秋水長天

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古剣奇譚 第33集~第34集

蘭生(らんせい)に刃物を突き付けている人物の手と声、どう見ても聞いても晴雪(せいせつ)なんですが。
でもって、日本語訳では「服を脱げ」となっていますが、中文を見ると、どうも「ズボンを脱げ」と言っているようなんですが(^▽^;)
ともあれ蘭生、みんなから寄ってたかって遊ばれてるというか、いじられキャラなわけなんですね。
紅玉姐なんて『猴子』(――ってコトは仔猿かな?)って呼んでるし。
料理も上手になって、女だったら嫁に出せるとか、少恭(しょうきょう)に言われてるし。

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さて。


その少恭、巽芳(そんほう)にいい感情を持っていない蘭生に、彼女がどれほど善良で慈愛に満ちた女性かを語って聞かせます。
それは、2人が一緒に旅をしていたころで、疫病が蔓延した村に行き付いてしまった時、放っておけないから治療をしたいという少恭に賛成し、協力して薬を煎じ、それでは効果がないと知ると、方術を使って村人を直し、結果として百年の寿命を縮めてしまいます。
それでも、少恭の心が安らいで、村人の命が助かれば何より。何より、少恭と一緒に生きるためには、寿命は数十年あれば十分。余分なものを手放しただけと――本物の巽芳さんは、こんな女性だったわけなんですね~。
(なるほど少恭が忘れられないわけというか、ホント瑾娘(きんじょう)=素錦とはえらい違いだ)

その話を聞いた蘭生、そんな良い人なら、きっと雷厳(らい・げん)に利用されているだけだろう。助け出せば大丈夫――って、この子も結構現金ですが。まあ、物事に囚われないのは良いことで、ってか?(笑)

というのはさて置き、蘭生も加え、始皇帝陵までやってきましたパーティーですが、ここから2手に別れようか、てな話が出たことから――最終的には、思いっ切りバラけましたなぁ(^▽^;)

まずは、少恭は、行けば陵のなかへ案内されるだろうからと、取り敢えずは単独行動(のふり(笑)
で、尹千觴(いん・せんしょう)が外にいる青玉壇の弟子たちを引き付けておく間に、残りのメンバーが少恭の後を追って中へ入る――という段取りになったんですが、中へ入った途端に、元勿(げん・ぶつ)に仕掛けを動かされ、早速少恭と引き離されてしまいます。
――はいいんだけど、ちょっと待て元勿。
あそこで上手い具合に少恭だけが近道に通じる部屋に入っちゃったからいいようなものの、万が一で落ちて来た岩に当たったとか、中心部の部屋へ行く途中で、何かの仕掛けに引っかかってたりしたら、どうするつもりだったんだろう?
……ったく、場当たり的な奴だなぁヾ(--;)
(そう言えば、少恭を見た目だけで侮って、要らんことを言って、ひどい目にあわされてたようなヤツでしたっけ)

ということで、少恭とは別ルートで中心部を目指すことになった一同ですが、これが、ゲームの方のダンジョンですと罠の有無をチェックして回避するとかあるようですが、ドラマとしては見せ場を作らなきゃいけないわけで、もう、皆さん、罠にかかる、かかる(^▽^;)

んで、トラップを、踏んだ→瞬間固まった…………から、しばらく間を置いて仕掛けが作動するあたりが、かなり厭なわけですが(^^;)
おかげで、床が割れて下へ落っこちるとか(で、落ちた先がさらにエレベーターだったか?)両側の壁が迫って来て潰されそうになるとかのお約束の展開の他に――なんか、一息ついたら巨大な火の玉がゴロゴロって、インディー・ジョーンズかっ!?(@@!)
(まあ、ダンジョンだからねぇ、やりたくなる気持ちはわかる。てか、私も遊びで書いた小説の中でやったもん(^^ゞ

……のあとが、これまたお約束の、兵馬俑の中から兵士たちが現れて襲い掛かり~の、無数の剣が置かれた部屋では、その剣たちの主である“皇帝の剣”の剣霊に、焚寂剣のような邪剣を持ち込んで皇帝の眠りを妨げたと怒られた上で襲われ~の、果ては悪霊と化した殉葬者の霊に襲われ~ので、その度に陵越(りょう・えつ)大師兄が、紅玉姐が、ついには晴雪が、またまたお約束の、
「ここは俺がくいとめる!お前は先に行くニャー!」
じゃなくて!(^▽^;)

ま…まあ、とにかくそんな感じで、自分が盾となって、仲間たちを先へと進ませます。
(しかも、晴雪に至っては、問答無用で屠蘇クンと蘭生を、扉の向こうの安全地帯へ叩き込むんだものなあ(^▽^;)

ということで2人きりになった屠蘇クンと蘭生――ここは普通、残るのは主役の屠蘇と晴雪じゃないのか? という突っ込みは、当然入るだろうと予測されてたんでしょうねぇ、蘭生自身がそう言って突っ込んでましたし――すべての仕掛けを解除できるという部屋を目指します。
(しかし、そういう部屋の存在を知っていたり、玉横を復元できるという明月珠の存在を知っていたりと、天墉城の弟子たちは博識ですねぇ)

んで、この間に屠蘇クンが、蘭生は自分が必ず守るからと宣言したり、蘭生が死んじゃったら如心姉さんは一生立ち直れないから、必ず生きてここを出ろと言ったり――と、これ、2人が友情を深めて行くなかなかいいシーンなんですが……、同時に、腐女子のいいカモだぞって気もする(^▽^;)

という頃、一人中央の部屋にたどり着いた少恭は、燭竜の鱗を使って過去の光景を再現しますが、そこで目にしたのは、玉横を使って死者を復活させることはできないと、始皇帝に平身低頭する徐福の姿でした。
なんか、古文書の記載が間違ってたとか? で、腹を立てた始皇帝が玉横を叩き割っちゃったわけなんですねぇ。
しかし、これは少恭にとっては、なかなかショックな事実ですよね。

というところへ現れた雷厳(らい・げん)、少恭に不老不死の丹薬を作るようにと命じます。

一方、ようやくすべての仕掛けを解除できる部屋にたどり着いた屠蘇クンと蘭生、
蘭生「(扉が)又閉まった」
屠蘇「かまうな」
慣れたのね(^▽^;)
ここ、結構笑いましたが。

ところがこの部屋、他の部屋のような派手な攻撃はない代わりに、奥の壁に、ホロスコープを連想すると早いかなというような陣形が作られていて、これを解かなければ先に進めないわけですが、失敗すると仕込まれた水銀があふれ出して陵墓の中を満たしてしまうらしいという、なかなかにとんでもない仕掛け。
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(しかも、最初に失敗した時には矢が飛んできたから、他の仕掛けもあるかも(゚Д゚)ノ
という仕掛けを蘭生、信じてるからと屠蘇クンに励まされつつ、頭を絞り、記憶の引き出しを引っ掻き回し、見事クリアします。
前回の『往生呪』と言い、さすが『読書人』(これ、日本語訳では『御曹司』と訳されちゃってますけどね~)を自称しているだけのことはあるというか、紅玉姐が最初に言った、一芸に秀でたものがそれぞれその場に当たればいいという言葉が、ここで生かされているわけですね。ホントここは、蘭生以外の誰にも解けないもん。

で、このシーン、屠蘇クンと蘭生は当然緊迫した状況にあるわけですが、それぞれ他の場所で戦っている千觴大哥、大師兄、紅玉姐、晴雪も、倒しても倒しても次々出てくる敵に、徐々に危機に陥っているわけで、なかなか、ハラハラドキドキのシーンでした。
実際にゲームやってた人は、ここで誰か殉職ってこともあっただろうし、ゲームによっちゃ、ことにダンジョンって、気がついたら囲まれてフクロにされて、あっという間にHPゼロなんてザラだし。

でもって、この戦いの中で紅玉姐が、フッと師尊のことを想うのが、なんとも可憐と言いますか――佳い漢ってのは大概可愛らしいものなんですが、佳い女ってのも可愛らしいものなですな。

ともあれ、蘭生のおかげで奥への扉は開き、他の部屋も、仕掛けは止まりませんでしたが、それぞれ脱出路の扉が開き、はぁ~、やれやれと思ったら――少恭並み(コラ)に一筋縄では行かないわけですな、このダンジョン。
蘭生が、降りてきた鎖を引っ張っている間は、扉が開いていますが、鎖から手を放したとたんに閉じてしまう――つまり、最終的には屠蘇クン、一人で奥に行かなきゃいけないわけなんですね。

そうして、屠蘇クンが奥の部屋にたどり着いた時には、少恭は丹薬の錬成を終えており、“雷厳は高笑い”――と、NECOさんのストーリー解説にも書いてありましたが、ホント、カッカラカッカラよく笑うんだ、このオッサンわ。
その上、気分よ~く悪に酔ってるというのかなぁ。あんまり笑うんで、某漫画の主人公みたく
「笑うな」 バキッ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!
とかやりたくなっちゃったわけですが(笑)
この笑い声に屠蘇クン、雷厳が鬼面2号であると気付くとともに、烏蒙霊谷を襲った張本人であることを知ります。

母と一族の敵に、敢えて焚寂剣を捨てて、天墉城の剣術で挑む屠蘇。
ここは陵墓に選ばれるほどに特殊な“場”だから、天墉城の剣術は通じないと嘯く雷厳の体を、今度は屠蘇の放った召喚獣が貫きます。
が――結構命冥加な奴というか、せっかく作ったアイテムは使わなきゃ勿体ないというか(笑)
一旦はその場を逃れた雷厳、丹薬を呑んで妖魔化し、陵の外へ出て来た一同を襲います。
(ここで巽芳=素錦が、自分の体で少恭を庇ったのには、そこまで本気だったのかと、こちらが本気でビックリしました(^_^;)

しかも圧倒的に強くなった雷厳――なぜそこで岩に変身? しかも手だけ? まあ、グーなのはわかるが。でもって受け止める皆さん、順に並んで繋がって、前へ内力を送ってゆくというお約束なポーズなんですが、即製の―パーティーにしちゃァ豪くチームワークがいいなぁと突っ込みまくって見てたわけですが――その後の雷厳の、あれは、皆の霊気を吸い取ってたわけですかねぇ。
それに気づいた屠蘇、邪気を高めて送り込み、雷厳を倒します。

こうして、一族の仇を取った屠蘇でしたが、一方で玉横の完全体を手に入れた少恭、天命に逆らう決意を固めておりました。
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Comment

 

>ともあれ蘭生、みんなから寄ってたかって遊ばれてるというか、いじられキャラなわけなんですね。

ですね(笑)
こういうコがいると、その場が和むと言うか、仲間内がうまく行ったりしますよね。

>(なるほど少恭が忘れられないわけというか、ホント瑾娘(きんじょう)=素錦とはえらい違いだ)

同感です。瑾娘が逆立ちしたって適わない(_ _;)

>お約束の、
「ここは俺がくいとめる!お前は先に行くニャー!」

あっはっは!でも、まさにそんな感じ~!!(爆)

>(しかし、そういう部屋の存在を知っていたり、玉横を復元できるという明月珠の存在を知っていたりと、天墉城の弟子たちは博識ですねぇ)

私も「よう知っとるなぁ!」と感心しながら観てました(笑)
修行三昧のはずなのにねぇ。

>さすが『読書人』(これ、日本語訳では『御曹司』と訳されちゃってますけどね~)

そうだったんですね。
『読書人』、手元の辞書では、「学者・読書人・インテリ」と訳されてます。なのに、何故『御曹司』なんだ・・・意味が全然通じないじゃないか~。意訳にもなっとらんがな。

>なかなか、ハラハラドキドキのシーンでした。

ホントに、誰か亡くなっちゃうんじゃないかと、ハラハラしました。
コレのせいで、余計にハラハラ。紅玉姐が亡くなってしまうのではないか!?と(^^;)
 ↓
>この戦いの中で紅玉姐が、フッと師尊のことを想うのが、なんとも可憐と言いますか――

紅玉姐、可愛かったですね~。

>が――結構命冥加な奴というか、せっかく作ったアイテムは使わなきゃ勿体ないというか(笑)

そうそう、せっかくの丹薬、いつ飲むんだ?とこっちが心配してしまいました(笑)

>(ここで巽芳=素錦が、自分の体で少恭を庇ったのには、そこまで本気だったのかと、こちらが本気でビックリしました(^_^;)

でしたね。ただ、素錦が死ぬほどの重症じゃなかったのを見て、敵のはずの少恭に繰り出したにしては、必殺の一撃じゃなかったのね?とも思いましたが。

  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2015.07/31 15:47分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: ふく*たま さんへ 

> こういうコがいると、その場が和むと言うか、仲間内がうまく行ったりしますよね。

ハイ。
見てる方も「またぁ~」とか言いながら、和めますし(笑)

> 同感です。瑾娘が逆立ちしたって適わない(_ _;)

本当に、女性としてばかりじゃなく、人間としての格が違いすぎますものね。

> あっはっは!でも、まさにそんな感じ~!!(爆)

でしょ、でしょ(笑)
しかし、誰も「ここは俺が食い止めた。お前は幸せになるニャ」にならなくてよかったです(笑)×2

> 私も「よう知っとるなぁ!」と感心しながら観てました(笑)

やっぱり。

> 修行三昧のはずなのにねぇ。

もしかしてその修業に、みっちり座学も組み込まれてたりして(^^;)
あと「写経して反省!」なんてのもあったんで、向学心や好奇心の強い弟子たちは、その合間に、他の古文書類を読んだりしてたかも、ですね。
(紅玉姐は師尊の調べものか何かのお手伝いもしてたようですし?)

> 『読書人』、手元の辞書では、「学者・読書人・インテリ」と訳されてます。なのに、何故『御曹司』なんだ・・・意味が全然通じないじゃないか~。意訳にもなっとらんがな。

でしょ。他のドラマでは、貧乏な『読書人』だって登場してますしね。
適当な訳が見つからなかったら、そのまま『読書人』にしておいてくれてもよかったのに。
ちなみに、蘭生の場合は『インテリ』というのが一番近いですかね。

>紅玉姐が亡くなってしまうのではないか!?と(^^;)

また、かなり追い詰められてましたものね、紅玉姐。

> 紅玉姐、可愛かったですね~。

はい。
普段が凛としてるから、なおさらで。
おかげで、それまででもかなりお気に入りだったんですが、思わず惚れ直しました(笑)

> そうそう、せっかくの丹薬、いつ飲むんだ?とこっちが心配してしまいました(笑)

出来上がってすぐに飲むのかと思ったら、しまい込んじゃいましたものね。

> でしたね。ただ、素錦が死ぬほどの重症じゃなかったのを見て、敵のはずの少恭に繰り出したにしては、必殺の一撃じゃなかったのね?とも思いましたが。

あら、本当だ。そう言われれば~。
文弱な(に見える)少恭だからと見くびって、全力を出さなかった、とか?
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2015.07/31 20:33分 
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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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