古剣奇譚 第35集~第36集

台風11号(ふく*たまさんのところは大丈夫だったかな?)の影響で、午前中を雨に降りこめられた連休初日。
おかげで、なんとか遅れに遅れていた記事を一つ、モノにすることができました。

が。

欧陽少恭(おうよう・しょうきょう)の言動が、徐々にきな臭くなってきております。
鬼面の賊の一件は片付いたから、大師兄から天墉城(てんようじょう)に報告をという言い方も、何やら「さあさあ、どうぞお帰り下さい」と、追い払わんばかりという感じを受けますし。
で、こういう時、紅玉姐の存在は頼もしい。
鬼面人は3号までいたときっちり把握していて、雷厳のさらに後ろに黒幕がいるようだと推測、天墉城への報告は自分にまかで、陵越(りょう・えつ)には青玉壇を探るようにと助言します。(剣閣の守護者が、そうそう長く留守にするわけにもゆかんしね)

さて。

始皇帝陵で完全体となった玉横を持ち帰った百里屠蘇(ひゃくり・とそ)、風晴雪(ふう・せいせつ)と共にそのことを幽都婆に報告しますが、婆様、玉横を使って邪気を吸い出すなど無謀、人間ごときが玉横を扱えるはずがないと、即刻玉横を幽都に持ち帰るよう命令。晴雪たちの話を皆まで聞かず、通信を遮断してしまいます。……まあ、仮に聞いたとしても、それが脳まで届くかどうか、疑問なんだけどね、この人の場合も(--;)
でもって、この人が何かすると、あまりいい結果にはならないようで_| ̄|○
というのは後のことにして。

幽都へは目的を遂げてから行くという屠蘇の言葉で、まだ彼が母の復活を諦めていないことを知った晴雪は天理に背くことになると反対。どんな術を使うつもりか少恭に聞いて来いと言いますが、屠蘇に相談された少恭、蘇りの術は幽都から出たものだと言った上、蘇りの丹薬を作るには、榣山(ようざん)にだけあるという月霊花が必要だと告げます。
……なんか、ここでも少恭、屠蘇クンと晴雪が仲違いするようにというか、屠蘇クンが晴雪に疑いを抱くように仕向けてるように感じられますなぁ。
剣呑、剣呑(^^;)
というか、少恭的には、屠蘇クンがお母さんの復活を諦めたら拙い理由があるわけなんだよね、きっと。
屠蘇クンが晴雪に幽都に帰れと言ったのは、決してそのせいではないんだけどね。

そんな少恭を、始皇帝陵から帰ってから人が変わったようだと危ぶみ案じる晴雪と方如心(ほう・じょしん)。
実際、外側から見れば、雷厳を倒して巽芳(そんほう)を青玉壇から解放して万々歳のハズなんだけど、ご本人は、巽芳とのことを思い出して涙ぐんだりしてますしね~。
これ、徐福(じょ・ふく)らしい人物が、玉横での死者の復活は不可能と言っていたことと関係がありそうですな。

一方、その巽芳=素錦(そきん)は、雷厳からは解放されたものの、顔を変える薬をもらえなくなったうえ、秘密を少恭に知られた夢を見て怯える日々。
んで、その夢の中で、どうしても少恭の心が自分のものにならなかったらどうすると言われて、毒薬で魂奪って傀儡人形にすると答えましたんでね、アンタ、それ、好きとか愛するとかと違うでしょというか、そんなことが考えられるってコトは、一体少恭のどこを持って好きだと思ってたわけなんだ~~と、頭を抱えつつも、何やら一抹の哀れさを感じないでもありませんでした。

もっとも、可哀想っつったら、如心姐や月言(げつげん)ちゃんの方が倍々どころか数十倍可哀想なんですけどね~。何より『大』のつく善人の上に健気だし。

あ。報われないったら方蘭生(ほう・らんせい)もそうか(笑)
襄鈴(しょう・れい)がお針なんかやってるんで、驚きつつも喜んだら、彼女が縫ってるのは屠蘇クンの服だし、蘭生のことはあくまでも『いいお友達』で、いわゆる意味ではこれっぽっちも好きじゃないと言われちゃうし(^▽^;)
でもって、ちょっと話の先取りになりますが、自分も榣山へ行く気満々だったのに、置き去りにされちゃいますしね。
でも、決して底まで落ち込まないのが蘭生のいいところ~~なんだろうけど、その分、結構無神経かな?
どうやったらモテるんだなどと、見当違いのことを少恭に聞きに行って、そうとは知らずに傷口に思い切り爪を立てちゃったりしてますしね~。こういうところが“お坊ちゃん”なんですね~。

あ。そう言えば、恋愛面については、報われない黒ネコも約一匹いたけど、これは後でいいや(笑)

と、そうこうするうちに旅立ちの準備は整ったようで、青玉壇へ戻って丹薬作りの準備をするという少恭、雷厳の背後の黒幕を探るため、これも青玉壇へ行くという陵越大師兄に別れを告げ、江都を出ようとしていた屠蘇、折悪しく、幽都婆の遣わした歓歓(かんかん)という少女と2人の長老にバッタリ。
後を追って来て屠蘇を守ろうとした晴雪と争いになり、晴雪は傷を負ってしまいます。
さらに、逃げる晴雪と屠蘇を追おうとする長老たちですが、巫咸(ふかん=この場合、どうも男性の巫女というような意味で使われてるみたい)を失った上に巫女まで失うわけにはゆかないと歓歓に制止されます。…………歓歓的には晴雪を庇う意図があったとはいえ、そういうことを言われなきゃわからない、少女より大人げないジイ様達って………………(--;)
つか、幽都では絶対に、この長老たちより亀さんの方がお役立ちに違いない。
(亀の甲は占いに使えるもんな~)

そんなわけで、またも自分のために傷を負った晴雪を案じつつ――というか、案ずればこそ、幽都に帰れと冷たく振り捨てた屠蘇、同城という港町にたどり着きますが、誰も榣山の場所を知らず、唯一知っていそうな刀鍛冶の姚(よう)親方というか鉄匠というんでしょうかね、この場合は? からは焚寂剣かそれに匹敵する宝を、情報の代償に求められ、途方に暮れます。
(しかし、代償をと言われて即財布を出すあたり、屠蘇クンもよくよく色々学んだのね(笑)

一方、自分のことは自分で決める、意地でもついて行くと、そんな屠蘇クンを追いかけた晴雪ですが、長老たちとの争いで霊力を使い果たしており、途中で倒れてしまいます。
そんな晴雪を助け、宿にかつぎ込み、看病する黒曜――こういうところは健気。でもってお医者さんに、亭主じゃなくて許婚と言ったところも、まあ、高得点(笑)

で、こちらもまた、お医者さんから龍骨なんぞという見たことも聞いたこともない高価な薬剤が必要だと言われて途方に暮れ、同じ宿に屠蘇が泊っているにに気付いて焦りつつも、相談にやってきたのが件の姚親方のところで、黒曜、どうやらちょくちょくと世話になっているようなので、広大な中国大陸とはいえ、やはり世間は狭い(笑)
でもって、龍骨というのは船に使うもんでなければ、海にいる大きな魚の骨で(って、まさかクジラじゃないでしょうな(笑)あるのは天墉城と江都と琴川(だったっけ?)で、値が黄金で千両とか言ってましたかな、親方?
って、到底入手不可能ですがな、一介のネコには(^▽^;)

さらには、また又屠蘇クンに捕まってしまい、お前のせいで晴雪が~と言いつつ、彼を晴雪の元へ案内する羽目になるという――いらんコト言いだけど気のいいネコなだけに、さすがに気の毒になってきますな。

ということで、晴雪と再会した屠蘇クン、彼女を連れて姚親方に相談に。そうして晴雪を診察した親方曰く、彼女を治すには高価な薬剤か力の強い妖魔の内丹が必要、とのことでした。
……なんか、この人も、アイテム持ちの茶小乖(ちゃしょうかい)みたいな人だな(笑)

というところへ、“みかじめ料”をよこしやがれと現れたのは、向天笑(きょう・てんしょう)なる人物の弟分で、延枚(えん・ばい)なる若者。
無料で診察してやったんだから、コイツを追い払え~と親方に言われた屠蘇クンに脅され、這う這うの体で退却したこの若者、「よくも弟分をいじめてくれたな💢」とお礼参りに来てあっさりノされ、すっかり屠蘇クンに心服しちゃった(ふりをしてる?)天笑アニキともども、この物語で重要な役割を果たすことになるんですが、それは後日のこととして……

この後非常にウケちゃいましたのが、宿に戻ってからの屠蘇クンと黒曜とのやり取りでして、名前を呼ばれた黒曜、
「百里屠蘇。お前はなんて残忍な奴なんだ」
「?」
「俺を殺して、内丹を晴雪にやろうというんだろう」
し、ま、せ、ん! そんなこと。
第一偶々丹薬呑んで人間化した程度のネコの内丹で、晴雪の霊力が補えるとは思えないし。

黒曜を呼んだのは晴雪を看病させるためで、つまりは、そのくらいには屠蘇クン、このネコを信用してるわけなんですね(笑)
というのはさて置き、晴雪を黒曜に託した屠蘇クン、彼女を助けるための宝か力の強い妖魔を探しに出かけますが、かなり妖魔率の高いこの世界でも、そうそう強力な妖魔は転がっているものではないらしく(笑)
探し探しするうちに屠蘇クン、何やら森だか林だかの中の結界の張られた場所に行き付きます。

そうして――事情も分からないままに、みだりに結界を解いてしまっていいのかにゃ~と思うんですが、結界を解いて中へ入ってみますと――屠蘇クンの前に現れたのは――真っ白な喪服姿だし、前々回に登場したのが幽霊だったので、これもまた幽霊かと思ったら、両親の喪が明けたので、許婚を訪ねて行くという娘さん。

この娘さんが、なかなか活発というかおきゃんというか意思表示がはっきりしてるというか……で、許婚の元まで、彼女の護衛として雇われることになった屠蘇クン、途中、彼女と許婚都の馴れ初め――木槿(むくげ)の花を見に入り込んだお屋敷で呼ばれたんでそこン家の人かと思って一緒にお茶したら彼も家宅侵入罪の現行犯で一緒に逃げ出したのが出合いで、その後旅先で両親が刺客に殺された時に偶然駆け付けた彼に命を助けられて――を聞かせられ、自分も(言葉少なながら)晴雪への想いを語る羽目に。

そうして到着した彼の家でしたが、実は、まだ許婚ではなかったものの、彼女とは相愛のはずの男、卓雲飛(たく・うんひ)は、なぜか彼女を拒み――

というところで、次回に続きます。


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コメント

>台風11号(ふく*たまさんのところは大丈夫だったかな?)

今更~ですが、ご心配いただき、ありがとうございました~ペコリm(_ _)m

>欧陽少恭(おうよう・しょうきょう)の言動が、徐々にきな臭くなってきております。

本当に。
結構、あからさまになってきたなぁ、と感じますね。

>というか、少恭的には、屠蘇クンがお母さんの復活を諦めたら拙い理由があるわけなんだよね、きっと。

どうでも諦めきれない少恭が、本番前のリハーサルをしたいんじゃないか、と私は見ているのですが。

>そんなことが考えられるってコトは、一体少恭のどこを持って好きだと思ってたわけなんだ~~と、頭を抱えつ つも、何やら一抹の哀れさを感じないでもありませんでした。

それも執着の一つの形っていうことなんでしょうかねぇ。

>そういうことを言われなきゃわからない、少女より大 人げないジイ様達って………………(--;)

そういえば、晴雪はまだ正式に巫女になったわけじゃないっぽいですが、それでも、幽都婆の身内みたいなもんだろうに、その割には、長老たちの、晴雪に対する敬意みたいなものは、微塵も感じませんでしたね。
幽都の大人って、皆、あんな尊大で居丈高なんだろうかって感じです。

>(しかし、代償をと言われて即財布を出すあたり、屠蘇クンもよくよく色々学んだのね(笑)

そうそう、ここ、結構笑いました(笑)
反応早かったですよね~。

>いらんコト言いだけど気のいいネコなだけに、さすがに気の毒になってきますな。

今回は、黒曜が何だか切なかったです。晴雪は大事だけど、自分を犠牲にしてまでは~、でも、それを気に病んだりする辺りが、何とも。

>第一偶々丹薬呑んで人間化した程度のネコの内丹で、晴雪の霊力が補えるとは思えないし。

そうそう。人の話はちゃんと聞きなさいってね(笑)
力の強い妖魔の内丹って言ってたのに。

>この娘さんが、なかなか活発というかおきゃんというか意思表示がはっきりしてるというか……

こういう娘さんでないと、許嫁の元まで押しかけて行こうとは思わないでしょうしね(笑)
なかなか可愛くて好感が持てました。

Re:ふく*たま さんへ

> 今更~ですが、ご心配いただき、ありがとうございました~ペコリm(_ _)m

いえ、いえ。被害がなくて良かったです。……って、こちらも今更ですが(^^ゞ

> 本当に。
> 結構、あからさまになってきたなぁ、と感じますね。

ねぇ。
ちなみに、以前に見たお他所のブログで、少恭がブラック少恭化して~~と書かれているところがあったんですが、このあたり以降のことのようです。(さて。どこまで暗黒化してゆくのか……(-_-;)

> どうでも諦めきれない少恭が、本番前のリハーサルをしたいんじゃないか、と私は見ているのですが。

なるほど。
そう言えば41集だかで、初めて作った薬だからと~~って、ネタバレさせちゃってる!(^_^;)

> それも執着の一つの形っていうことなんでしょうかねぇ。

でしょうかねぇ。
ただ、壊してでも自分のものにしたい、というのは~~かなり歪んでますよね。

> そういえば、晴雪はまだ正式に巫女になったわけじゃないっぽいですが、それでも、幽都婆の身内みたいなもんだろうに、その割には、長老たちの、晴雪に対する敬意みたいなものは、微塵も感じませんでしたね。

でしたね。
巫女と訳されていますが、こちらも中文版では『霊女』で、より神聖な感じを受けるんですが、長老たち、自分たちは『霊女』より偉いと思っているような。

> 幽都の大人って、皆、あんな尊大で居丈高なんだろうかって感じです。

千觴大哥=風広陌が、記憶を取り戻したがらないわけです(^▽^;)
幽都の人間、全員若いうちに、社会勉強に外界へ出すべきでは。

> そうそう、ここ、結構笑いました(笑)
> 反応早かったですよね~。

でしたね~。
私も、ホント受けました(^m^)

> 今回は、黒曜が何だか切なかったです。晴雪は大事だけど、自分を犠牲にしてまでは~、でも、それを気に病んだりする辺りが、何とも。

うぬぼれが強そうだけど、意外に純で、いいヤツですものね。
そうして、気に病むあたり、本当に、晴雪に対して本気なんだな~と思うと……
確かに、こういう片思いって、なんとも切ないです。

> そうそう。人の話はちゃんと聞きなさいってね(笑)
> 力の強い妖魔の内丹って言ってたのに。

それか本猫、自分では力の強い妖魔のつもりなんでしょうか(笑)
(最初の方で登場した姑獲鳥の方が強い気が――というか、襄鈴と対決させても、襄鈴の方が勝つ気がしますが(^▽^;)

> こういう娘さんでないと、許嫁の元まで押しかけて行こうとは思わないでしょうしね(笑)
> なかなか可愛くて好感が持てました。

はい。
屠蘇クンとのやり取りも楽しくて。
幸福になってほしいタイプの娘さんなんですが。

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