古剣奇譚 第31集~第32集

はたしてあれは蘭生(らんせい)の前世なのか。一同が見守る中、百年前の悲劇の再現は続きます。

葉沈香

復習の計画を語る晋磊(しん・らい)を、何とか翻意(ほんい)させようとする賀文君(が・ぶんくん)ですが、彼の決意は固く、やむなく文君は青玉司南佩を渡し、去ってゆく姿を見送ります。

その司南佩の作用か、元の姿に戻った蘭生でしたが、胸騒ぎを覚え、文君の元へ引き返します。が、時すでに遅く、文君は息を引き取った後――これが自害なのか、もともと病弱だったので、心痛のあまりのことだったのかが全く分からないんですが、その文君の想いというか霊気が青玉司南佩に宿って、百年ののち、蘭生を守ってきたわけなんですね。
(てコトは蘭生、月言(げつげん)ちゃんを粗略に扱っちゃ、バチが当たるわけなんですが(^^;)

大切な文君を喪い、もはや復讐しかなくなった晋磊は、婚礼の祝い酒に毒を盛り、瀕死の葉問閑(よう・もんかん)の前で娘の沈香(しんこう)を切り刻むように殺します。
晋磊

そうして、百年後の荒れ果てた姿に戻った自閑山荘を訪れた蘭生の前に、その沈香の霊が現れて恨みを晴らそうとし、蘭生自身の意識も、自分と晋磊との間で揺れ動きますが、屠蘇(とそ)たちに妨げられたうえ、蘭生が咄嗟に唱えた往生呪に、その手を血に染めた武芸者に往生呪が唱えられるわけがないと、沈香、目の前の若者が晋磊ではないことを悟ります。
さらに、晋磊が復讐を果たした後、賀文君の墓前で自害したことを知った沈香は、怨みのやり場をなくして消滅。その後には、葉家の悲劇の場にあった玉横の欠片ばかりが残されておりました。

とすると沈香の霊、玉横の力を借りてこの場に留まっていたのか、玉横に捕えられて引き留められていたのか、どちらにしても、比武招親の場で晋磊に心を奪われてしまったがゆえの恨みの深さで(また、文君と対照的に気性の激しそうな娘さんですし)、それだけに、昇華でも浄化でもない消滅ってのが、やるせないというか後味が悪いというか……。
つまりは、葉問閑一人の心得違いが、この悲劇を引き起こしたわけですが、何にしても、どうも玉横というのは、持ってるとロクなことがなさそうですね(--;)

ともあれ、こうして3個目の玉横の欠片を手に入れた一同ですが、山荘の外へ出た途端、舞台の幕でも上がるように状況が一変。(なんか爆発してたから、むしろ忍者モノか(笑)
目の前に現れた青玉壇一同が、玉横を奪おうと襲い掛かります。
そんな中、蘭生を案じてここ待てやってきていた襄鈴(しょう・れい)が、雷厳(らい・げん)が蘭生を襲ったところに割って入り、蘭生を救います。が、そのために内丹が壊れ、襄鈴は本性の狐に戻ってしまい――あれは意識不明か仮死状態か、どっちなんでしょうね。(ゲームで言うとHPがゼロになって倒れて、セーブポイントへ――いや、これは違う(^▽^;)

屠蘇と陵越(りょう・えつ)の力を借りても蘇らなかった襄鈴ですが、襄鈴が死んだら自分も後を追うと蘭生が泣いた途端、青玉司南佩の力が発動、狐の姿のままですが、襄鈴は蘇ります。
――はめでたいんだけど、でもって、意識の無い襄鈴がぬいぐるみなのもいいんだけど、蘭生が「救けて」と襄鈴をテーブルの上に置いた手つきがねぇ。大事な大事な襄鈴なんだから、もうちょっと持つところを考えろやというか、監督もダメ出ししろよというか(笑)
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普通、頭としっぽの付け根を鷲掴みにはしないでしょ(^_^;)

もっとも男性陣というのは、ぬいぐるみを抱っこすることって、あまりないでしょうからねぇ(^▽^;)
(そう言えば、とあるドラマで、死んじゃってる狸という設定なんですが、登場人物が泣き叫びながら抱きしめた途端に、中のパンヤが柔らかかったようで“ぺき”と二つ折りになって、見てて思わず「ぬいぐるみ!」と指さしながら大笑いしましたっけ)

というのはともあれ、無事に帰ってきた一同を迎えた如心(じょしん)、少恭(しょうきょう)から襄鈴が身を挺して蘭生を救ったことを聞き、2人の仲を容認することに。
そうして月言は――襄鈴につきっきりの蘭生を密かに眺めて泣いてる姿が、なんとも痛々しくて可哀想だったんですが、蘭生への想いを諦め、琴川へ帰ることにし、襄鈴に茶小乖(ちゃしょうかい)から預かっていた五火七禽扇(ごかしちきんせん)を渡し――って、ちょっと待て。襄鈴、いつの間に人型に戻った!?(@@;)
そりゃたしかに、狐の姿の方が力が回復しやすいと、いつでも人の姿に戻れそうなことは言ってはいたけど、でも、なんだかなぁ……。
(というか、襄鈴が人の姿に戻って、わぁ、良かったなぁとみんなが喜ぶ、というシーンはいれて欲しかった気がします)

ともあれ、私と蘭生はただの友達同士と懸命に主張する襄鈴に、2人はお似合いだから末永く幸せにと言った月言、蘭生には、別れの記念にと青玉司南佩を求め、琴川へ帰ってゆきます。
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ところが、この青玉司南佩、もともとは月言のもので、幼い月言が落としたそれを、これも幼い蘭生が拾って――って、それ、拾得物横領? ナニをするんだ、この子は(^_^;)
でもって、息子が拾ってきた、明らかに高価なそれを、命にかかわるから肌身から離すなと言った方家のお父さんって、ど~ゆ~人?
(まあ、仙人になりたくて家出しちゃうような人だから、息子と司南佩のタダならぬ縁を読み取った――ということにしておきましょうか、お父さんの名誉のために(笑)
(もっとも、蘭生と月言ちゃんの縁、これで切れちゃうわけじゃありませんから)

一方、こうして最後の玉横の欠片を手に入れた少恭は、母と一族の復活を望むという屠蘇には、生き返りの術を試そうと言い、陵越たちには、玉横を復元すれば屠蘇の邪気を吸い取れるはず。不安なら、紫胤(しいん)真人が修業を終えたところで立ち会ってもらい、万全の体制をしけばいいと力説。それほどまでに屠蘇のことをと陵越を感激させ、納得させます。が、そんな少恭に、君子は水のようだというが、あれは燃え盛る炎のようだと、紅玉はなお、不安と懸念を消しきれません。
……紅玉姐も、師尊と一緒に黙って百年くらい生きてそうですからね~。色々と~、しっかり者でも若い大師兄に見えないようなところも見えるんでしょう。

ところが、晴雪(せいせつ)は生き返りの術は天理に背く行為だと言い、ようやく医雰囲気になって来た屠蘇と、またも気まずい雰囲気に。
そうして巽芳(そんほう)に化けた瑾娘(きんじょう)も、邪気を吸い取るなどという危険なことを少恭にさせないれくれと屠蘇に頼み、それでも蓬莱(ほうらい)の公主か、慈悲深かった巽芳はどこへ行ってしまったと少恭を怒らせます。……そりゃぁ、本人じゃないものなぁ(--;)
しかも、33話を見たら、巽芳の慈悲深さ(と言うと上から目線ぽくてヤなんですが(笑)並大抵じゃなくて、到底瑾娘には太刀打ちできない。あれじゃ瑾娘が、今の自分を愛してほしいと願ったって、無理な話です。

そんな折、寂桐(せきとう)がようやく意識を取り戻し、巽芳が雷厳の回し者であると如沁に告げますが、再び意識を失ってしまいます。

如沁に相談された屠蘇と陵越、こ~れは、聞き出すのはあいつしかいないなということで、黒曜をつかまえてとっちめ――じゃな、問い詰めますと、さすがはネコ。以前に言ったことを覚えてないんでしょうねぇ、ボロを出す、出す(笑)
(しかも問い詰めてるの、頭のいい屠蘇クンと大師兄だし)
結局誤魔化しきれず、巽芳も雷厳の回し者であることを話してしまいます。
(う~ん。これは、もうちょっと問い詰めたら、巽芳=瑾娘ということも、話したかもしれないなぁ)

が、少恭はその話を信じようとはせず、玉横と共に巽芳が姿を消していることを知ってもなお、彼女は自分を裏切らないと言い切ります。(ここで、おいおいと頭を抱えた人、相当いるハズ(^_^;)

そうして巽芳を探しに街へ出た少恭の前に、青玉壇の弟子――あれは元勿(げん・ぶつ)でいいんでしょうかね?――が現れ、お約束な台詞ですが、巽芳は預かっているので、一人で始皇帝の墓まで来るようにと告げます。

が、それを偶々大師兄が目撃していたわけですね。で、こういう時に単独で行かせちゃうようじゃ、友達じゃない。ということで、身支度を整えた少恭が出かけようとした目の前に、全員がズラリ。
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しかも、危険だからとまたもやおミソにされた蘭生も、体の回復が十分でない襄鈴を残し、一向の後を追います。
そうして、皆を見失い、座り込んだ、その首筋に、後ろから刃物がつきつけられ――

ということで次回(もう放送済みですが)ゲームではお約束(?)のダンジョンです💛


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コメント

今更のコメントで恐縮ですが・・・

>(てコトは蘭生、月言(げつげん)ちゃんを粗略に扱っちゃ、バチが当たるわけなんですが(^^;)

ですよねぇ(^^;)
文君が沈香のような気性の激しい女性だったら、蘭生ってば、エラい目に遭ってそう・・・(^▽^;)

>それだけに、昇華でも浄化でもない消滅ってのが、やるせないとい うか後味が悪いというか……。

本当に、一番気の毒なのは沈香ですよね。父親のやったことは知らなかっただろうし、彼女にしてみれば、普通に晋磊に恋をして結婚しようとしただけなのに。
沈香にとっての救いがないのが、何とも可哀想ですね。

>普通、頭としっぽの付け根を鷲掴みにはしないでしょ(^_^;)

あっはっは、ホントだ~。愛しい襄鈴に、その扱い方はないですよねぇ。

>(というか、襄鈴が人の姿に戻って、わぁ、良かったなぁとみんなが喜ぶ、というシーンはいれて欲しかった気がします)

私は何も気にせず観てましたが、言われてみればそうですね。
少なくとも、蘭生が喜ぶシーンは入れなきゃ~、ですねぇ。

>でもって、息子が拾ってきた、明らかに高価なそれを、命にかかわるから肌身から離すなと言った方家のお父さんって、ど~ゆ~人?

私も、拾ったものを息子のお守りにするって、何するねん!?と思いましたが、
こういうことなら
  ↓
>息子と司南佩のタダならぬ縁を読み取った――

納得ですね。

>……紅玉姐も、師尊と一緒に黙って百年くらい生きてそうですからね~。色々と~、しっかり者でも若い大師兄に見えないようなところも見えるんでしょう。

紅玉姐は、少恭が天墉城の弟子になった時から、警戒してましたものね。

>あれじゃ瑾娘が、今の自分を愛してほしいと願ったって、無理な話です。

同感です。巽芳と瑾娘では、器が違いすぎます。

>(う~ん。これは、もうちょっと問い詰めたら、巽芳=瑾娘ということも、話したかもしれないなぁ)

でしたね~。巽芳がニセモノだなんて疑ってないせいもあるんでしょうが、後一歩!って感じで。

>身支度を整えた少恭が出かけようとした目の前に、全員がズラリ。

こう来るんだろうな、と予測しつつ、あんまり型通りなんで、思わず笑っちゃった私です・・・(;^ω^A

Re: ふく*たま さんへ

> 今更のコメントで恐縮ですが・・・

いえ、いえ。コメントは、いただけるだけで嬉しいので(^^♪

> 文君が沈香のような気性の激しい女性だったら、蘭生ってば、エラい目に遭ってそう・・・(^▽^;)

ですねぇ。
ざっと想像しただけでも、無理やり婚礼の場に引きずって行かれ~の、完全に尻に敷かれ~の……(^▽^;)

> 本当に、一番気の毒なのは沈香ですよね。父親のやったことは知らなかっただろうし、彼女にしてみれば、普通に晋磊に恋をして結婚しようとしただけなのに。

何の罪もないのに、まともに親の因果に報いられてしまいましたものねえ。
しかも、怨み重なる晋磊は、あんなお気楽生年に生まれ変わってる(?)し(^▽^;)

> 沈香にとっての救いがないのが、何とも可哀想ですね。

はい。
あれがせめて、お経の力でもなんでも、浄化だったら、まだ救われたのに。

> あっはっは、ホントだ~。愛しい襄鈴に、その扱い方はないですよねぇ。

でしょ、でしょ!

> 私は何も気にせず観てましたが、言われてみればそうですね。
> 少なくとも、蘭生が喜ぶシーンは入れなきゃ~、ですねぇ。

> 私も、拾ったものを息子のお守りにするって、何するねん!?と思いましたが、

やっぱり? 
ですよねぇ。
でも、

> こういうことなら
  ↓
> >息子と司南佩のタダならぬ縁を読み取った――
> 納得ですね。

納得してくださって、ありがとうございます(笑)
でも、本当に、そうとでも考えないと、ですよねぇ。
聞こえてくる話だけなら、結構人格者っぽいお父さんですし。

> 紅玉姐は、少恭が天墉城の弟子になった時から、警戒してましたものね。

そういうあたりは、さすが年の功――なんていったら、蘭生がされたみたいに、耳持って捻り上げられますかね(笑)

> 同感です。巽芳と瑾娘では、器が違いすぎます。

本当に。
あの差は、育ちの違いだけではないですよね。

> でしたね~。巽芳がニセモノだなんて疑ってないせいもあるんでしょうが、後一歩!って感じで。

そうなんですよ~。
黒曜のことだから、つつけば絶対ボロを出したのに~と。

> こう来るんだろうな、と予測しつつ、あんまり型通りなんで、思わず笑っちゃった私です・・・(;^ω^A

あっはっは。
でも、こういう型通りの展開って、ホッとさせられる部分もあったりして?

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