古剣奇譚 第39集~第40集

古剣奇譚の後番組、なんと『孫子兵法大伝』だそうです。それって武侠?
まあ、何年か前の夏休みには『大秦帝国』のダイジェスト版の方をやってたからなぁ。いいケド。
あ。初回放送は午後9時からですので、お間違いなきよう。
(しかし、メンテナンスでも無さげなのに、なんで?)

さて。

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丹薬を作るために、尹千觴(いん・せんしょう)、巽芳(そんほう)と共に青玉壇へ戻った欧陽少恭(おうよう・しょうきょう)ですが、その頃の青玉壇はと言うと、あそこも日月神教みたいに弟子に毒薬を飲ませて、定期的に解毒剤を与えてたんですね~。その壇主の雷厳(らい・げん)が死んじゃって、解毒薬の在処もわからなくて、弟子たちが騒ぎ出してるんだけどどうすりゃいいんだとすったもんだ。
そこへ、戻って来た少恭が、自分なら助けになれると言ったものだから、これはもう、背に腹は代えられないの絵に描いた見本。一も二もなく、少恭を新たな壇主として迎え入れます。

一方、ようやく榣山の場所を知ることができた百里屠蘇(ひゃくり・とそ)。
船の持ち主でもあり冒険好きの向天笑(きょう・てんしょう)は大乗り気ですが、雷雲の海を越えて行かなければいけないことを知っている延枚(えん・ばい)は危険すぎると猛反対。
すったもんだのやり取りの末、まだ体の癒えていない風晴雪(ふう・せいせつ)を案じた屠蘇は、延枚と2人で榣山へ向かうことに――って、なんでこうなる~(;´Д`)と延枚、思ったことだろうね。
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(しかし、空も飛べる船、しかもなんとなく飛魚型というのが、いかにもファンタジー(笑)

ところが2人の行動を見通した晴雪と向天笑はすでに船に乗り込んでおり――天笑たちにつつかれて晴雪の機嫌を取ろうとする屠蘇クンが、見てて楽しかったですが(笑)
記憶にないままに、晴雪を喜ばせようと、そのあたりにあった木切れで人形を掘り始める屠蘇クンと、それを見て機嫌を直す晴雪ってのが、なんとも可愛かったです。
なんだかんだ言っても、好きなんだもんねぇ、お互いに。

と、そうこうするうちに船は雷雲の海に差し掛かり、激しい揺れのため、晴雪と、彼女を助けようとした屠蘇は、船の外に投げ出されてしまいます。
そうして――よく無傷で助かったなと思いますが、2人が落ちた先は、なんと蓬莱(@@;)。

そこで2人は、その地の記憶している少恭と巽芳の姿、2人の愛と別れを目撃することになります。
自分の知っている巽芳と少恭とは印象が違うという晴雪と、天災や苦難で人が変わったんだろうとさらっと流す屠蘇。
屠蘇クン、頭はいいのに、こういうところはアッサリしてるというか、人がいいというか……(^^;)
(ひょっとして天墉城での生活で、他人の言動はあまり考えずにさらっと流すというクセがついたのか?)

しかし少恭、出会ってストレートに巽芳と結ばれたわけじゃなく、それなりの葛藤があって、そうして、むしろ巽芳の強い意志と愛に押し切られたわけなんですねぇ。
でもって、2人が離れ離れになる原因となった少恭の重病というのにも、何やらもう一つ裏がありそうな。

ともあれ、この場からの脱出路を探す2人。天空にあいた穴から屠蘇の御剣の術で飛び出すわけですが、その2人が最後に見たのは、必死で天災から島を守ろうとし、ついに力尽きて倒れた巽芳の姿でした。
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巽芳さん、ここで顔に酷い傷を負った上に、白髪になってしまった――のは、おそらく霊力を使い果たしてしまったんでしょう。寿命も相当に消耗したかな。
(巽芳さんが傷を負ったところで、晴雪が見ていられないといった様子で顔をそむけたのが、女性の反応だな~と感じました)

という頃の青玉壇。
物陰に倒れている夢魂枝を飲んだ弟子(そういうものを、そのへんに放置するなって!)を発見した千觴、かつて、この青玉壇で、少恭に密室に案内されたこと、そこで、夢魂枝を飲んで眠りについている人魚を目撃したことを想い出します。
さらに少恭、奇病で亡くなった婦人を、当人の了解を得てですが、治療法の解明のために解剖もしており――つまりは千觴大哥、医学だって綺麗なところばっかりじゃないんだぞ、というところを少恭に見せられたわけですが……、反感を感じた――と言うほどではないかな? それでも、少恭の言葉をそのまま当然のこととして受け取れなかったのは、少恭の中に、医師とか学研としての純粋な探求心以外の、何か不穏なもの、暗いものを感じ取ってしまったからではないでしょうか。

それでも、いろいろ考えた末、自分には少恭を非難する資格はないと言い、その時の少恭を丸ごと受け入れることにした千觴大哥だったはずですが――あれだけ印象的な事柄が記憶から抜け落ちてたってことは――まさか少恭、酌み交わした酒に一服盛りましたか?
(部分的に記憶を欠落させるなんていう、便利な薬があれば、ですが)
(いや。一服盛っといて、暗示をかけるというのなら可能か(^^;)

ともあれ、これは放置しておけない、助けてやれないのかと言いに来た千觴に、その弟子は丹薬に夢魂枝の種が混ざっていたものを好奇心で呑んでしまったものだろうが、自分は助けてやらないと言い切り、始皇帝陵以来人が変わったようだという千觴に対し、瑾娘(きんじょう)の行方はわかったのかと、早々に話題を切り替えます。
瑾娘の話になると千觴が食い付いてくるの、わかってますからね~。それで、瑾娘の行方を知っていそうなのは元勿(げん・ぶつ)だから――って、早々に追い払ったな ヾ(--;)

で、その少恭ですが、元勿から周辺の住民が、『清骨丹』という丹薬を求めてやってきていると聞き――その薬、中文版で確認したら、毒を以て毒を制する薬だと言ってましたから、中毒性もあるのかな? で、丹薬をもらったことから、自分には仙縁があると思い、やがては不老長寿を求めるようになる――みたいな感じに読み取れたんですが、ともあれ、最初は好意でしてやったことだけれど、人間の欲望には際限がない。だったら、欲しがるだけくれてやって最後には――という具合で少恭、段々と本性というか、内側の暗黒面をむき出しにしてきます。
……いい出会いも一杯してきたはずなのに、内側にそれだけ黒いものを抱えてたって、どれだけ酷い目に遭って、どれだけ穢いものを見て来たんだろうなぁ、少恭って。

という頃の晴雪と屠蘇。
屠蘇クンの御剣の術でたどり着いた島で、歩いているうちに、とある洞窟にたどり着きます。
と、そこは、荒涼とはしていますが、屠蘇が度々夢で見た場所にそっくり――というわけで2人、ようやく(と言うか、運よくというか)榣山に到着、月霊花を手に入れます。
途端、湖面から龍が現れて襲いかかり、応戦しようとした晴雪は失神。
焚寂剣で攻撃を退けようとする屠蘇に、龍は人の姿に変身して話しかけます。

――ということで――どこかで出て来るんだろうなぁと思っていましたが、ついに、すべての始まりの元となった慳臾(かんゆ)登場。髭を生やして、ちょっと年を取ったか――と思ったら、そろそろ寿命が尽きるんだそうです。
で、屠蘇の中に古い友人の『気』を感じるというという慳臾、なぜ榣山や慳臾の夢を見たのかと問う屠蘇に、自分と太子長琴の物語を語って聞かせます。
(その間、慳臾の希望で晴雪は気絶状態(^^;)

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太子長琴の衣装が、少恭がよく着ているのと一緒、というあたりがミソなんだろうなぁ(笑)

この慳臾の話によると、捕えられた慳臾を長琴が逃がした、この時の一戦で不周山の天柱が崩壊、天地が覆ったのを伏羲(ふっき、ふくぎ)が修復して 女媧(じょか)人間を作った。で、慳臾を捕える役だった火と水の神は海底で千年の謹慎。慳臾は自由を奪われ神々の輿とされましたが、後に治水の功績で罪を償うことができました。が、太子長琴は鳳来琴を壊され仙籍を消され、愛とも情とも無縁な孤独な存在として人間界に永久追放されます。……長琴への罰が一番重いな(--;)
つか、償いも赦しもないじゃんね。

で、慳臾はずっと長琴を心配して探していたんですが、今日になってようやく、その仙霊の半分を持つ人間と会うことができた――と喜んだ慳臾ですが、同時に、屠蘇クンにとんでもないことを聞かせます。
それは、いずれは屠蘇クンが長琴の仙霊に乗っ取られるだろうこと。そして、現在、師尊の封印のおかげで命を保ってここまで成長できましたが、封印を解いた場合、仙霊の強大な力を得ることはできますが、肉体の方がその力に耐えられず、三日後には魂魄が散ってしまう、つまり屠蘇クンは消滅してしまう、というのです。
それでも、この榣山まで来られたということは、ただの人間ではないから、邪気を取り除く方法が見つかるかもしれないと希望を与えてくれた上、“正”の気も注いでくれるという――登場しても、もっとこうグレちゃってて悪龍になってて、屠蘇クンたちは戦わなきゃいけないのかなぁと予測したこともあったんですが、意外なほどにまっとうなというか善い龍で――というか、なんか、達観してるカンジ、みたいな?

自分はもうじき寿命が尽きるけれど、心残りは2つだけ。もう一度長琴の琴の音が聞きたかったのと、龍になったら長琴を乗せて天地を巡り、美しい景色を見せてやるという約束を果たしていないこと、と、非常に欲の無いことを言いますしね。
そうして、自分は琴は弾けないけれどと、代わりに草笛を吹く屠蘇クンに喜んだ慳臾、一緒に天地を巡らないかという誘いを断った屠蘇クンに、ならば、その気になったらこれを使えと、自分の鱗を一枚与えます。

さらに、人を蘇らせることについても、人の魂魄には生まれながらに運命が刻まれており、それを変えることは天の理(ことわり)を崩し、災厄を引き起こすと、これまた重要な情報を開示。
……なんというか、ゲームで、話しかけると重要なアイテムをくれたりするNPC(ノンプレイヤーキャラクター =non player character)がいますけど、典型的なそれって感じですかね。

さて、そうしまして……
あと半分の長琴の仙霊はどうなってしまったのだろうと案じながら慳臾が去って、そこでようやく意識を取り戻した晴雪、当然、何があったのかといろいろ聞きますが――
君が死んでしまったのかと心配でというだけで、あとはひたすら晴雪を抱きしめる屠蘇。
……どちらの形であれ、それもかなりの確率で自分が消滅する可能性を告げられればねぇ。
それでも、やるべきこと、出来ることを一歩ずつ進めて行こうとする屠蘇クン。強いなぁ。

そうして洞窟を出た2人、船の修理(結構大破してた(^▽^;)を追えたらしい向天笑たちと合流、同城へ戻ります。
(こういう時に延枚の顔を見ると、結構和むような(笑)

一方、元勿を問い詰め、巽芳が実は瑾娘であることを聞きだした千觴、
(元勿もまた、黒曜並みに討たれ弱いから(~_~;)
そのことを少恭に告げますが、少恭は信じようとしません。

というところで、次回に続きます。


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>古剣奇譚の後番組、なんと『孫子兵法大伝』だそうです。

まぁ、また地味な番組を・・・(^▽^;)
私は、以前、BSで放映してたのを1度見ているので、まぁ、今回は見なくてもいいか、って感じですが。

>(しかし、空も飛べる船、しかもなんとなく飛魚型というのが、いかにもファンタジー(笑)

そう、ファンタジーだったんですよね(笑)
ワタシ、普通に海に漕ぎ出すんだと思っていたので、一体どんな世界なんだ!?と吃驚してしまいました。

>記憶にないままに、晴雪を喜ばせようと、そのあたりにあった木切れで人形を掘り始める屠蘇クン

幼いころと考え方が変わらないんだな~と、思わず笑っちゃったシーンでした。

>屠蘇クン、頭はいいのに、こういうところはアッサリしてるというか、人がいいというか……(^^;)
(ひょっとして天墉城での生活で、他人の言動はあまり考えずにさらっと流すというクセがついたのか?)

あはは、それもあるかもしれませんが、自分も天墉城から下山して変わった部分があるので、「人は変わるものだ」という意識があるのかもしれません。

>でもって、2人が離れ離れになる原因となった少恭の重病というのにも、何やらもう一つ裏がありそうな。

ですね。この重病を癒したのが寂桐さんなんでしたっけ?

>それでも、少恭の言葉をそのまま当然のこと として受け取れなかったのは、少恭の中に、医師とか学研としての純粋な探求心以外の、何か不穏なもの、暗いものを感じ取ってしまったからではないでしょう か。

何だか、すごく不穏な感じでしたよね、少恭。
今までも相当胡散臭いとこはありましたが、本性を現してきた感じでしょうか?

>あれだけ印象的な事柄が記憶から抜け落ちてたってことは――まさか少恭、酌み交わした酒に一服盛りましたか?

言われてみれば、そうですね。
今回のことも、自閑荘での幻覚が引き金になってそうですし、確かに、少恭に忘れるよう操作された可能性はありそうですね~。

>……いい出会いも一杯してきたはずなのに、内側にそれだけ黒いものを抱えてたって、どれだけ酷い目に遭って、どれだけ穢いものを見て来たんだろうなぁ、少恭って。

情にも愛にも見放された永遠に孤独の身―って罰ですものねぇ。

>……長琴への罰が一番 重いな(--;)
つか、償いも赦しもないじゃんね。

ですよね。この罰の不公平さは何なんでしょう?

>意外なほどにまっとうなというか善い龍で――というか、なんか、達観してるカンジ、みたいな?

噬月玄帝が恨みに凝り固まってたことを思えば、確かに、真っ当に生きてますね(笑)
罪もちゃんと償って、許されてるし。

>それでも、やるべきこと、出来ることを一歩ずつ進めて行こうとする屠蘇クン。強いなぁ。

同感です。
自分が消滅してしまうって宣告を受けて、尚、冷静でいられるって、スゴイです。
(ポーカーフェイスだから表に出ないだけ?(^^;)

Re: ふく*たま さんへ

> まぁ、また地味な番組を・・・(^▽^;)

ねえ。
なんか、極端から極端へって感じですよね。

> 私は、以前、BSで放映してたのを1度見ているので、まぁ、今回は見なくてもいいか、って感じですが。

あ。そんな感じなんだ(笑)
そういえば私も、BS放送中に何話か見たんですが、続けてみるほどの気にはならなかったので~~
う~ん。どうするかな……。

> そう、ファンタジーだったんですよね(笑)

そう。ファンタジーだったんですよ~(笑)

> ワタシ、普通に海に漕ぎ出すんだと思っていたので、一体どんな世界なんだ!?と吃驚してしまいました。

普通、そうですよね。
私の場合は、いろいろ拾い見しているドラマの中で、普通の船が法術で空を飛んでたのがあったので、多少は慣れてたらしく、「あらまあ。空を行くのね」程度の驚きで済みました。

> 幼いころと考え方が変わらないんだな~と、思わず笑っちゃったシーンでした。

三つ子の魂百まで。違いますか(笑)

> あはは、それもあるかもしれませんが、自分も天墉城から下山して変わった部分があるので、「人は変わるものだ」という意識があるのかもしれません。

ああ、なるほど。
そう言う面でも、屠蘇クンは柔軟で(笑)

> ですね。この重病を癒したのが寂桐さんなんでしたっけ?

と、少恭は言ってましたね。
それと、25集でも烏蒙霊谷へ行ったときは病み上がりで云々と言ってましたから、本当に重病を抱えてはいたようですが……
(もう、少恭については、とことん言葉と行動の裏を考えなきゃって感じになってきてます(^▽^;)

> 今までも相当胡散臭いとこはありましたが、本性を現してきた感じでしょうか?

そんな感じですね。
というか、あれは、本性をチラリと見せて、千觴大哥を試したんでしょうか?

> 今回のことも、自閑荘での幻覚が引き金になってそうですし、確かに、少恭に忘れるよう操作された可能性はありそうですね~。

利用もしていたけれど、少恭は少恭なりに、千觴大哥を気に入っていたようですものね。
余分な記憶は消しておいた方が、スッキリ付き合える……少恭の考えそうなことの気が(-_-;)

> 情にも愛にも見放された永遠に孤独の身―って罰ですものねぇ。
> この罰の不公平さは何なんでしょう?

ドラマの中の天界は、かなり不公平というイメージがあったんですが、それにしてもこれはひどすぎますものね。
長琴が天を恨むわけ、ではありますが……

> 噬月玄帝が恨みに凝り固まってたことを思えば、確かに、真っ当に生きてますね(笑)
> 罪もちゃんと償って、許されてるし。

元々が穏やかで善良な性格の龍さん(あ。当時は水蛇ですね)だったんでしょうね。
それにしても……罰というものは、ちゃんと『償い』と『許し』がセットになっていないといけない、といういい例でもあるようです。

> 自分が消滅してしまうって宣告を受けて、尚、冷静でいられるって、スゴイです。

まったくです。
自暴自棄になってグレちゃっても仕方がないのに~~って、世間をあまり知らない屠蘇クンだから、グレ方も知らないか(^▽^;)

> (ポーカーフェイスだから表に出ないだけ?(^^;)

あ~。それは、すごくアリかも(笑)
プロフィール

rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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