておりました。

一方、欧陽少恭は、妻の命日だから供養のために下山したいと、密かに下山できる道を屠蘇に訊ね、屠蘇の方も、破門されても下山するという少恭のために、誰にも知られず下山できるという道を案内します。
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実は少恭が天墉城に入門したのは、妻をよみがえらせる薬を手に入れるためで、妻の巽芳 (そんほう)は蓬莱国の公主。天涯孤独の少恭が放浪している時に知り合った心優しい女性で、荒んでいた少恭の心を癒してくれた、何よりも大切な存在だった女性ですが、重病にかかった少恭が、彼女を心配させないためにと蓬莱を離れている間に、蓬莱は天災で海に沈んでしまい――って、そんな別れ方をすれば、それは未練も残る、というか、諦められないですよねえ。
病が癒えて、また一緒に暮らせると、喜び勇んで帰ってみれば、肝心の島が影も形もない。形見にしようにも、愛する妻の髪の一筋すら手に入らない――こんなことならそばを離れるんじゃなかった。自分も一緒に海に沈んでしまいたかった――と、思い詰めた上での、よみがえりの薬探しで、命日ごとの供養なんでしょうねぇ。

そうして、命日には毎年、妻が沈んだという海に向け、川から灯籠を流すと語る欧陽少恭と、それを見守る屠蘇。
と云う姿を見かけてしまった、お使い帰りの肇臨と晴雪。

二師兄に報告だという肇臨を、その前に理由を聞きましょうと晴雪がとどめたところで、彼女が幼いころに兄の風広陌からもらった腕輪の霊玉が光り始めます。

と時を同じくして、剣閣に侵入者が。
これは剣閣の守り主である紅玉に追い払われますが、彼女が鳴らした侵入者有りの警鐘に、急ぎ戻ろうとした屠蘇と少恭もまたその徒党――とその故郷である烏蒙霊谷を滅ぼした鬼面の一団――に襲われます。(しかも、やたら大人数(^^;)
で、危機? と云うところへ大師兄が戻ってくるんですが――やたら格好いい戻り方をしたな、大師兄(笑)

で、天墉城へと場面が変わったら夜が明けておりまして(^▽^;)
剣閣へ忍び込んだ鬼面は、陵端率いる天墉城の弟子たちに取り囲まれてはおりましたが、これがまたなかなか強くて――と云うところへ戻って来たのが風晴雪。
この鬼面の男に腕輪が反応したのを見た彼女は――と云うところで、次回へ続きます。

――ということで――前回、まだ海のものとも山のものともと云いましたが、こうやって話が動き始めますと……かなり面白いです。
んで、まあ、魅力を感じるところまでは行かないまでも、百里屠蘇クンも、欧陽少恭やら風晴雪やらと絡むと、色々人間臭いところが出て来て、まあ、悪くないんじゃないの、この子――という感じにはなりました(笑)

それに、何より欧陽少恭がねえ、貴公子然とした風貌でいながら、なかなかイイ性格してますわ、この人。
なんせ、二師兄に負けてないもん(笑)
言うべき時に、ちゃんと言うべきことが言えるし(これは非常に重要(笑)
頭が切れて観察力と推理力があって、世間を見てていろんな体験をしてる分、性格にひねりが入ってもいるんで、あっという間の相手の弱点を掴んで、そっちがそうなら、こちらにも相応の手段はあります、なんなら刺し違えても私は一向にかまいませんよ~という感じでぐいぐい攻めて行くわけで――かと思うと、陵端の背中に何かの尻尾をぺったりと貼り付けて笑いものにするという、子供っぽいいたずらもするし。いやぁ、なかなか好みですわ(笑)
(しかし……実は見た目より結構年食ってるかも……ですな(^▽^;)

ああ、そう、そう。好みと云えば、陵端の腰ぎんちゃくかな~と思っていた肇臨、これが、晴雪に岡惚れしてるせいもあるんでしょうが、陵端が姑獲鳥を放っちゃった後、やっぱり心配だからと新弟子たちの様子を見に戻ったり、修行のために一日一食でお腹を空かせている晴雪に食べ物を分けてやったりと、結構いいところを見せておりまして。実は、かなりいい人かも(気がいい、と云う言い方も出来るかもしれませんが)ということで、ちょっと、お気に入りの隅っこの方に入って来ております(笑)

しかし、それにしても、なんというか……掌門もヘタレっぽいですなぁ(^▽^;)
前回、屠蘇と陵端を喧嘩両成敗にしなかったんで、なんて人だ~~と思ったら、今回は姑獲鳥が封印を解かれた件、大師兄の管理の不備か、解き放った真犯人がいるか――って、実際にいるわけなんですが(笑)
これは本来、きちんと調べるべきなんでしょうに、姑獲鳥が退治されたんだから蒸し返すなと、不問に付しちゃったわけですからね~~。
この掌門の性格が、何ぞ事件に発展しなけりゃ、と云うか、事件を悪化させなきゃいいんですが……

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コメント

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はじめまして、まいです。いきなりすみませんが、欧陽少恭についての評価素晴らしいですね!私も彼のこと大好きです!これからの評価も期待しています^^。

>なかなかセコくて穢い奴ですが、同時に考え無しでもありますな。

ですね。自分の手に負えなくなった時のことを全然考えてませんものね。
で、案の定・・・(_ _;)

>――って、お~い、ちょっと待てぃ。姑獲鳥がさらうのは女の子じゃなかったのか? 
と内心で突っ込みを入れたら、どうも少恭、晩御飯か朝ご飯の予定だったようで(^^;)
(つまり、女児はさらっていって育てるんだけど、男性は精気を吸われてしまうわけなんですな)

姑獲鳥って、そういう妖魔だったんですね。
京極さんの『姑獲鳥の夏』は読んだことがあったので、姑獲鳥が出てきた時には、「うぶめ」という読み方を思い出しましたが、肝心の小説の内容は記憶の彼方で・・・きっと薀蓄の中に登場したんじゃないかと思うんですが(^▽^;)

>……メッチャ優秀(^▽^;)

同感~!

>あの新弟子たち、いずれ追い出してやる~~と、逆恨みを続けます。

ホント、どうしようもないヤツですね。
まぁ、こういうマカフォイ(@ハリー・ポッター)みたいなキャラは、学園物には必ずいますけど。

>ということで姑獲鳥の事件は一旦落着――ゲームの場合ですと、これで屠蘇たち主要キャラは、経験点を獲得してレベルアップしたりするわけなんでしょうな(笑)

あっはっは、なるほど~。ゲームだとそうなるんですね。

>で、危機? と云うところへ大師兄が戻ってくるんですが――やたら格好いい戻り方をしたな、大師兄(笑)

でしたねー!
思わず、おぉ!!と感動しました(笑)
で、5&6集では、さすが大師兄!という、剣術の腕前の差も見えましたね。

>それに、何より欧陽少恭がねえ、貴公子然とした風貌でいながら、なかなかイイ性格してますわ、この人。

ホント、いい性格してますよね。でもって、結構好みなんですが、いやはや、早くも胡散臭くなってきましたね~(笑)

>しかし、それにしても、なんというか……掌門もヘタレっぽいですなぁ(^▽^;)

同感です。
おいおい、掌門ともあろうお方が、そんなその場しのぎの処理をして大丈夫か!?と半ばあきれました(^^;)
ホント、しなきゃならないことをしなかったせいで、コトが起きたら大変ですよね。

Re: まい さんへ

訪問&コメント、ありがとうございます。

欧陽少恭、人気ありますね。
それだけ魅力的なわけですが(^^)
ご期待に添えるほどの評価は、出来るかどうか不明ですが(^^ゞ
楽しく読めるように、そうして自分自身も楽しく書けるようにはしてゆきたいと思っています。

Re:ふく*たま さんへ

> ですね。自分の手に負えなくなった時のことを全然考えてませんものね。
> で、案の定・・・(_ _;)

やってくれましたよね。
しかも、助けてもらっておいて逆恨みってヾ(--;)

> 姑獲鳥って、そういう妖魔だったんですね。
> 京極さんの『姑獲鳥の夏』は読んだことがあったので、姑獲鳥が出てきた時には、「うぶめ」という読み方を思い出しましたが、肝心の小説の内容は記憶の彼方で・・・きっと薀蓄の中に登場したんじゃないかと思うんですが(^▽^;)

はい。私も姑獲鳥の知識は京極夏彦さんで。
で、中国の方の姑獲鳥については『塗り仏の宴』の方に書いてあったんじゃないかな~と(私の記憶も相当曖昧)
なんか、中国では誘拐だったのが、日本に来て保護責任者遺棄に変わってるとか、そんな会話があったのをおぼろげに覚えています。

> ホント、どうしようもないヤツですね。
> まぁ、こういうマカフォイ(@ハリー・ポッター)みたいなキャラは、学園物には必ずいますけど。

ホント、必ずいますね~。
ということは、これはもはやオプションの一つとか(笑)
〇〇学院に入ると、もれなく性格の悪いクラスメイトがついてきます、みたいな。

> あっはっは、なるほど~。ゲームだとそうなるんですね。

はい。
で、レベルアップすると強さが増したり、覚えられる技や術の種類が増えたりします。
(あ。より強力な武器や防具を身に付けられるようになることもあります)

> 思わず、おぉ!!と感動しました(笑)

おお。やっぱり(笑)

> で、5&6集では、さすが大師兄!という、剣術の腕前の差も見えましたね。

でしたね~。
伊達に執剣長老の一番弟子じゃないなと、そこも感動して見ておりました(笑)

> ホント、いい性格してますよね。でもって、結構好みなんですが、いやはや、早くも胡散臭くなってきましたね~(笑)

ねー(笑)
おかげで、彼が何か言うと、これは純粋な好意なのか、それとも裏があるのかと考えてしまって(^▽^;)

> 同感です。
> おいおい、掌門ともあろうお方が、そんなその場しのぎの処理をして大丈夫か!?と半ばあきれました(^^;)
> ホント、しなきゃならないことをしなかったせいで、コトが起きたら大変ですよね。

でしょ、でしょ!!
なんだって、こういう人が掌門になれたんでしょうかね?

>訪問&コメント、ありがとうございます。

欧陽少恭、人気ありますね。
それだけ魅力的なわけですが(^^)
ご期待に添えるほどの評価は、出来るかどうか不明ですが(^^ゞ
楽しく読めるように、そうして自分自身も楽しく書けるようにはしてゆきたいと思っています。


ああ、本当に失礼いたしました。
欧陽少恭で言うが、俳優さんのファンです、彼に関する評価を見て感動すぎで、失礼しました。OTL

ぜひご自由に楽しく書きください。
毎回楽しく拝見しております。

あまり日本語が上手じゃないで、もし失礼なところがあれば、どうかお許しください。

Re:まい さんへ

なるほど。喬振宇のファンでいらっしゃるんですね。
いい俳優さんですものね。
私はファンではありませんが、それでも、彼の演技にはいつも感心しています。

> ぜひご自由に楽しく書きください。
> 毎回楽しく拝見しております。

はい。ありがとうございます(^^)
そう言っていただけると、とてもうれしいです。

> あまり日本語が上手じゃないで、もし失礼なところがあれば、どうかお許しください。

いえ、いえ。
日本語、とてもお上手です。
それに、失礼なところなど、少しもありませんから、どうぞ安心してください。
では、これからもよろしくお願いします(^^)

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